文藝春秋を読みました

文藝春秋に鈴木おさむ氏の「20160118」という小説という名の文章が載るということで読みました。「SMAPの一番長い日」と銘打った小説、なのかノンフィクションなのか・・。

名前こそカタカナになっていますが、実名。そしてSMAPという名を使用。
数年前までだったらとても考えられない内容の小説でしょう。
ジャニーさんが亡くなり、メリーさんが亡くなったのもあるかもしれませんが、何よりSMAPがきっかけで芸能界自体が変わった、だからこそなんだろうと思います。
圧力、というものに対してのとらえ方が変わってきた、それはSMAP騒動が発端でしょう。
そういう意味では、こういう小説が発表できるような環境になったのもまた、SMAPの功績ということなんだと思います。

あの日、何が起きたのか、私たちファンが違和感をもって聞いた「木村君のおかげで」というセリフが誰からの指令で、そして、なぜ剛君が口にしたのか、それがはっきりと書かれていました。
ファンが、そして国民が感じた違和感の正体が、はっきりとした。いや、みんなわかってはいたけど、メリーさんが戦犯だってわかってたけど・・。
読みながら涙が出てきました。

これを口にしたら、1対4になってしまう、「破壊のミサイルのボタンを押してしまった」とわかっていての放送。
SMAP崩壊の引き金を副社長自らが引いた。
メリーさんだってわかっていたはず。あんなことを言わせたらどうなるのか。ファンがどう受け取るのか。そしてメンバーの心がもう離れていることも・・。
そもそもあなたが出ていけ！って言ったんじゃない。SMAPを連れて出ていけ！って・・。
こんな謝罪では収まらない、これから上手くやっていくことなんてできないとわかっていて、それでも事務所を守るため、自分の娘を守るためにそうしたのか、それとも老いぼれが血迷って間違った選択をしたのか、今となってはわかりませんが・・。
結果、様々なタレントが退所しやすい環境となり、タッキーもいなくなり、今後の事務所は前途多難です。これがやりたいことだったのかなあ。この未来を望んでいたのかな？そうではない気がしますが・・。

私はこの件をもって、やはりメリーさんのことは許せない。
KinKi Kidsにたくさんの愛情を下さり、2人がメリーさんの着物から作った甚平を25周年のグッズ写真で着ようとも、どんなエピソードを話してくれようが、やはり許せない。
申し訳ないけど・・。それくらいの恨みをファンの心に残してしまった。経営陣の1人のメンツですべてが壊れる、それを今の経営陣には忘れてほしくないですね。

中居くんの休養も延長中です。癌だとか、転移がどうとか、本人が言わない分、憶測が記事になる。言わなければ憶測だらけになるとわかっていて、それを承知で本人が言わないのだからファンは信じて待つばかりですが、何かしらの疾患をかかえているのであろうことは近影を観ればわかります。癌であるという記事も否定できる状況ではないと個人的には思います。とても心配です。
いつか、もっともっと長い年月が経てば、再結成とはいかなくても共演はあるのではないか？と思っていたわけですが・・。
どうか元気になってほしい、それだけです。
私をジャニーズという沼に引きずり込んだ人。どうかまた元気な姿を見せてほしいと思います。