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2023年01月15日21:35

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まさかこんなにフィットするとは、佐渡さん本人も予想外だったんじゃないかしら?・・・PAC定期

楽しみました、正直。

西宮(兵庫) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
PAC 第138回定期演奏会 
佐渡 裕指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)
(コンサートマスター 豊嶋 泰嗣)
マーラー:交響曲第7番ホ短調

「支離滅裂を楽しんでください」という佐渡さん本人のコメントで始まった演奏会、実際この曲が近代オーケストラの機能と演奏効果を極限まで追求した曲であって、巨大なディベルティメント(=セレナーデ=Nachtmusik=夜の歌)であるというぐすたふくんの理解からすれば、待ってましたというようなアプローチ。

重要なテナーホルンやペットトップにバイエルンからの客演を当てるなど万全の布陣を引いたオケはなかなかの豪快な鳴りを見せて、特に5楽章の音響カーニバルはまあ見事なまでにゴージャス。聴きものでしたねえ。

それに比べると、4楽章まではいろいろ事故が起こったりしたこともあり、本当はもっといけるんだろうな、というような出来。ネットのお友達の情報では、金曜日の演奏は2−4楽章がとてもよかったとの事だったので、ん?という感じでした。聴いていてなんとなくお疲れ感を感じたのだが、僕だけなのかなあ? この難曲を3日続けて演奏するというのも大変なんでしょうねえ。

それでも、この曲を「敬遠していた」「初めて指揮する」との佐渡さんだったけれど、聴いていて、この曲がどのマーラーの曲よりフィットするんじゃないかと感じました。それはご本人も感じているんじゃないかなあ。

今年は実は7番の当たり年。4月には大野・都響、8月には沼尻・京響といずれも7番にはグッドマッチが期待できるラインアップ。さてさて、今日の演奏との聴き比べも楽しみです。
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