100兆円も国債が発行できる、という事実がすごいことだが、それはその100兆円を出す「人」がいるからだよ。
多くは機関投資家なので、所謂利息分はその機関投資家に入ることになる、割と投資としては分かり易くて確実な方法なので、銀行などは大枚はたいて引き受けてくれる。
とはいえ、「物価高」に入った事実が大きいと感じる。
日銀はずっとインフレ誘導をしているのに、物価がまるで上がらずむしろデフレになっていたわけだから、デフレだと返済が苦しくなるのが借金というもの。
逆にインフレ進行のフェーズならば、将来的な返済の重みが減るので、思い切って国債発行しても「なんとかなる」とか思うのだろうか?
どう転んでも、返済は税金でやるしかないわけだから、インフレかつ経済拡大が欲しい条件。経済拡大が見込めるようなイノベーションがあるのかが分かりにくい、所謂IT革命は何十年も前に想起された程の成果を上げてきているようには私には感じられない。
1985年のつくば博覧会に行ったときに、遠く離れた人たちと話をする、いわゆるテレビ会議システムを体験した。実際現在ではZoomなんかを使えば簡単に遠くの人の顔を見ながら話はできるのだけど、相変わらず会議は会議室で行われているだろ、、、
コロナ禍で遠隔で仕事をする機運が高まったのに、人間というのは対面に戻ってしまう。なんだろうね、技術的な「何か?」が足りてないのかな?
そういう所にまだイノベーションの余地があるといえばそうなのだが、1985年に体験した時には、10年後にはこれが普通になっている、ぐらいの感想はあった。
38年経ったんだよ、、ちょっと遅々としている印象はいなめない。
未だに公園で缶ジュース飲んだら、缶を引き取りに来てくれるロボットとかいないしね。むしろゴミは各自持ち帰りになっちゃってるし、時代は後退しているともいえる。
手塚おさむが、鉄腕アトム、描いたころには夢の21世紀(今から20年以上前)には、ほとんどの仕事をコンピュータとロボットがやってくれていることになっていたはず。私もそうなるだろう、とか思っていたが、
板の様なデバイス
を持ち歩いているだけで、結局人間が色々やらんと何も進まない世界は余り変わってない。
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■国の借金、22年度末1270兆円=物価高対策で過去最大
(時事通信社 - 05月10日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7406051
財務省は10日、国債などの残高の合計である「国の借金」が2022年度末時点で、前年度末比29兆1916億円増の1270兆4990億円になったと発表した。7年連続で過去最大を更新。新型コロナウイルス対策に加え、急激な物価高への対策などで国債の発行が増えたことが響いた。
国の借金は国債、借入金、政府短期証券の合計。内訳では、国債のうち普通国債残高が35兆6862億円増加し、1027兆973億円となった。年度ベースで、普通国債の発行残高が1000兆円を超えたのは初めて。
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