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2022年06月24日02:20

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からあげ専門店 2

 唐揚げはいまや国民食のひとつです。好きなおかずランキングでも餃子や焼き肉を押さえて堂々の一位になっています。ビールなどのアテにも大人気。家庭で作るには調理と後片付けが面倒ですし、外で買ってくるとたいして値段が変わらないので、持ち帰りの専門店が増えたことは以前にも述べました。現在日本でもっとも多くの店舗数を誇るのは「鶏笑(とりしょう)」で170店舗に達しています。2021年には唐揚げ専門店は全国に3100店舗になりました。
 材料となる鶏肉もブラジルや中国から安価なものがどしどし輸入されています。昔のように国産でなければ嫌だという人も少なくなったのも盛んになった原因のひとつです。さらに他の業態から唐揚げ専門店にチェンジするのに費用は35万円程度で済むというデータもあります。
 前回の投稿はこちら。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982362120&owner_id=5138718

 しかしそんな唐揚げですが、2022年4月の段階で、持ち帰りの唐揚げ専門店の「失速し始めた」という声がささやかれるようになりました。前回にも少し述べたところではありますが。閉店ラッシュが始まり、ワタミの「から揚げの天才」も例外ではありません。昨年から唐揚げの売れ行きは落ちてきているのです。考えられる大きな原因は「飽和状態」ということ。限られている利用者に対して店舗が増えすぎてしまったのです。味噌ラーメン店のブームと同じことです。それに加えて鶏肉の価格高騰が響きました。さらにコロナ禍が落ち着いてきて「巣ごもり需要」が減ってきたというか慣れてきたことも大きな原因です。外食する人が増えたのです。また、フランチャイズの本部は美味しい唐揚げについてのノウハウは持っていますが、集客に関するノウハウがあまりないのです。ホームページを見れば分かります。いまだにテレビでは唐揚げ専門店のブームを取り上げていますが、テレビが扱うようになったということはブームの終わりとも云えます。
 こうした傾向を踏まえてワタミの「から揚げの天才」などはのり弁や欧風カレーなどの弁当商品に活路を見出しているようです。競合店は持ち帰り弁当店やコンビニなどがあるので前途は多難だと思われますが…。栄枯盛衰は世の習いですね。
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