試合当日から数日遅れとなりながらも、先週火曜日に行われた武藤敬司引退試合をアベマで観ました!
最後の相手である新日の内藤は、幼少の頃から武藤に憧れてプロレスラーを目指し、トレーニングのキツさでも知られる浜口ジムを経て新日に入門。
次代のエースの見なされたものの、長らくファンから支持されないレスラーでした。
そして、11年前には武藤と対戦するも完敗。
そんな内藤でしたが、2015年にロスインゴを結成してからは、新日最大のスターとして、それまでとは大逆転のレスラー人生を歩むようになりました。
内藤が入門した頃には武藤は既に全日に移っており、レスラーでありながら新日のファンクラブに入っているくらい新日大好きな内藤、新日を止めた武藤に対して複雑な想いも有ったのでしょう。
それまでに集めていたグッズなどはそれで捨てたとも言います。
それでも武藤に憧れてプロレスラーを目指したのは間違い無い訳で、いみじくも内藤自らが口にした、「武藤選手引退試合の相手に指名された事を、中学生の内藤少年に教えてあげたら、大喜びするでしょうね」
というのは、やはり内藤の本心なのでしゃう。
あまりにも出来すぎたと言うか、内藤にとっては大河ドラマと言っても過言ではないかもしれません。
次に、解説席に座る蝶野。
同年同日に新日へ入門し、デビューもお互いがその相手でした。
橋本も加えた闘魂三銃士として新日黄金期を支え、時に敵対したりしながらも、長らく盟友として切磋琢磨してきました。
しかし蝶野も膝や腰がかなり悪いらしく、引退こそしていないものの、もうずっと試合をしていませんし、する事も無いと思われていました。
さて当日。
天才武藤敬司をしても、もちろんあの10.9の頃のようなスピードは有りません。
それでも、つい数日前まで肉離れなどが有った事を考えれば、この日にコンディションを整えてきたのはさすが!です。
入場時、色々な入場曲を少しづつ流し、どの曲になるのか?と思えば、来た!HOLD OUTだ!
おそらく武藤引退という事で、久し振りに来ているオールドファンも少なくないでしょうし、そうした人から見れば武藤と言ったらやはりこの曲、期せずして武藤コールの大合唱!
今回も当日のうちに結果は知ってしまいましたが、それでも、まさかあんなサプライズが待っていたとは…
最近、内緒で誕生日のお祝いする事をイコールサプライズなんて図式が有りますが、半ば分かりきっていたであろうそれらと異なり、内藤との一戦を終えた後、まさかあんな事が有るなんて…
「どうしてもやりたかった事が有るんだよな…蝶野!
俺と戦え!
カモン、蝶野!」
元々、最後は蝶野と戦いたいと言っていましたが、蝶野のコンディション面でそれは叶わず、あのタイミングでのそれは、正に天才の面目躍如といったところです。
杖を付きながらもリングに上がり、それを受けた蝶野、同じくレフェリーや実況を急遽受けたタイガー服部や辻アナも皆さすがでした!
プロレス界でこれほど大きい引退試合って、2020年のライガー以来?
ビッグネームという意味では、2015年の天龍、2019年の長洲の引退が有りますが、大会規模としてはこれほどではないでしょう。
その前だと、2013年の小橋かなぁ…
もちろん、その間にも飯塚や中西ら何人もの選手が現役を去っていますが、なかなかそれメインの大会とはなり難いもの。
やはり武藤の存在は大きかった!
武藤個人は元プロレスラーとして、今後は別の人生となる訳ですが、プロレスラー武藤は、正に「巨星堕つ」といったところです。
なんだか泣けてくる…
さて
ノアの興行的には大成功だっただろうと思う反面、レスラー自身の株を上げたという意味では、内藤、オカダ、ヒロムら新日勢だったと言えるでしょうか。
今後が気になるのはタイトルこそかかっていないものの、IWGPとGHC両王者の対戦で完膚無きほどに叩きのめされてしまった清宮。
要所要所でセンスの良さを感じる攻めが有り、かなりオカダを追い込んでいたと思いますが、最後は1分有るか無いかの畳み掛けで、跳ね返そうとする事も出来ないまま完璧なピンフォールでした。
これでは、またオカダに「俺と戦え!」と言ったところで、説得力は無いと言われても仕方有りません。
また、このように対抗戦、交流戦が点から線となっている新日とノアですが、小島がノア参戦を一区切りと話しているところを見ると、この後は暫く途絶えてしまうのか?
こちらも今後が気になります。
それにしても、やはりプロレスって素晴らしい!
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