11月3日(木・祝)、大和郡山IMAXシアターで鑑賞。朝9:20開始でも観客40人超。
先着特典のミニポスター(ステッカーの方が良かった)はコンプリートした。
【IMAX】ロード・オブ・ザ・リング『旅の仲間』 2022年09月21日鑑賞
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【IMAX】ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 2022年10月19日鑑賞
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『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』2022年10月28日日(金)IMAX劇場公開
映画.com 特集記事
https://eiga.com/special/lotrimax/
wiki 詳細あらすじ
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?&oldid=91731586
第3部の幕開けは「ホビットのスメアゴルが闇落ちしてゴラムになるまでの経緯」。
発端は、確か500年くらい前だったはず。
一緒に釣りをしていた友達が川に落ち、川底で光るものを見つけた。川から上がって泥を拭うと、金の指輪が。それを見た瞬間、指輪に魅入られたスメアゴルは「"わしら"にそれをよこせ」(註・字幕でそう表記された)と友に言った。友の方も指輪に魅入られた顔つきで、当然拒む。さっきまで仲良しだった2人は壮絶な殺し合いを始め、友を締め殺したスメアゴルは指輪を手に入れた。追放された彼は長い時を独りで生き、異形となり果てた。
「一目で心を奪われ、操られる」指輪の恐ろしさがよく分かるエピソードだった。
あの指輪を首に下げて厳しい旅をしたフロドは、どれほど激しく心を苛まれたろう。
前の持ち主だった老ビルボも(神の国への)船出に向かう馬車の中で「最後にあの指輪をもう一度見せてくれ」とフロドに頼むほど、あの指輪に魅入られていた。第1部の終盤で「あれはワシのだ!」とフロドに叫び、シャーッ!と凶悪な顔に豹変した時はまだ元気だったが、第3部ラストではもう一人では歩けないほどヨボヨボになっていたのに。こんな状態でも、まだ指輪への執着を忘れないとは…。ゾッとした。
一度「指輪の虜」になった者は、元通りの平安な心を二度と取り戻せない。
たとえ、指輪がこの世から消滅しても。それは「決して消えない呪い」だったのだ。
モルドールの火口まで辿り着き、やっと指輪を捨てられるという土壇場で「指輪は僕のものだ」と闇落ちしてしまったフロド。凄絶な奪い合いの果て、ゴラムに左人差指ごと指輪を食いちぎられた。揉み合った勢いでゴラムと指輪は溶岩だまりに落下、指輪共々溶けていった。ゴラムは幸せそうに絶命したが、生き残ったフロドは不幸そうだった。
せっかくシャイアに帰ってこれても、もはやこの世にフロドの居場所はなかった。
だから、ガンダルフはフロドを連れて神の国へ旅立ったのだろう。成仏してね…。
他方、真のヒーローであるサムは、健全な心と体(あれほど過酷な旅をし、飲食もままならなかったのに、ちっとも痩せなかった!)を保ったままシャイアに戻ってこれた。
そして、前から好きだった女性と結婚、2人の子を授かり幸せに。本当に良かった!
(13ヶ月の長い旅を終えて帰郷したサムと家族をほのぼの描いて物語は大団円)
一途にフロドを支え続けたサムが幸せになってくれて、私は心から嬉しい。
指輪のせいで心が弱ったフロドに疑われたり、ゴラムの狡猾な策略で陥れられても、彼は終始一貫して忠信を示し続けた。その気持ちの強さはアラゴルンにも劣らなかった。
(話は脱線する。ゴラムが犯した一連の策略を見ながら、毒妹のことを思い出した。
滅びの山を登る途中、ゴラムがサムを陥れるため「サムは裏切り者だ。実は指輪を狙っている」とフロドに予め吹き込んでおいた件。2人が寝ている隙に残り少ないレンバスを捨て、パン屑をサムに振りかけて「サムが食った」と濡れ衣を着せた件。衰弱したフロドを心配したサムが「少しの間、私が指輪を預かりましょう」と申し出た瞬間、「ほら言った通りだ!」と騒いでフロドの猜疑心を煽り、邪魔なサムを排除させた件。サムよりゴラムを信用したフロドを大蜘蛛の巣に導き、食わせて指輪を奪おうとした件。
わが毒妹は、年端もいかぬ子供の頃から、500歳のゴラムと同じ手口を体得していた。まんまと母親を手懐け、操り、私を攻撃させていろんな物を奪い続けた。彼女はスメアゴルのように一見善良だったが、実は恐ろしく貪欲で狡猾だった。手癖が悪く、口は巧く、愚直な私に自分の罪をなすりつけた。他所でした盗みはさすがに私のせいにできなかったが、すっかり手懐けた母親に庇わせ、こっそり尻拭いさせていたと私が知ったのは後年のことだ。まさにサイコパス。【結論】ゴラムのキャラにはリアリティがある。)
ホビットの仲間、メリーとピピンには、今回もそれぞれ見所があった。
