門田博光さん、R.I.P.

門田博光さんが亡くなり、多くの方が彼のことを語っています。
僕はパリーグはずっと阪急のファンでしたが、1989年、阪急がオリックス・ブレーブスになったタイミングで南海から門田さんが移籍してきて、ワクワクしたなー。



彼がいた89-90年は「ブルーサンダー打線」と呼ばれ、松永-福良(or熊野)-ブーマー-門田-石嶺-藤井と続く打線は、秋山-清原-デストラーデを擁するライオンズに匹敵する破壊力だった。
僕はこの2年間、川崎球場、東京ドーム、西武球場にかなり試合を見に行ったけど、僕が行くと門田さんはすごい高確率でスカーンと打ってくれるんだよね。
川崎球場は狭い球場だったけど、門田さんのライトへのホームランは客席の後ろに高―く張られたネットの一番上の方に当たる、文句なしのドデカい一発。東京ドームでもライト客席の上段に飛ばしてた。

僕が一番印象に残るのは、東京ドームでの試合で門田さんが右中間にヒットを打ち、2塁打イケそうだと判断した瞬間、1塁手前からギアチェンジして加速、目にもとまらぬ高速で2塁ベースまで駆け込んだ。
門田さんと言えばあのずんぐり体型と、アキレス腱切断の大怪我、しかも当時41歳、そんな彼がまさかの大激走。2塁の塁上でさすがにゼイゼイと息を切らしていたけど、客席からはやんやの大声援が送られて、本人も気持ちよさそうだった。
いいものを見せてもらいました。ありがとう、門田さん。