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2023年02月13日05:28

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きょうも誰かが悩んでる 憲さん「人生相談」の回答者になる!の巻き

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※画像は文中紹介書籍

憲さん、読売新聞はたまに読む。

実家が読売新聞なので子供の頃は読売新聞を読んでいた。

現在は「東京新聞」の“鉄板”読者なので読売新聞を読むのは実家に帰った時ぐらいだが、それでもたまに読売新聞のセールスマンが自宅を訪れて熱心に購読を勧めるので、その情熱にほだされて数ヶ月限定で定期購読することがある。

一昨年の年末から去年の年始にかけても数ヶ月定期購読していた。

ご存知の通り、読売新聞は政府自民党の“提灯記事”ばかりで「政府広報」としか思えない論調であり、憲さんの政治志向とは全く相容れない。

それに紙面での広告が多すぎる。

しかしこの新聞、これまたご存知の通り世界で一番読まれている新聞でもあるのだ。

参考

世界で一番売れている新聞は?発行部数トップ10
https://xn--zcka7aza6gyb9jd.net/useful/3287/

なので、侮ることはできない。

今ではなぜか知らないが無料で電子版を読むことができ、主要な記事や社説もネットで読むことができる。

参考

【読売新聞電子版】
https://pageviewer.yomiuri.co.jp/shimen/yp#sec_page_paper_detail

しかしこの読売新聞の中で、憲さんが唯一気に入っている欄がある。

それが毎日掲載される「人生案内」である。

この読売新聞の「人生案内」は大変歴史のあるコーナーで、大正3年(1914年)開始の、「身の上相談」にその起源を持つ名物記事の一つである。

参考

【人生案内】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E6%A1%88%E5%86%85

・・・・・・・・・

実は憲さん「人生相談」マニアハート

以前図書館で『明治時代の人生相談―一〇〇年前の日本人は何を悩んでいたか』という本を手にしてからはまってしまった!

この本、明治時代の「都新聞」(今の「東京新聞」の前身)を中心に、様々な悩みが掲載されており、読んでいてとても興味深かった!

参考

【明治時代の人生相談―一〇〇年前の日本人は何を悩んでいたか】
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784537255041

この本の内容説明にはこうある。

「恋愛・家庭問題、身分の問題、生活の不満、徴兵、将来の夢…悩み事からみえてくる一〇〇年前の日本!!明治時代の新聞、雑誌に掲載された『人生相談』一三八本からみえてくる当時の世相、現代との意外なギャップ。」

まさに人生相談は時代を映す鏡であり、またその時代の庶民の問題意識を知る上で貴重な資料なのである。

また、その回答は当時の「識者」と言われる人士が受け持っておりまたその名回答、珍回答ぶりに読んでいて唸ってしまうこと多である。

残念ながら都新聞の後身である東京新聞には系統だった「人生相談」コーナーは存在しない。

なので、本格的な「人生相談」を読むのは読売新聞の「人生案内」になるわけである。

ちなみに2015年6月には読売新聞の人生案内100周年を記念して、過去の珍相談・名回答をまとめた単行本『きょうも誰かが悩んでる -「人生案内」100年分』が出版されている。

参考

きょうも誰かが悩んでる―「人生案内」100年分
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784120047367

こんな中、憲さんの気持ちを鷲掴みにした名回答を最近読んだ。

それが去年の1月8日の「人生案内」である。

せっかくだから全文紹介する。

以下

[人生案内]母の数百万 姉がきつく管理
2022/01/08

https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220107-OYT8T50063/

 60代の主婦。100歳近い母の預金残高が数百万円あることを最近になって知りました。母のために使いたいと思っています。

 母は10年ほど施設に入居していますが年金で全て賄っており、年に数十万円たまっている感じです。私は4人きょうだいの3番目で、母の面倒は姉2人が見ており、お金の管理は次姉が1人でやっていました。

 次姉はケチで締まり屋。母が服を欲しいと言っても「着るものはあるでしょう」と言う人です。母の年金なのに、いつ母のために使うのでしょうか。次姉は長年1人で管理してきたので、自分のお金と勘違いしているのだと思います。

 私としては、家族に孫やひ孫も入れて30人以上で温泉にでも行くのに使うといいかなと思うのですが。母は年齢の割には食欲旺盛で元気です。母が喜ぶお金の使い方って何でしょう?(北海道・J子)

これに対する回答者の答えが以下である。

◇最相葉月(ライター)

 母親が喜ぶお金の使い方が何かと他人に聞く前に、なぜ直接本人に尋ねないのでしょうか。子どもに残すつもりなのか、どこかに寄付しようと思っているのか。お母様にはお母様の考えがあるはずですよ。