ピピンは、サルマンが使っていた「サウロンにつながる珠」を発見。ガンダルフが包み隠したのに、好奇心から覗いてしまう。サウロンに見られたピピンは悶絶、ガンダルフに救われる。ガンダルフはピピンが珠で「サウロン勢がゴンドールへ進軍する光景」を見たと知り、ピピンだけを連れてゴンドールの首都ミナス・ティリスに向かう。
ピピンは、ゴンドールの執政デネソール(この親父は本当に酷い奴!火達磨の最期は自業自得)に「自分たちを庇って死んだ子息ボロミアの恩に報いるため、お仕えします」と衝動的に申し出、城の衛兵に任じられる。彼はADHDっぽい。
ガンダルフはローハンに援助を仰ぐよう勧めるが、デネソールはゴンドール王の末裔アラゴルンに国を奪われることを恐れて拒絶。そこでガンダルフはピピンに命じ、ローハンに援助を求める狼煙を上げさせる。険しい岩山の頂上にある櫓まで身を潜めながら素手で登って点火するのはスリリングなミッションだった。
狼煙を見たローハンのセオデン王はゴンドール援護を決意。
(第2部で、ゴンドールがローハンを見捨てたため、最初は渋っていたが)
冷酷な父デネソールの命令でファラミアが無謀な攻撃を敢行した時、デネソールに命じられてピピンは歌を歌った。声も歌詞も雰囲気があって素敵だった。
歌詞は原作から、作曲はピピンを演じたビリー・ボイドによるものだという。
https://youtu.be/dYxDKUGyNDg
残ったメリーはローハンの騎士となったが、体が小さすぎるため城に居れと言われた。エオウィン姫も腕が立つのに、女だからといつも置いてきぼり。しかし今回、彼女は「友のために戦うことは誰にも止められない」と男装し、メリーを自分の馬に乗せてゴンドールへ出陣した。
(「友のため」には「アラゴルンのため」がかなり入っている乙女心を感じた)
この作戦は当たった。手綱は前のメリーがさばき、エオウィンは存分に剣を振るう。
エオウィンが狙われたときはメリーが剣でアシスト。見事なコンピネーションだ。
激戦中、竜に乗ったナズグルの首領がセオデン王を襲い、王は馬の下敷きに。絶対絶命のピンチにエオウィン&メリーが割って入った。「人間の男に我を殺すことは不可能」と嘲笑う魔王の脚に、ホビット(≠人間)のメリーが刃を突き立てる。エオウィンは兜を取り長い金髪をなびかせて「私は“男”ではない!」と叫び、魔王の顔面を突き刺す。セオデン王を看取ったエオウィンは、出陣前、ローハンの後継者に指名されていた。
エオウィンといえば、第3部の初めに、ちょっと切ないシーンがあった。アラゴルンに「私には心に決めた女性がいるから」とキッパリお断りされたのだ。可哀想だが、第2部ラストの抱擁でモヤッとした疑念が晴れて良かった。笑
他方、アルウェンは父王エルロンドの説得に負け、西方(神の国)へ向かおうとしていたが、「幼い少年を抱きあげるアラゴルン」の幻影(予知)を見て裂け谷に引き返す。彼女は父王に懇願し、アラゴルンの祖先イシルドゥアの折れた剣を鍛え直させてアラゴルンに届けてもらった。
アラゴルンは鍛え直した王の剣「アンドゥリル」をエルロンドから与えられたおかげで、「死者の道」に封印された亡霊の王と交渉し、その軍勢を味方につけることができた。
第2部では木の精霊たちが、第3部では亡霊の軍勢が、旅の仲間に加勢し、逆転勝利に導く。これらは痛快なスペクタクルシーンだった。
さて。私が唯一覚えていたシーン「決戦に臨み、王が戦士たちを鼓舞する感動的な演説」を、今か今かと待っていた。なかなか出てこない。てっきりセオデン王の演説と思っていたのに、ローハンを出る時も、ゴンドールでサウロン軍にぶつかる時も、違った。
でも、整列した兵士の前をセオデン王が馬で往復し、自分の剣を兵士の剣に当てて気合を入れながら演説する様子はカッコ良かった。このシーンは丸っと忘れていた…。爆
問題のシーンは、滅びの山を進むフロド達からサウロンの目をそらすため、黒門の前で決死の囮大作戦を敢行する際、アラゴルンが行った名演説だった。最高の見せ場!
"Hold your ground, hold your ground!
Sons of Gondor! Of Rohan! My brothers!
I see in your eyes the same fear that would take the heart of me.
A day may come when the courage of men fails,
when we forsake our friends and break all bonds of fellowship.
But it is not this day.
An hour of woes and shattered shields,
when the age of men comes crashing down!
But it is not this day!
This day we fight!
By all that you hold dear on this good Earth,
I bid you stand, Men of the West!"
「踏みとどまれ!踏みとどまれ!
ゴンドールとローハンの息子たち!わが同胞よ!
諸君の目の中に私の心をも襲うであろう恐怖が見える
人間の勇気がくじける日がくるかもしれぬ
友を見捨てる日が来るかもしれぬ
だが、それは今日ではない!
