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2022年12月09日04:42

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ロシア革命は「革命」か「クーデター」か? その現代的意義を問う!?

フォト


※画像はロシアの「十月革命」を描いた有名な絵。真ん中にいるのがレーニン

先日アップした憲さん随筆、
「明治維新」の評価の現代的意義を問うことに意義があるのか? その意義を問う!?
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-9c8d56.html

に、更なる反響があったので続報を送ります。

まずは組合仲間の先輩からです。

以下

>忘れた頃の返信でチョッとビックリです。

→すみません。
仕事が忙しかったものですから・・・。

>自分が送信した文章を改めて読むとずいぶんとぶっきらぼうですね。腹の虫の居どころが悪かったようです。

→確かに。
いつもの先輩とはちょっと違う対応でしたね。「ぶっきらぼう」と言うか・・・

まさに「腹の虫の居どころが悪かった」のですかね?

(´艸`)くすくす

>憲さんの「ムッ」とした顔が浮かんで来ました。(^ω^)

→いやいや、「ムッ」とはしていませんよ。

憲さん、いつも「穏やか」です。

( ̄ー ̄)ムフフ

>特に講座派と労農派の論争の部分は突き放してますねあせあせ

→はい!
この論争はいまだに決着がつかず、しっかりと総括をした方がいいと私は思っています!

>講座派の主張は当時のスターリン主義化したコミンテルンの「世界戦略」に基づく政治的思惑に大きく影響されたものですよね。

→そうです。
さらぎさんもそう書いていました。

>社会科学による分析に依った主張とは思えない。

→ですよね〜?

>しかし一定のリアリティーは有ったと思うんです。

それは、地主階級(階層?)と圧倒的「小作農」の存在です。

→それは「『明治維新』後も都市は資本主義化したが、農村は封建制が残った」という問題意識ですかね?

「寄生地主論争」?
https://kotobank.jp/word/%E5%AF%84%E7%94%9F%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E8%AB%96%E4%BA%89-1523008

私も浅学なもんで、よくわかりませんが頑張って勉強してみます!

>ところで、憲さんに調べて貰いたいのは、この生産関係の維新前と維新後の連続性です。

→今、岩波の羽仁五郎著『明治維新史研究』を読んでます。
その中に回答があるかもしれません!

参考

羽仁五郎著『明治維新史研究』
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b246122.html

>労農派に軍配が挙がると思うけど、革命の実践的主体は講座派に圧倒的に片寄っていたことが不幸だったのかな?
当時のコミンテルンの権威の成せる業?
詰まる所ロシア革命のスターリン主義的変質の問題かな?

と、このように理解しているところです。

→うーん( ´〜`)!?

そこまで手を広げられると私も難しくてわかりませんが、研究してみますね!

>憲さんの意見には違和感を感じるところもいくつか有ります。

一例を挙げると、あたかも既存の「ブルジョアジー」が下級武士のクーデターの「尻馬に乗って」政治的伸長を図ったかのような表現。

→確かにそれも憲さんの思い付きで書きました!

突っ込まれると思いました!

(´艸`)くすくす

>当時の「商人階層」にそんな主体的力量が有ったかな?

→私はあったと思いますよ。

江戸時代末期になると、日本社会でも商品経済が発達して「商人」の財力が「武士」のそれを凌ぐようになっていきましたので、経済的力量はあったと思います。

しかしながら、実践的には「明治維新」の主力とはならなかった。それが日本における「ブルジョア革命」の不徹底制につながっているのではないかと思っています。

しかし、「明治維新」を機に「資本主義化」するなかで「ブルジョアジー」として「社会の主役」に「武士階級の没落」を尻目に登り詰めたと考えています。

それが「下級武士のクーデターの『尻馬に乗って』政治的伸長を図った」との表現になりました!

思い付きですけどね!

>まあ、ボチボチと意見交換しましょう。

→是非お願いします!

>思い付いたらまたメールしますわーい(嬉しい顔)

→よろしくお願いします!

・・・・・・・・・

次に、憲さんの学生時代の先輩とのやり取りをしているなかで、ついに「革命マニア」のBさんが参戦してきましたよっ!

Bさんは「明治維新」についてはだんまりを決め込んでいましたが、議論が「ロシア革命」に至ると俄然張り切って参戦してきましたね!

(´艸`)くすくす

これについては「ロシア革命」は「革命」なのか?「クーデター」なのかですごい論戦が戦われ、憲さんにとっては「ちんぷんかんぷん」なのですが、現代社会を分析する上で結構本質的な議論なのでせっかくだから採録しておきますね!

以下、Bさん

Mさん(先輩)、これが右翼のクーデター運動の典型ですよー。ドイツ帝国家権力の言うことがほんとだとしてですが。

ドイツ、クーデター未遂容疑で25人逮捕 議事堂襲撃を計画と - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/63884601

ロシア10月革命=ボルシェヴィキによるクーデター論は、大昔からずっとある論ですよね。池田何某の岩波新書のロシア革命も2月革命こそ本筋論でしたか。
そこには私は賛成できないですね〜。
党派が関与し主導権をとって権力を取るのがクーデター? すると中国革命もキューバ革命もみなクーデターですよね。この世に革命は存在しないことになるのでは?

