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2022年09月01日09:13

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年度って何だ?

古来、夜長月から転じて長月と呼ばれた9月。
世間的には下半期の開始とされています。

この下半期とは、4月から始まり3月で終わる「年度」の後半という意味かと思われます。
この「年度」を意識したのは、幼稚園の年少年長のクラスが4月に始まった事からですが、この意味が昔から不思議でした。
その名称から考えても、1月から12月までの年が先に有ったのは間違い無いでしょう。
であれば、わざわざ別の期間を定める理由が何処に有るのだろう?

年齢が長ずるに連れそうした事を考える事も減っていきましたが、どう考えても4月開始に合理的な理由が思いつきません。

久しぶりに思い出した機会に、改めて調べてみました。

先ず、年度とは「目的に合わせて区切られた1年間の期間」とのこと。
という事は、別に4月1日から3月31日でなくても良い訳で、私が小1から小3まで習っていたヤマハオルガン教室のように、5月から4月であっても、年度と呼称して何の問題も無い訳です。

一般的な4月から3月の年度は、国や自治体の歳入歳出の区切りである会計年度に因むよう。
そしてこの会計年度も、日本のそれは10月開始に始まり、1月、更に7月となりました。

それが、富国強兵の為に軍事費が増大した為、明治17年(1884年)に次年度予算の一部を組み込んだ事から、明治18年度を7ヶ月に短縮、明治19年度から4月開始となったのだとか。

区切りを何処に設けようと、予算の総額は同じでしょうし、何だかインチキくさい話という気もします。

そして、会計年度が普通の暦(1月から12月の)と異なる国はけっこう有りますが、日本(他に英国やインド、パキスタン、カナダ、デンマークなど)のような4月開始以外にも、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデン、ギリシャ、フィリピンなどの7月開始、米国、タイ、ミャンマーなどの10月開始などが有るよう。

もちろん、フランス、ドイツ、ロシア、中共などの1月開始も少なくありません。

日本でも、角栄さんを始め多くの人が1月開始としようと考えたようですが、主に大蔵省の反対で挫折していたのだとか。

なるほどね…
4月という事に特別の必要性が有るという訳ではない訳ですね。

会計に関しては色々都合も有るかもしれませんが、学校は1月開始が合理的だとは思います。
そうすれば早生まれ遅生まれだの、学年は一緒だのも無くなります。

とは言え、変更するとなると変更時の混乱は必至でしょう。
ならばやはりこの形が今後も続くのでしょうか。

さて
写真は地元津田沼恒例のお祭り。
興味は有るのですが、私の主催ライブイベントと完全に被ってしまいました。
残念(。>д<)
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