 次姉がお金の管理をしてきたそうですが、何にいくら使ったかもわからないような浪費家でなくてよかったではないですか。お母様もそんな娘だから管理を任せたのでしょう。新しい洋服を買わないのが不満なら、あなたが買って差し上げればいいでしょう。

 介護用品の購入や施設の諸費用の手続き、銀行や行政機関とのやりとりなど、お金に関する事務作業は一切、次姉がやってきたのです。この先もいつまとまったお金が必要になるかわからないと考え、万が一のために節約してきたのでしょう。感謝されこそすれ、非難される筋合いはないはずです。

 そんな姉をねぎらいもせず、明細を要求し、ケチ呼ばわりした上で蓄えを一族の温泉旅行に使ってしまおうだなんて、介護を知らない無責任な人の放言でしかありません。10年も施設に暮らすお母様に、きょうだいでお金を出し合って旅行をプレゼントしようという発想すらない。頭を丸めて出直してください。

以上

「おためごかし」という言葉はこのような時に使うのであろう。

参考

おため‐ごかし【御為ごかし】
https://kotobank.jp/word/%E5%BE%A1%E7%82%BA%E3%81%94%E3%81%8B%E3%81%97-452861

回答者の最後の捨て台詞「頭を丸めて出直してください」がなんとも痛快である!

この最相葉月さん回答は巷では「名回答」と呼ばれているそうだ。

こちら

読売新聞の人生案内!最相葉月さんの回答が火の玉ストレート!
https://twicolle-plus.com/articles/674898

この最相葉月さんは本も出してる。

こちら

辛口サイショーの人生案内
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784903908717

この人の回答は本当に辛口で痛快である!

参考

【最相葉月】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E7%9B%B8%E8%91%89%E6%9C%88

そして最近、今度は別の意味で面白い相談をアーカイブスで見つけた。

それがこちらだ!

[人生案内]浮気で性癖満たし罪悪感
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20210705-OYT8T50089/

この相談も強烈なので回答も含めて全文採録しておく!

[人生案内]浮気で性癖満たし罪悪感
2021/07/06

 50代の男性会社員。真剣な悩みです。

 私には結婚30年近くになる妻がいます。子どもはすでに独立しました。

 実は、私にはアブノーマルな性癖があります。結婚当初、妻にそれを求めたのですが妻は拒否。その後は普通の性行為をし、子どもも生まれました。

 妻が嫌がるため、長い間、夫婦生活はありません。私も妻に強いるのは嫌なので、性的欲望を感じることはあってもそこは我慢し、他の面では夫婦仲良く生活しております。

 しかし最近、SNSで知り合った女性と性癖が見事に一致したのです。それ以来、年に数回アブノーマルセックスを楽しんでおります。その女性とはお互い、割り切った遊び。風俗店で遊ぶ感覚です。

 妻は以前、「浮気は私にわからないようにしてくれるなら構わない」と言っていました。しかし、私には妻を裏切っているという罪悪感が常にあります。

 私は間違っているのでしょうか。(兵庫・W男)

◇山田昌弘(大学教授)

 人の性的嗜好はさまざまです。それが犯罪とか他人や社会に迷惑をかけるものではない限り、尊重すべきものと私は考えます。

 多くの人は、変わった性癖を持っていても表に出さず、妄想の中だけで楽しんで満足しています。あなたの場合は、リアルに同じ性癖をもつ相手を見つけてしまった。それは一見、幸運なことのようですが、果たしてそうでしょうか?

 私が心配しているのは、あなたが罪悪感をもっていることです。つまり、お連れ合いの方を大切に思い、傷つけたくないと思っている。「私にわからないようにしてくれれば」と口では言っていても、それが本音でないことはあなたもわかっていらっしゃいますね。

 となると、やはり、あなたの趣味(あえて趣味と言います)は、やめた方がよい。お連れ合いの方と関係が悪くて、別れて趣味に生きる覚悟があるなら別ですが、罪の意識を感じるくらいですから、あなたにとって大切なのはお連れ合いの方との関係ですよね。

 性的嗜好は妄想の中にとっておいて、別に楽しめる趣味を見つけることをお勧めします。

以上

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

この回答については極めてまっとうであり、あえて言えば「凡庸な回答」と言えるであろう。

しかし、問題はこの相談内容である。

「実は、私にはアブノーマルな性癖があります」と直球勝負で質問者は攻めてくる!

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

なんだよ!

あなたのその「アブノーマルな性癖」っつーのはよっ!

こうも書いてある!

「しかし最近、SNSで知り合った女性と性癖が見事に一致したのです。それ以来、年に数回アブノーマルセックスを楽しんでおります」

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

それって、セフレ?

それも「性癖が見事に一致した」?

ますますその「性癖」っつーのを知りたくなって夜も眠れなくなってしまったじゃないのよ!

