《P分署捜査班 集結/マウリツィオ・デ・ジョバンニ》
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イタリアのナポリを舞台にした警察小説です。
本書はシリーズ第一弾。
重大な不祥事を起こした
悪名高きピッツォファルコーネ署へ、
各分署の鼻つまみ者が集められた場面から
物語は始まります。
鼻つまみ者といっても、
個性が強く、個々にちょっとした
問題を抱えているだけで、
組織のはみだし者ではあるけれど、
刑事としては実力のある者たちです。
また、ナポリといえば、
ローマ、ミラノに次ぐ第三の都市。
その中でもピッツォファルコーネ署は、
もっとも治安の悪い地域を管轄しているという設定。
なんとも魅力的な幕開けです。
捜査員たちのプライバシーの描き方も上手く、
そのことによって面白味が増しているといえそうです。
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