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2022年07月15日05:47

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たましい


なにものにも そまりたくない
むしょく とうめいを ねがうのに
「戦争反対 」と想うだけでも
染まっていると 諭すひとが 居る

諭したひとには こどもが居て
その こどもは おんなのこ だから
そのひとの こどもは せんそうと むえんだろう…と
そのひとは かんがえて居るのかも 知れない

にんげんの いのちは
発生させられて
にんげんの いのちは
ひとりで 生きてゆけるとは
かぎらない のに


はじめて ひとを好きになったとき
もしも
あいてが ひとをころしたことがあるひとだったり
これから
ひとを ころす予定が有るひとだったりして
そのことを あとで知ったとしたら
それでも 初戀は初戀のままだと言い切れるだろうか
愛してはいなかったと もしも言ったなら
そのひとは 無傷で生きてゆけるのだろうか


はじめて こどもを授かったとき
その いのちは
だれもが てばなしで
よろこぶ いのちに なれるだろうか
その いのちの発生に
こころが たましいが 悲鳴をあげるひとは居ないと
言い切れるだろうか


昔 母と観たドラマでは
お腹を空かせた復員兵が
山中で 山菜採りをしていた女性にヒドイことをした
その女性は哭いて抵抗したのに
復員兵は 同じ日本国民の女性にヒドイことをした
だのに その女性は被害者になったあと
その復員兵に なけなしの食糧を与えた
その復員兵は 彼女の なけなしの食糧を
戦利品のように 勇ましく食べていた


被害者になったあと
その女性は どうやって生きてゆくのだろう
その女性に もしも夫か恋人か父兄が居たなら
加害者が復員兵だから…といって諦めるんだろうか

もしも
もしも 愛するひとのために純潔を守っていたなら
そのひとは これから
どうやって生きてゆくのだろうか


母は言った、
「戦争は、戦争が終わった後も
人間を おかしくしてしまうことがあるんだね。
私達が平和に暮らしてゆけるのは
色々な人々の犠牲を無駄にしてはならないと
そう想った人々が
どんな理由が有ったとしても
二度と戦争を起こしてはならない…と
頑張ってくれた おかげなんだね。」


戦後すぐ
子供を作れる機能を持った男性を
女性同士で奪い合ったり
それを いいことに
何人もの女性と交渉する男性が出没したり
食べてゆく為に
何人もの男性と交渉せざるを得ない女性が居たり


だのに


わたしが なにかにそまっていたとして
戦争を反対しない理由に なるだろうか

こどもが おんなのこだからと言って
そのこが
戦争の被害や犠牲と一切無縁で
一生を終えられると言い切れるだろうか


わたしは 戦争反対だ
むしょく とうめいで生きることすら
かなわないほど むりょくでも
わたしは 戦争反対だ

たとえ 死んだあとだとしても
わたしは たましいのペンで 書く
戦争反対
ひとが ひとを ころしては ならない






















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