魔狼の時代が訪れ、盾が砕かれ、人間の時代が終わるかもしれぬ
だが、それは今日ではない!
今日この日、我々は戦うのだ!
かけがえのないすべてのものに懸けて、踏みとどまって戦うのだ、
西方の戦士たちよ!」
ーーーーー
そうです!これです! このシーンがもう一度観たかったんですぅー。感涙
この後、ギムリとレゴラスの泣かせる掛け合いもある。
「まさかエルフの隣で死ぬとは」「友の隣で死ぬと思えば?」「それなら悪くない」
演説を終えたアラゴルンは、醜怪な戦士がぎっしり並ぶ方へ歩み出してふと振り返り、
「フロドのために」と呟いたかと思うと、猛然と先陣を切った。
それを見た仲間の兵士達も一斉に「フロド!」と叫び、敵に突っ込んでいった。
最高に凄まじい戦いだったが、さすがに3作目ともなると見慣れてきて、心の中でツッコミが始まった。(城門前で戦うのに、丸い陣形はどうなんだろう?)(巨象が出てきた。あれは前もいた。正面から向かって行けば踏み潰されるだけなのに、なぜワンパターン?攻略法は考えないの?)(象使いを射れば倒せそう。むしろ後退して距離を取り、射掛けては?)(やっぱり亡霊軍はもうちょっと引き留めておいた方が良かったんじゃないか)など。もともと戦闘シーンは苦手、突っ込まないとやっていられない。苦笑
ツッコミ出すと止まらなくなる。悪い癖だ。
指輪を葬ったおかげでサウロンの魔力が失われ、ガンダルフが鷲に乗ってフロドとサムを助けに来れたのは分かる。だが、山が噴火し彼らは溶岩流の中にいた。岩に登っていたとはいえ、何千度もある溶岩が足元を流れているのに、灼熱にやられないのは不思議。
この長い長い戦いの物語が「たったの13ヶ月間」に起きた出来事だったという話にも驚いた。フロドとサムは徒歩で滅びの山の頂上まで行ったのに。脚速すぎィ! それに、ゴンドール戦で意識不明の重症だったファラミアが、アラゴルンの戴冠式に参列していた。元気そうな様子で、エオウィン姫といい雰囲気だった。まぁそれは許す。笑
余談だが、戴冠式で、ゴンドールの新王となったアラゴルンにフロドら4人のホビットが首を垂れると、アラゴルンは「礼を言うべきは我らの方」と頭を下げ、その場にいたすべての人間もそれに倣い、小さな“勇者たち”に謝意を示したのは胸熱シーンだった。
ホビット達がシャイアに戻って4年も経過したことは「サムの子供たちの年頃」であっさり示されて終わり。
ただ、のどかなシャイアの様子を淡々と描いて激しかった物語を締めくくる作法は余韻があって良かったと思う。興奮をクールダウンし、すっきりと劇場を後にできた。
エンドロールの歌はアニー・レノックスだった。ちょっと意外。
クレジットと共に、登場人物の淡い肖像デッサンが次々登場する趣向は洒落ていた。
この絵がものすごく上手くて、モノクロ写真を加工したのかと思うほど。
しみじみ心が落ち着き、ああ、ついに全てが終わったんだなぁと深い感慨を覚えた。
【LOTR】みんなは、その後どうなった?
コンパクトな解説
https://youtu.be/AV9GwdRKITE
とても丁寧な解説
https://youtu.be/mrnU1ZCOY10
20年振りの再会ショットも!「ロード・オブ・ザ・リング」キャスト12人の現在
https://youtu.be/7ZmWhehQMwQ

LOTR『王の帰還』名台詞の一覧
https://www.eiga-square.jp/title/the_lord_of_the_rings_the_return_of_the_king/quotes
「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴンの演説で生きた英語を学ぶ!
https://www.yougaku-youga.com/entry/lord-of-the-rings-aragon-english
「フロドのために」に込められたアラゴルンの心情 (劇伴解説もあり)
https://bagend.me/research/for_frodo_lyrics/
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5401990
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=183009
2004年にこの作品を劇場で観た時、
決死の戦いに臨み、戦士たちを鼓舞する王の名演説に心が震えた。
「But it's not this day!」の力強いリフレインは血をたぎらせ、耳に深く刻まれた。
ーーこの傑作は、末代まで語り継ぐべきものだーー。
拳を握り、息を詰め、画面を凝視した私は強くそう思った。
あれから18年。リマスター版『王の帰還』をIMAXで観られるとは!
人間、長生きはするものだ。笑
mayaさんの感想日記 2022年10月29日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983592506&owner_id=8677079
tamaさんの感想日記 2022年10月29日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983593013&owner_id=10258677
Filmarks レビュー
https://filmarks.com/movies/28593
映画.com レビュー
https://eiga.com/movie/1804/review/
【INDEX】映画/舞台 関連日記(2)2019〜
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