もちろんレーニンやロシア革命を批判しないとダメなのはわかりますけどねー。

以上

以下、先輩

言葉が足りなかったね
僕が言いたかったのは、ロシア革命は少なくともプロレタリア革命ではないって言うこと
中国革命も同じで、これについては本多(延嘉)さんの中国論について、僕は相当影響を受けている
キューバは米帝の庇護のもとにあったバティスタ独裁体制を打倒した闘いであって、プロレタリア革命や社会主義革命を志向していたものではない
ベトナムも植民地解放・民族解放闘争であって、プロレタリア革命を志向したものじゃないよね
こうしたことを革命と言うことはできるのかもしれないけど、プロレタリア革命とか、社会主義革命とは言えないんじゃないかって言うことが、僕の言いたかったこと
ロシアの場合、二重権力状態だったわけでしょ
その二重権力とは、誰を、どの組織を指していたのか?そして、10月革命後に二重権力の主体がどうなり、権力が誰の、どの組織に渡ったのかをみれば、答えは明らかだと思うけど、どうだろうか?

以上

以下、Bさん

うーん。Mさんの前のメールはこうでしたよ。

「革命という言葉に拘るなら、ボクはロシア10月革命も革命と呼ぶべきではないと考えています
あれこそクーデターというべきではないでしょうか?
すべての権力をソビエトにのスローガンは実現されていません
初めから権力を握ったのはボルシェヴキです
憲法制定議会を解散させたことをみても、革命と呼べるものではないでしょう
その後、ソビエトはどうなったんでしょう?
農村からの種籾までも含めた徴発
どれだけの人間が餓死に追い込まれたのでしょうか?
革命とは、未来社会の準備が既に旧社会のうちにはらまれている時に成し遂げられるものだとすれば、ロシア10月革命は革命ではなくクーデターと呼ぶしかないと思います」

ロシア革命は、プロレタリア革命ではないけど、クーデターは言い過ぎだった、という理解でいいんですか?
ウッシッシ

以上

以下、先輩

二重権力状態を産み出していた主体が、10月革命後にケレンスキー政権が打倒され、ソビエト単独で権力が樹立されたというのなら、それこそお手本にすべき革命といえるでしょう
事実、そのように喧伝されてきたわけだから
でも、真実はソビエト権力をボルシェヴキが簒奪したっていうことではないだろうか?
僕はそう考えるからこそ、クーデターという方が正しいのではないか?って
そうじゃなければ、権力を握ったはずの労働者が、党から派遣された官僚に何故に管理・統制されるはめになるのか、説明がつかないんじゃないかな
つまり、労働者や兵士・農民たちが望んだ革命では、結果としてなかったわけだから、それを革命と呼ぶのはやはり間違っていると思うんだけどね
革命をやろうって今も言っているけど、今の中国みたいになるなら誰も革命なんてやりたくないんじゃないかな
僕は絶対に嫌だってことだけは言える

以上

以下、Bさん

いやいややはり話が戻っていますね。
それは革命の変質の問題として捉えるのがオーソドックスな反スタ革命的共産主義の理解だと思いますけどねうれしい顔

ボルシェヴィキは確かにセクトかもしれないですけど、それなりに広範な大衆的な基盤を有していたことは間違いないと思いますよ。(中略)だから労働者とボルシェヴィキを対立概念として論じると間違えます。

Mさんの理屈でいうなら世界の全ての革命はぜんぶ当初の理念からは歪んだり裏切ったりしてるわけで、すべてクーデター規定をしないといけないような。中国革命もクーデター?

一方でたしかに笠井潔はロシア革命=ボルシェヴィキのクーデターという立場ですね。その点は辛辣です。反マルクスという立場から斉藤幸平もクソミソです。(『新戦争論』)
そのうえで今なお、リベラルやアナーキズムとは立場を異にして全共闘派として革命を志向し続ける立場を維持しているのが新鮮でした。
大衆蜂起のなかで自治/自律/自己権力の無数のコミューンを組織して、国家権力を掘り崩し侵食して解体して「世界社会」をめざす。これが唯一のオルタナティブだ、というのが笠井潔の主張ですね。
ま、笠井潔の主張に刺激を受ける自分と、ロシア革命=クーデターといわれると反発したくなる自分が一緒にいるわけで、矛盾してますね、私も。
ʅ(◞‿◟)ʃ

以上

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!

議論が完全に「ロシア革命は『革命』か『クーデター』か?」になっている!

憲さんついていけない〜!

(´艸`)くすくす

そもそも「笠井潔」ってだれよ?

参考

【笠井潔】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E4%BA%95%E6%BD%94

Σ( ̄□ ̄;)ハッ!
「反マルクスという立場から斉藤幸平もクソミソ」!?

斎藤幸平氏は「反マルクス」なの?

参考

憲さん随筆
「脱成長コミュニズム」の展望−斎藤幸平著『人新世の「資本論」』を読む
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-052eda.html

憲さん、頭がこんがらがってきた〜!

ということで、今回はオチはありません。

皆さんはいかがお考えでしょうか?

(´艸`)くすくす

どーよっ!

どーなのよっ?
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