なきたくて なきたくて たまらないときに
なけなくて なきつづけられなくて もどかしいときに
ただ すなおに なける しあわせ
ないてさえいれば
どこかの だれかが きづいてくれて
どうすれば なかなくてすむかを考えて
あやしたり お世話したり 抱っこしたりして
素直に泣いたことを 咎められなかった 日々
いつしか ひとは なかなくなる
なみだの しまいかたを憶え
くちびるを 噛み締め
こころの 拳を 憶えてしまう
それが おとなと いうものならば
わたしは おとなに ならなくて いいや
きれいなものは きれいだし
臭いモノは 臭いのだし
ところ構わず掃除したって
半日もしないうちに
おとなに 汚されてしまうのだもの
いのちの しまいかた
たましいの ひきだし
こころを おさめず
わたしは 生きる
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