「ススキーノと共に」第808回のゲストが、やむを得ない事情で出演できなくなり最強の助っ人が来てくれました。
ススキーノのコンサートのPA,音響、CD制作などをお願いしている「ムーンコールドスタジオ」の関井久夫さんです。
実は関井さんは、過去3回も「お助けマン」として出演してくれており、今回がなんと4回目です。
関井さんは50年にわたり、あらゆるジャンルの音楽業界に精通しており、今回は48年前から毎年開催されている北海道作詞家協会の新作発表会の作品の中から最近の注目曲を紹介してもらいました。
1曲目は古希を迎えても圧巻の歌唱力の我妻陽子さんが去年の新作発表会で歌った「順子と呼んでくれますか」(作詞:川島いく子、作曲:杉尾聖二)。
40歳でデビューし、バーのママの2足の草鞋生活だった苦労人。「普段は芸名の陽子と呼ばれていますが、歌の中で親にもらった本名を使えるのも嬉しいものです」と快活に笑っていたという。
2曲目は2014年に発表された本道演歌界の大御所・横内じゅんさんの 『親父のあぐら』(作詞: 川島いく子、 作曲: 横内淳 )「横内じゅんさんは2016年に亡くなりましたが、現在Youtubeで年間3万件以上、通算24万件以上アクセスがある隠れた大ヒット曲となりました」
3曲目は今年発表されて話題となった柚子大介さんの 『夕暮れのフォトグラフ』 (作詞:柚子大介、作曲:さとうみつお)。
本名は濱田 康さん。
種子島出身で北大に入り、恵迪寮、応援団、ヒグマ研究グループで鍛えられた学生生活。大学院で臨床心理学を学び、知床の番屋、テレビ局のカメラマン、ディレクター、大学教員、調理師免許をとってオイスターパー経営、認定こども園園長など前代未聞の職業遍歴。現在はセミナー講師業。
「波乱万丈の人生、あらゆることに挑戦してきた人生観が滲み出て心打たれた曲です」
4曲目は岩見沢の融雪装置の会社社長でシンガーソングライター「雪道山PAPA」さんの『 再会の街 』(作詞・作曲:桜庭清治)。本名は桜庭さんですが、自分が考案した融雪機の製品名が「雪道山」だったことから、その生みの親ということから歌手名にしたという。
「岩見沢市をテーマにした“ご当地ソングですが、レベルが非常に高い、次元の違う愛郷心に満ちた”ご当地ソング“です」。
5曲目は北24条でライブバー「VOICE」のオーナー兼歌手のSHINGER HIROMI(シンガーヒロミ)さんのシャンソン 『追憶のベッド 』(作詞:阿部和子、作曲・編曲:高田富世)
「詩がとても高齢女性の作品と思えない生なましい情念に溢れており、作曲・編曲と素晴らしいマッチング、歌い手のヒロミさんが情感豊かに歌い上げて見事な夢の世界を作り上げています」
困った時の関井さん頼み、今回も見事な選曲・構成、5曲を1枚のCDにダビングして用意してくれました。
関井さん本当にありがとうございました。
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