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2022年08月17日16:47

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やられたー!

「自転しながら公転する 」

著者 山本文緒

プロローグ、 本編、 エピローグ の三つに分かれていて、

りんご プロローグりんご

ベトナムの男と結婚する事になった
日本人の女の子の話で、
場所は ベトナム ホーチミン市。
結婚式当日の賑やかな会場の風景。

いよいよ、この世界に飛び込むのだ!
この国で幸せに暮らす!
と 女の子は 意気盛ん。


リサイクル 本編 リサイクル

一転して、場所は茨城県の牛久。
牛久大仏のそばのアウトレットで働く、
地元生まれの 33歳の女の子の話。

今、付き合っている二才年下の男の子は
実は中卒で、無職で、将来がとても不安。

ても、寿司屋をやっていた父親の為に施設の費用 毎月6万円を支払ったり、東北の震災では仕事を辞めてボランティア活動に行ったり。

だから無職だったりバイトだったりするが、自分の中にしっかりした芯を持っている男の子。

けれども 結婚して 子供を育てることを希望している33才の女の子にとっては不安材料でしかない。

他方、その女の子は
たまたま知り合ったベトナム人の
20代の男の子から猛烈な好意を寄せられる。
彼は 裕福な家の息子で 実業家のお兄さんの日本での仕事を手伝っていて、
これから日本人のお嫁さんをもらって 日本で事業を展開していきたい
と女の子にプロポーズする。

これ、どう考えても
この女の子は玉の輿に乗るんだなー
そして、冒頭の結婚式につながるんだなー
って 思っちゃう。

でも、今の中卒の彼は?

本編の後半部分。

迷いに迷ってる女の子を乗せて運転している、中卒の男の子、
実は運転免許が6年も前に失効していて
スピード違反で捕まる。
(無免許運転で捕まったら、逮捕だわな )

て、なっちゃった時
ああ、
これで決定的に別れるのか
これで駄目になって、女の子は玉の輿に乗るんだなぁ と思う。


🏵 そしてエピローグ 🏵

ん?
何かおかしいな?

と思うような内容が増えてきて・・・
実はベトナムにお嫁に行くのは 主人公の牛久の女の子の 娘なのでしたー

と、いう
いつの間にか世代が一つずれている
という意外な設定。

寿司屋で働き始めた中卒の男の子と牛久の女の子は結婚して、娘ができて、
でもやっぱり生活苦で、

ベトナム人の裕福な男の子の新しい店舗で働かせてもらい、
さらに そこで バイトを始めた娘がベトナム人の彼氏と出会い、結婚へ
という展開。



つかれた顔 なんだよー つかれた顔

後書きを見たら、
プロローグ と エピローグは書き下ろしです。

だと!

こりゃ参ったわ。
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