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2022年12月25日14:41

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【令和4年 主要タイトル戦の総括】

< 2022年 主要棋戦・挑戦手合の結果 >

個人別主要記録
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棋戦別主要記録
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▲第71期 王将戦七番勝負▽ スポーツニッポン新聞社他 主催
 藤井聡太竜王 4−0 渡辺明王将

●第46期 囲碁 棋聖戦七番勝負○ 読売新聞社 主催
 一力遼九段 4−3 井山裕太棋聖

▲第47期 棋王戦五番勝負▽ 共同通信社 主催
 渡辺明棋王 3−1 永瀬拓矢王座

●第60期 十段戦五番勝負○ 産経新聞社 主催
 許家元十段 3−0 余正麒八段

▲第80期 将棋 名人戦七番勝負▽ 毎日新聞社・朝日新聞社 主催
 渡辺明名人 4−1 斎藤慎太郎八段

●第77期 本因坊戦七番勝負○ 毎日新聞社 主催
 井山裕太本因坊 4−0 一力遼棋聖

▲第7期 叡王戦五番勝負▽ (株)不二家 主催
 藤井聡太叡王 3−0 出口若武六段

●第47期 碁聖戦五番勝負○ 新聞囲碁連盟 主催
 井山裕太碁聖 3−0 一力遼棋聖

▲第93期 将棋 棋聖戦五番勝負▽ 産経新聞社 主催
 藤井聡太棋聖 3−1 永瀬拓矢王座

●第47期 囲碁 名人戦七番勝負○ 朝日新聞社 主催
 芝野虎丸九段 4−3 井山裕太名人

▲第63期 王位戦七番勝負▽ 中日新聞社他 主催
 藤井聡太王位 4−1 豊島将之九段

●第70期 囲碁 王座戦五番勝負○ 日本経済新聞社 主催
 井山裕太王座 3−0 余正麒八段

▲第70期 将棋 王座戦五番勝負▽ 日本経済新聞社 主催
 永瀬拓矢王座 3−1 豊島将之九段

●第48期 天元戦五番勝負○ 中日新聞社他 主催
 関航太郎天元 3−2 伊田篤史九段

▲第35期 竜王戦七番勝負▽ 読売新聞社 主催
 藤井聡太竜王 4−2 広瀬章人八段

タイトルの移動が在ったのが、王将戦、囲碁棋聖戦、囲碁名人戦の3棋戦となった。
一方、移動の無かった棋戦の中では、棋王戦が10連覇、将棋名人戦が3連覇、本因坊戦が11連覇、将棋棋聖戦が3連覇、王位戦が3連覇、将棋王座戦が4連覇となった。
防衛者の中で名誉・永世称号等では、井山裕太本因坊が名誉本因坊を既に獲得済みで、渡辺明棋王は永世棋王を既に獲得済みで、関航太郎天元は九段へ昇段した。
奪取者の中では、藤井聡太竜王が王将を奪取して五冠に拡大し、一力遼九段が棋聖を獲得し、芝野虎丸九段が名人を奪還して共に無冠の返上を成し遂げた。

これで、保持数順での勢力図は、


● 囲碁 ○
http://www.nihonkiin.or.jp/

井山裕太三冠(本因坊・王座・碁聖)
一力遼一冠(棋聖)
芝野虎丸一冠(名人)
許家元一冠(十段)
関航太郎一冠(天元)

▲ 将棋 ▽
http://www.shogi.or.jp/

藤井聡太五冠(竜王・王位・王将・棋聖・叡王)
渡辺明二冠(名人・棋王)
永瀬拓矢一冠(王座)


という構図になり、囲碁界の方で大きく変化した。

囲碁界では、名誉称号の獲得・拡大へ挑戦中の井山三冠が大三冠から陥落し、棋聖と本因坊を失冠して名誉名人と名誉王座の獲得迄は共に残り2期なった。
一力棋聖と芝野名人の両者は無冠でのスタートとなっていたが、最低限のノルマ的な目標になっていた無冠の返上は何とか成し遂げ、一力棋聖の方は三冠が狙える状況でもあったがタイトル獲得の拡大は成らなかった。
一方で許十段は無冠への転落を阻止し、関天元も辛勝ながら防衛を果して九段への昇段を決めた。
また、伊田九段、余八段は挑戦手合いの登場を果すもののタイトルの獲得は成らなかった。
四天王と呼ばれているトップ4人や河野九段らの従来勢力実力者組と結城九段や村川九段らの関西棋院勢もタイトルの奪還は成らなかったので、タイトルの獲得が狙える実力者組の来年の巻き返しを期待したい。
グランドスラムへリーチ状態になっているのは、林名誉天元と山下九段の2人で変化は無し。

将棋界では、藤井五冠は王将を加えて四冠から五冠へ拡大させ、来年は更なる拡大を目指していくが、八大タイトル獲得総数も遂に二桁へ乗せて、タイトル戦の連勝が現在も継続中なので、その動静を引き続き注目して行きたい。
一方で渡辺二冠は王将を失冠して三冠から二冠へ後退した。
永瀬王座は三冠が狙える状態であったが、タイトル保持数の拡大は成らず、無冠の転落を阻止するのみに留まった。
豊島九段、斎藤八段、広瀬八段は挑戦手合いへの登場を果すものの、タイトルの獲得は成らなかった。
また、タイトル獲得経験者グループの佐藤(天)九段、糸谷八段、菅井八段らは、今年も復活が成らなかったので、来年の巻き返しを期待したい。
永世称号獲得へリーチ状態なのは、永瀬王座の名誉王座と谷川永世名人の永世棋聖の二つとなっている。

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