親子で襲名していく歌舞伎界を描いたTVドキュメンタリーで、
確か当時はまだ染五郎だったと思うのだが、こどもの初舞台の修行を中心にした番組。
もちろん親も舞台にでる。
楽屋に片岡仁左衛門が激励に来て、染五郎が演技について質問する。
と、仁左衛門はいきなり膝を崩してにやーっと、ものすごい色気のある顔になり、
染五郎をぐっと抱きよせたので見てるほうはびっくりした。
画面であれほどの迫力であれば、その場にいたら
まわりで見ている人間まですーっと引き込まれる魅力だったに違いない。
そういう顔の使い分けができる人間。
そういう人間の集団。
非常に特殊だと思う。
もちろん天性もあると思うが、修行もしているに違いない。
どういう?
性的にどれだけ放埓であろうと「芸のこやし」と昔は言われ、
見て見ぬふりをされた社会だったはず。
ただその場合、相手をするのは「性の玄人さん」たちがメインだった。
「性の玄人さん」が公にいなくなった今は、どうしているのか?
閉鎖社会の価値観や伝統が、外の社会と合わなくなってきている。
いいことか悪いことか、は単純に判断できないと思う。
外部の人間が外部の価値観でわいわい言うのも違う気がするし、
だからといって「そういうしきたり、やり方」を押し通すのも無理になってきている。
ちょっと前だが、相撲のとき土俵上で急病人が出て、
たまたま観客の女性看護師が救助に向かったら
「女性は土俵から降りて」というアナウンスがかかったことがあった。
伝統であろう。
人命救助は何より優先、というといかにも正義であるが、
それをいうなら人体をあんなに太らせて行うスポーツは人権を無視しているのでは?
いいも悪いも、変わらなくてはならない。
誰が、どうやって?
難しい。
市川猿之助と両親が自宅で倒れ救急搬送 母親と父親・段四郎さん死亡確認 本人は意識もうろう
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7415460
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