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2023年05月22日06:45

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憲さん久しぶりに落語を聴く! 入船亭扇遊師匠『木乃伊取り』

フォト


※画像は入船亭扇遊師匠

“角海老”と書いて「かどえび」と読む。

助平な方ならピンとくるであろう。

現在でも角海老といえば性風俗産業のソープランドを経営する「角海老」グループを思い起こす。

参考

【角海老】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E6%B5%B7%E8%80%81

憲さん随筆
考察、高尾太夫と久蔵は後朝(きぬぎぬ)の別れを惜しんだのだろうか?(落語「紺屋高尾」考)
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-81e5b6.html

冒頭に「角海老楼」についての考察が書かれている。

憲さんの手許に吉原神社で2500円の大枚をはたいて購入した「吉原今昔図」がある。

参考

【吉原今昔図】
https://blog.kiso-ten.com/2020/03/01/post-1588/

この図の“明治27年”、“大正12年(関東大震災時)”、“昭和20年(東京大空襲時)”、“昭和33年(公娼廃止時)”と一貫して中之町通り(吉原のメインストリート)と京一通りの交差点にあるのが「角海老楼」である。

地図で見ても吉原一の大きさを誇っており、すなわち日本一の遊郭であった。

在りし日の角海老楼には時計塔があり、東京の名所としても有名で絵葉書にもなっていた。

角海老楼は吉原随一の大楼で格式が高く庶民は近寄れず御大尽の遊興の場であった。

参考

幕末〜明治、在りし日の吉原遊郭の古写真を街並みにスポットを当てまとめました!
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_27931/?p=2

今朝はその角海老楼を舞台にした落語を聴いた。

・・・・・・・・・

憲さん、久しぶりに落語を聴いた。

土曜日の早朝4時半からのNHKテレビで放映する「日本の話芸」の再放送の時間が変わってしまいこの間トンと落語番組を目にすることがなくなった。

そして、何よりも小三治師匠が一昨年に亡くなったのが駄目押ししたのかもしれない。

参考

【10代目柳家小三治】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%B6%E5%B0%8F%E4%B8%89%E6%B2%BB

憲さんの親しんだ名人上手がいなくなり寂しい限りである。

そんな折に昨日、今日と連休だったせいもあり今朝は2時に起床した。

日曜日の早朝ということでフと新聞のテレビ欄に目を通すと案の定今日の早朝4時からTBSテレビの「落語研究会」の放送日であった。

演目は入船亭扇遊師匠の「木乃伊取り」である。

参考

【入船亭扇遊】
https://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=77

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E8%88%B9%E4%BA%AD%E6%89%87%E9%81%8A

【木乃伊取り】
http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/miiratori.html

落語「木乃伊取り」の舞台を歩く http://ginjo.fc2web.com/256miiratori/miiratori.htm

「木乃伊」と書いて「ミイラ」と読む。

この演目の題名は成句である「木乃伊とりが木乃伊になる」からきている。

参考

【ミイラ取りがミイラになる】
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9F%E3%82%A4%E3%83%A9%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%83%9F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-637047

憲さん随筆リバイバル 木乃伊とりが木乃伊になる。河井克行を刑務所にブチこめ!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-1a3e67.html

「木乃伊とりが木乃伊になる」の成句について解説している!

この噺、まさにその成句を地でいく噺である。

噺の内容としては若旦那が遊郭に登楼してはまってしまい、父親が腹を立てて息子を勘当すると言い出し、困った番頭が意見をしに行くというところは「二階ぞめき」と酷似している。

参考

【二階ぞめき】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%9A%8E%E3%81%9E%E3%82%81%E3%81%8D

また、若旦那を迎えに行った飯炊きの清蔵が、若旦那に酒を勧められてだんだんと酔いがまわり、人格と言動が変わっていくのは、『らくだ』の屑屋の久六に似ている。

参考

【らくだ (落語)】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%89%E3%81%8F%E3%81%A0_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)

いずれにしても見所満載の楽しい落語である!

入船亭扇遊師匠は故九代目入船亭扇橋師匠の弟子である。

参考

【入船亭扇橋】
https://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=16

扇橋師匠も亡くなって8年か〜。

憲さん好きだったよな〜。師匠の飄々とした噺!

ちなみに憲さんは以前この入船亭扇遊師匠の廓噺「突落し」の随筆を書いている。

こちら

憲さん随筆
憲さん、日本三大廓悪噺の一つ、幻の『突落し(つきおとし)』を初めて聴く!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bd5ec1.html

この『突落し』より今回の『木乃伊取り』の方が断然面白いし楽しめる!

それにしてもこの扇遊師匠の廓噺はなんとも聴いていて楽しい限りである。

あの遊んでる御大尽たちのニコニコ顔がなんとも言えない!

( ̄ー ̄)ムフフ

扇遊師匠、いぶし銀の語りである。

・・・・・・・・・

昭和の名人も亡くなり、平成の名人もいなくなっていき寂しい限りであるがまだまだ憲さん聴いていない噺もたくさんあるし、聴いていない噺家もたくさんいる。

これからも頑張って落語を聴いていかなくてはと改めて日曜日の早朝に思った次第である。

どーよっ!

どーなのよっ?

※それにしてもTBSテレビの「落語研究会」の放送時間はもう少しどうにかならんのかね?

参考

【落語研究会】
https://www.tbs.co.jp/rakuken/

まったく!

全員が全員録画機能の機械をもってる訳でもないのだから!

(´Д`)=*ハァ〜

東京新聞に投書しようかしら?

(´艸`)くすくす

参考(扇遊師匠の音源がないので!)

小三治師匠の「ミイラ取り」
https://youtu.be/RcHIdyu7WIo

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