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2023年02月24日14:11

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不朽の反戦漫画の名作『はだしのゲン』は未来永劫読み継がれなくてはならない! 広島市教育委員会の教材差し替えは愚行だ!

フォト


※画像は『はだしのゲン』第3巻の表紙

憲さんがその漫画を目にしたのもやはり小学生の時だった。
おそらく3年生〜4年生くらいの時だったと思う。

その漫画を読んだ時の衝撃ったらなかった。

確かに相当グロテスクな描写もあり、当時いたいけな憲さんはチッコをチビりそうになったのも覚えているし、主人公が「浪花節」を唸るシーンもよく覚えている。

何の漫画か?

中沢啓治さんの『はだしのゲン』である。

この漫画、憲さんは当時図書館ではなく学級文庫にあったと記憶している。

参考

【学級文庫】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E6%96%87%E5%BA%AB

上記ウィキペディアによると、学級文庫は一般的に学級担任が管理するため、自費で購入するそうであり、文庫に置かれる本は担任の好みが反映されやすいそうである。

憲さんのクラスの学級文庫には全巻揃っていた。

おそらく、当時の学級担任の先生の思想が相当反映されていたのであろう。

今となってはその先生が誰だったかは思い出せない。

当然、日教組にも入っていたのであろうか?

この反戦を訴える名作漫画『はだしのゲン』がいまやり玉に挙がっている。

『はだしのゲン』の地元広島の教育委員会は、広島市立の小中高校で教材として10年前から掲載されてきた漫画『はだしのゲン』が「被爆の実相に迫りにくいと判断した」としてこの4月から別の教材に差し替えるそうである。

教員や大学教授、平和記念資料館の職員ら“有識者”が決めたという。漫画の中に出てくる「街角で浪曲のまね事をして小銭を稼ぐ場面。栄養不足で倒れた身重の母親に食べさせようと、池のコイを盗むシーン」が「なぜコイを盗むのか。浪曲とは何か。子どもたちに説明しなければいけない。それで本質に近づくための説明が増える」からやめるという。

・・・のである。

参考

【政界地獄耳】広島の学校教材から消える「はだしのゲン」
https://www.nikkansports.com/m/general/column/jigokumimi/news/202302180000053_m.html?mode=all

(´Д`)=*ハァ〜

なんとも反知性的な判断である。

この決定をした「識者」とやらはどこの誰かを明らかにしてもらいたいものである。

広島出身にも関わらず戦争国家化に闇雲に突き進む、あのボンクラ首相に忖度しているに間違いない。

こいつらは「広島の精神」を捨て去ってしまったのか?

これについてはこの日刊スポーツのコラム子も「残念でならない」と批判しているが、タレントのラサール石井さんが極めて分かりやすく批判しているので引用する。

こちら

「はだしのゲン」に込められた反戦メッセージを“不都合”と考える人たちがいる?(ラサール石井)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ee39c3587717fc8a39fe524d0d56e8557658159

曰く・・・

「浪曲は児童になじみがなく、鯉を盗んでもいいという誤解を与える」おいおいそんなバカな。なじみがなければ説明すればいい。それが授業ではないのか。じゃあ世界史なんかなじみのないことだらけだぞ。鯉を盗む行為に関しては皆で話し合えばいい。そここそ大事なのではないのか。

→至極もっともである。

また曰く・・・

再び(漫画の中の)母親のセリフ「また戦争をよろこぶ流れがおきてしまったらもうおそいのよ。つぎつぎと治安維持法みたいな法律をつくられ完全ににげられないようにされ、人間がただの戦争する道具にされるんだから」
まさに今現在への警鐘ではないか。

→本当にその通りである。

と、このニュースを憲さん苦々しく思っていたのだが、本日満を持して我らが東京新聞が社説を掲げてくれた!

今日、2月24日はロシアのウクライナ侵攻一年にあわせて各社一斉の社説がでている。

東京新聞も「ウクライナ侵攻 和平の道筋を探らねば」が出たがこれと並んで出た社説がこれだ!

