8/28(日)
夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となった愛媛県松山市の中心街を走る伊予鉄道は、ユニークな取り組みを始めた。県の名産品「温州ミカン」とお菓子「タルト」の模型を、それぞれ別々に一つの車両のつり革に取り付けたのである。愛称は、その名のとおり「みかん電車」と「タルト電車」。
写真=みかん電車の車内 詳細記事より
詳細記事
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7089191
みかん電車に用意した模型は34個、タルト電車の方は30個である。タルトは、カステラ生地であんを巻いたロールケーキ状の愛媛の伝統菓子である。発祥の地は、実のところポルトガルだという。時は400年遡る。1647年、久松家初代松山藩主・松平定行公は、幕府からの命令により、港が開かれた長崎の監視や警護を担う長崎探題職を兼務していた。ポルトガル船の入港の知らせを聞きつけ、急遽海上警備の役割を担った。船で長崎に入ったポルトガル商人と交流し、カステラの中にジャムが巻かれた南蛮菓子タルトに出合い、松山へ持ち帰ったのである。以降松山を代表する名産品として定着した。
詳細 旅ぐるなび
https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_2424/
伊予鉄道は、全38両のうち、名産品の模型が存在するのは各1両ずつにとどまる。鉄道会社は、その日の朝に5つの路線からから一つを選び、運行する。目的の列車に乗るため、その日の朝にスケジュルーを調整しなければならない。地元松山市民からも愛されると共に、全国の鉄道ファンからも注目を浴びている。
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