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2022年12月24日04:43

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憲さん『モヤシそば』考 世の中には『自明の理』というものがあるんだよっ!の巻き

フォト


※画像はくだんのモヤシそば

世の中には「自明の理」というものがある。

「自明の理」とは、辞書を引くと「あれこれ説明する必要のない明白な道理。それ自身で明らかな論理」とある。

参考

【自明の理】
https://www.weblio.jp/content/%E8%87%AA%E6%98%8E%E3%81%AE%E7%90%86

簡単に言えば「言わずもがなの道理」ということである。

例えば・・・

人をむやみに殺したり、人のものを盗んではいけないことは「自明の理」である。

地球が太陽の周りを回っているいわゆる「コペルニクスの地動説」も現代においては「自明の理」である。

参考

【地動説】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%8B%95%E8%AA%AC

男と女が一夜同衾すると、後に女の腹が“プクーっ”と膨らんでくるのも「自明の理」と言えるだろう。

参考

【落語『味噌蔵』】
https://senjiyose.com/archives/321

しかし、世の中にはこの「自明の理」を理解していない者がいると言うのももはや「自明の理」なのである。
 
その「自明の理」の破壊はそれがこと個人的領域で完結されるのであれば、「個人の自由」ということで特段問題にはならない。

例えば、「外から帰ってきたら手をよく洗ってからご飯を食べる」と言うのは世間一般においては「自明の理」であるが、一人暮らしの独身者がその「自明の理」を理解せずに「手を洗わず食事を摂って」もその者だけがお腹を壊すだけであり、ほとんど社会的に問題になることはない。

また、憲さんに引き付けて考えてみると、「風呂のお湯は毎日替える」のは身体の清潔を保つ意味で「自明の理」であり、2〜3週間替えずに、底にうっすら砂が溜まった浴槽に入ると、普通の人なら体調に異変をきたすのがこれまた「自明の理」である。しかし一人暮らしの憲さんが個人でその行為を続けても特段社会的に何ら悪影響を及ぼすことはないし、事実今まで悪影響を及ぼしたこともなかった。

しかし、この「自明の理」の破壊行為が「個人的領域で完結」しない場合が多々あるのも事実である。

例えば、ちょうど「入浴」についての文化が問題になったから言うのだが、「公衆浴場で身体を掛け湯で流さずに湯船に入るのは不衛生なので御法度であるというのは『自明の理』」であるし、また、「公衆浴場で湯船に手拭いを入れる行為もこれまた不衛生なので御法度であるのは『自明の理』」である。

そして、この行為はもしそれを行ったとすれば現実に「不衛生」という実害がその空間を共有している人たちに及ぼされるゆえに、害が「個人的に完結」することはなく、社会的実害が伴うので、このような場合は社会的非難や制裁を受けることとなるのである。

今回はこの社会的に問題となる「自明の理」について論じることとする。

・・・・・・・・・

憲さんの故郷は千葉県は船橋である。

育ったのは内陸部の習志野台であるが、船橋の中心部である船橋駅を中心とした近辺も物心ついたときから何回も徘徊しており、あの船橋の「猥雑」な雰囲気がなんとも言えず憲さんは好きであった。

参考

憲さん随筆
憲さん青春の地 船橋の想い出 その猥雑さがたまらない!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-3e5185.html

その憲さんの好きな船橋駅の南口(京成と連絡しているほう)の出口を出ると、現在は「船橋フェイス」という京成電鉄への連絡の役目を果たす商業施設が建っている。

その「船橋フェイス」には入らずロータリーを左から回り込むように歩道を歩くとその店がある。

駅からすぐだから迷うことはない。

「中国料理栄華光本店」だ。

参考

栄華光本店
https://4travel.jp/dm_shisetsu/11677944

この中国料理店、憲さんが物心ついたときから、その佇まいを変えながらもずっと同じ場所にあり続けている。

憲さんも昔は場末感満載の「中華料理屋」という認識だったが、最近ピカピカにリニューアルしたようである。

栄華光本店(船橋):どでか肉まんで有名な老舗の駅前中華がピカピカリニューアル!
http://namalog.jeez.jp/namalog/eikakou-honten/

実は憲さん、この歴史ある店にはあまり入ったことがなかった。

あるのは若い頃に数回入ったという記憶だけである。

実は先日、この店に久しぶりといっても数十年ぶりに入店した。

前述したが、リニューアルされて間もないようでお昼を少し回った日曜日のその時間は結構客も多く、入店するのに数分待たされて、一人だったこともあり洒落たカウンター席に通された。

メニュー表を見ると結構豊富な品揃えであり、「街中華」ではなく立派な「中国料理店」にふさわしい中身である。

さて、憲さんがこのような「中華料理店」に来てよく注文するのが麺類である。

麺類は値段が手頃で、さらに小腹がすいたときなどはちょうどいいボリュームでもある。

そして、憲さんがそのような時「中華料理店」でよく注文する麺類が「モヤシそば」である。

「タンメン」という選択肢もあるのだが、「タンメン」は野菜がたくさん摂れるという利点はあるのだが、憲さんにとっては場合によっては少しスープが「甘過ぎる」きらいがある。

参考

【タンメン】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3

なので、そのような時は「モヤシそば」を食べるのだ。

「モヤシそば」はシンプルなラーメンである。

具材はモヤシがメイン。それにチンゲン菜、キクラゲ、そして少量の豚肉。こんなもんである。

味は醤油仕立て。

そして何よりも「モヤシそば」において決定的なことがある。

それが、今日問題にしようと思っていることである。

それは・・・

「モヤシそば」は餡でとじてなくてはならないということだ!