(´Д`)=*ハァ〜

羨ましい限りである!

この人に最相葉月さんならなんて回答するだろう?

「陰毛を剃りあげて出直してください」とでもいうのであろうか?

(´艸`)くすくす

そして、もし憲さんが回答者だったらなんてアドバイスするだろうか?

いや、アドバイスする前にこう尋ねるであろう。

「で、そのアブノーマルな性癖とは何ですか?それがわからなければ回答しかねますな!」と。

と、このように他人の悩みは憲さんにとっては「蜜の味」なのである。

しかし、この相談もそうであるが「人生案内」を読んでいると夫婦間での「セックスレス」を悩んで投稿する人が多いのに気づかされる。

夫婦どちらも「その気がない」のであれば問題ないのであるが、不幸なのは片方にその気があってもう片方にその気がない時である。

そしてその「片方」とは時として夫であり、時として妻だから神様も意地悪である。

そこで憲さん「物書き」の端くれ、いつ「人生案内」の回答者を頼まれてもたじろがぬように訓練しておかなけば!と思い立ち、果敢にもこの「夫婦間のセックスレス」をテーマに以下シミュレーションをしてみた。

幸いにも憲さんの友人に奥さんと「没交渉」で悩んでいるMちゃんがいるので試しにMちゃんを実験台として「人生案内」の模擬相談と模擬回答を書いてみた。

それが以下である。

Mちゃんへのメール全文を載せておく。

以下

Mちゃん!

どう?

コロナ治った?

ところで、これを機会に奥さんとの夫婦生活について読売新聞の人生案内で相談してみれば?

https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20211118-OYT8T50132/

憲さんが代筆しようか?

「50代男性。連れ合いと成人した娘がいます。私はまぐれで一流大学に入学し、その後何も勉強しなかったのですが一流銀行に入行しました。そこで現在の連れ合いと知り合い結婚したのですが・・・ それからというもの若い頃の不勉強が祟ったのか一向にうだつが上がらず、現在は銀行を役職定年となり関連会社に出向の身です。そして最近はコロナにかかってしまいまさに“弱り目に祟り目”です。さて、今回の相談ですが、私と連れ合いの間で20年以上前に子供が産まれてから一切“交渉”がありません。今まではどうにか自分で慰めて我慢していたのですが、もう我慢の限界です。そこで先日友人に紹介されたのですが、世の中には“ラブドール”なるものがあるようです。現在その購入を検討しているのですが、もし連れ合いや娘にそれがバレてしまったらどうしようかと購入に二の足を踏んでいます。どうしたらいいでしょうか?よきアドバイスがあったら教えてください」

参考

憲さん随筆
あなたは「ラブドール」の奥深い世界をご存知だろうか? 憲さんの知らない「ラブドール」の世界へようこそ!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-3f5536.html

回答
東京大学医学部名誉教授
精神科医 憲さん

「今までのあなたの生きざまが問題です。そもそもあなたは真面目に人生を生きてきましたか?奥さんもそれをわかってしまったのですよ。奥さんに相手にされないから“ラブドール”を相手にするとは、考え方が不潔です。こんな男性を奥さんが心から愛せると思いますか?あなたが本当に心の底から奥さんを愛していれば、そこからおのずと“スキンシップ”も生まれるはずです。それなくしてただ性欲の捌け口として女性をみていませんか?だから一生うだつが上がらないのです。あなたが心を入れ換えるしかありませんね。それができなければアパートでも別に借りて“ラブドール”でも何でもいいから愛欲に溺れた生活をすればいいではないですか!少なくとも家庭に“ラブドール”を持ち込めば奥さんや娘さんからは絶縁されるのは火を見るより明らかです。それを肝に銘じて自分の頭で考えてみてください。」

以上

はじめてなので回答の凡庸さは免れないが、いい線いってるのではないでしょうか?

(´艸`)くすくす

ということで、早く読売新聞から憲さんに人生案内の回答者のオファーこないかな〜?

それにしてもこの「人生案内」の回答者の陣容は多士済々でどれも読んでいて参考になる。

本のタイトルではないが、この広い世界で人間「きょうも誰かが悩んでる」のだ。

そして、その悩みの数だけ人生がありそして名回答・珍回答があり、また憲さんにとっての「蜜」もあるのだ!

生きるって奥が深いのである。

憲さんこれからもこの読売新聞の「人生案内」の珍相談や名回答・珍回答を折りある度に紹介していこうとおもいます。

皆さんも是非読んでみてはいかがでしょうか?

そして、何かありましたら憲さんにお悩み相談を持ちかけてみてください!

憲さんが快刀乱麻に解決してみせましょう!

(´艸`)くすくす

どーよっ!

どーなのよっ?
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