MiG-21戦闘機をルーマニアが全廃するそうで。
ルーマニア国防省は5月9日、空軍で60年以上にわたって運用してきたMiG-21戦闘機を
5月中に退役させると発表たそうです。
MiG-21は初飛行は1955年6月16日で、1万1000機以上が生産されたベストセラー機。
ルーマニア空軍に初めて引き渡されたのは1962年2月13日で、
総勢約40機が納入されました。
独自やイスラエル企業による改良で半世紀以上国防を担ってきましたが、
旧式化のため退役を決定。
代替機としてポルトガルやノルウェーなどから中古のF-16戦闘機を導入するようです。
ルーマニアの全廃で、北大西洋条約機構加盟国でMiG-21を運用するのは
クロアチアのみだそうです。
そんなニュースの最中、南米の大国アルゼンチンは超音速戦闘機の老朽化で全機退役。
その後、新鋭機が決まらなくて混乱しているようです。
F-16の中古機やフランスやスウェーデンなどEUの各戦闘機、
はたまた先程記事にした
Mig21まで入手不可能な様子なのです。アルゼンチンと言えば、フォークランド紛争で
当時最新ではないもののミラージュ�靴筌轡絅撻襯┘織鵐澄璽襪覆�
結構な航空戦力を投入して、イギリスに少なくない損害を与えた訳ですが、
それが落とし穴となります。
フォークランド諸島周辺の紛争は停戦となっただけで、不安定なままです。
そして、戦闘機製造にも訪れた近年のグローバル化で「イギリス製重要部品」
を装備した戦闘機が非常に多く、過去敵国であったソビエト製戦闘機にまで
採用されている訳です。
イギリスが敵対国として重要部品の輸出を禁止すれば自動的に
それら戦闘機は導入不可能な訳で、
精密機器でもある超音速戦闘機の代替部品を見つけるにも困難が伴います。
戦争の形態の変化が如実に現れた話だと思います。
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