<社説>はだしのゲン 今こそ読むべき作品だ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/232912?rct=editorial

まったくもってタイムリーであり、慧眼である!

社説曰く・・・

「原爆が投下された当時と現代では生活実態が異なり、理解しづらい描写があるのは当然だ。悲惨な場面が描かれ、子供には刺激が強いのも事実だが、それこそが原爆の非人道性を表すのではないか」

そうだ!

そうだ!

憲さん『はだしのゲン』もこの『社説』も泣きながら読んだよ!

(´艸`)くすくす

『はだしのゲン』を学校からなくせという主張こそ、戦争を、推進する勢力の姑息な策動である!

断固粉砕あるのみ!

『はだしのゲン』は故中沢啓治さんが命を削って描いた不朽の反戦漫画である。

これは野坂昭如氏原作、またそれをアニメ化した高畑勲氏の『火垂るの墓』と並ぶ戦争の残酷さと不条理を描いた名作なのだ!

これらの作品をある程度の年齢に達した子供の頃に目にすることは、なくてはならない大人への通過儀礼でもあるのだ!

でなければ憲さんのような正義感が強く感受性豊かな立派な大人になれないのである!

( ̄ー ̄)ムフフ

『はだしのゲン』はまさにウクライナ危機が核戦争へと突き進んでいこうとする中、世界中の子供たちに読み継がれなくてはならない名作なのである。

それを私たち大人は肝に銘じるべきである!

どーよっ!

どーなのよっ?

※念のため東京新聞社説全文

<社説>はだしのゲン 今こそ読むべき作品だ
2023年2月24日

 広島市教育委員会が平和教育の小学生向け教材から漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決めた。原爆の実相を伝える作品として内外で評価が高く、ロシアが核兵器使用を示唆するなど、核を巡る状況が深刻さを増す今こそ、読み伝えるべきだ。再考を求めたい。
 市教委は平和教育のために開発した独自教材として、小学三年生用に「はだしのゲン」の一部場面を使用してきた。
 しかし、識者や学校長で組織する会議で内容を検証したところ、ゲンが浪曲のまねごとをして小銭を稼いだり、身重の母親に食べさせようと池のコイを盗むなどの場面に対して「児童の生活実態に合わない」「誤解を与える恐れがある」との意見が出たという。
 はだしのゲンを巡っては、松江市教委が二〇一二年、「一部の過激な描写が子供の発達上好ましくない」との判断から学校図書館での閲覧制限を決めたものの、後に撤回したことがある。
 その後も保守系の一部団体が、描写内容を問題視し、学校図書館からの撤去を求めていた。こうした運動が広島市教委の決定に影響した可能性はないのか、検証して丁寧に説明することが必要だ。
 六歳の時、広島で被爆した作者の中沢啓治さん(一二年死去)は当初、自ら目撃した悲惨な状況を思い出したくないと、自分の体験を隠していたという。
 ただ、戦争と原爆の問題が何も解決されていないと考え、被爆の後遺症に苦しんだ母親の死去を機に、二十七歳から原爆をテーマにした漫画の制作に着手した。 
 代表作であるはだしのゲンは単行本で六百万部を超える。世界十数カ国で翻訳され、原爆の被害を世界に伝えてきた。
 広島、長崎への原爆投下から今年で七十八年。ウクライナへの侵攻を続けるロシアが核兵器の使用を示唆するなど核戦争の危険性は増しており、はだしのゲンの作品価値はむしろ高まっている。
 原爆が投下された当時と現代では生活実態が異なり、理解しづらい描写があるのは当然だ。悲惨な場面が描かれ、子供には刺激が強いのも事実だが、それこそが原爆の非人道性を表すのではないか。
 広島の被爆者団体なども教材からの削除を撤回し、教育現場で取り扱うよう市教委に求めている。作品を排除するのではなく、生かす道こそ考えるべきである。

以上
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