これだ!

シャキシャキ×ツルツルに病みつき♡東京で「もやしそば」が美味しい店10選
https://icotto.jp/presses/14057

どの店の「モヤシそば」を見ても全て餡でとじてある。

則ち具材に片栗粉でトロミをつけているのだ!

これこそ、「モヤシそば」における「自明の理」なのである!

モヤシそばは具材はモヤシがメイン。味は醤油仕立て。そして何よりも具材が「餡とじ」でなくてはならないのだ!

こんなのは、人類が誕生するずっと以前から決まりきっていた普遍の法則である!

当たり前すぎて口にするのも憚られるような話なのだ!

しかーしっ!

世の中にはこんな当たり前の「自明の理」を理解せず「中国料理」などと仰々しい看板を掲げて飲食店を経営しているとんでもない「異端」が存在するのもまた事実なのである!

憲さん、子供の頃実家の近くにある「天清」というやはり、場末感満載の中華料理屋があった。

と、調べてみたらまだあった!

ここだ!

天清@習志野台★☆あさり丼〜セットメニュー豊富〜そば・うどん・中華のお店〜
https://ameblo.jp/kouhei-d/entry-12498019152.html

そこでよく出前をとったのだが、その時よく頼んだのが「モヤシそば」と「かた焼きそば」であった。(前出のサイトの画像では「かた焼きそば」はもうメニューになかった!)

そして、この「天清」で頼む「モヤシそば」(現在600円!安い!)がえもいわれず美味いのだ!

具材は当然醤油仕立ての餡でとじてあり、そしてメインの具材のモヤシはシャキシャキしていて歯応えがある。

このラーメン、憲さんのママも大好きだったハート

それを食べてから、憲さんは「モヤシそば」の虜になったと言っても過言ではない!

なので、今回期待を込めてこの船橋駅前の「栄華光本店」でも、「モヤシそば」を頼むことにした。

しかし、憲さんは以前若い頃にこの「モヤシそば」で大変苦い経験をしたことがあった!

もうどこの店か失念してしまったが、モヤシそばを頼んで期待に胸膨らませて待っていたのだが!

出てきた「モヤシそば」はなんと!

餡でとじてなかったのだ!

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

なんじゃ?

こりゃ〜?

こんなのはモヤシそばではない!

憲さんは失望感にうち震えてしまった!

人生でこのときほど失望したことはなかっただろう。

それほどの失望だった。

それから憲さんは中華料理店でモヤシそばを注文するときは必ずこう聞くことにしていた。

「ここの“モヤシそば”は餡でとじていますか?」

そして気の効いた中華料理屋だとこう返事が帰ってくる。

「どちらにでも出来ますよ。」

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

当然、餡とじモヤシそばを注文する。

しかーしっ!

それから幾星霜。

久しく「モヤシそば」を食していなかった憲さんは船橋の駅前の中国料理店に入って猛烈にそれを味わいたくなっていた。

そしてその存在をメニューに確認すると迷うことなくそれを注文した。

「モヤシそばください!」

しかーしっ!

そこで、往年尋ねていたあの質問をしようと躊躇したが、こう瞬間的に頭が働いた。

「“モヤシそば”といえば餡でとじてあるのが『自明の理』。当然それが出てくるだろう」と・・・。

それが甘かった。

今回の敗北の原因である・・・。

そして期待して待つこと数分。

きたきた!

キターっ(゚∀゚ 三 ゚∀゚)

・・・・・・。

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

なんじゃこりゃ?

きたのが掲出の画像のラーメン。

醤油仕立てで、具材もモヤシが中心でシンプルなのは申し分ない。

しかーしっ!

なんと!

餡でとじていないのだ!

具材を!

「こんなのは“モヤシそば”じゃなーい!」

憲さん、船橋の中心で叫びたくなったね!

テーブルひっくり返して!

(´Д`)=*ハァ〜

・・・・・・・・・

と、このように世の中には「自明の理」を理解していない輩がいまだに数多く存在しているのは事実である。

それが個人的領域で完結するのであればそれはそれで結構。

しかし、店舗などで社会的活動を担う者がその「自明の理」を理解しないと時にこのような悲劇を生むことになるのだ。

肝に銘じよ!

なので、出来ればメニューに「餡かけモヤシそば」と書くか、「“モヤシそば”は餡かけにも餡かけでなくても出来ます」などと書けば申し分ないが、しかしやはりそれは無粋である。

結語!

「モヤシそば」の具材は餡でとじる。

それが「自明の理」だ。

以上!

どーよっ!

どーなのよっ?

(´Д`)=*ハァ〜

※追伸
ちなみにこの栄華光本店の“モヤシそば”これはこれで美味でした!

(´艸`)くすくす
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