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2022年06月02日23:17

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【第77期本因坊戦七番勝負第3局】

■井山四冠が3連勝=囲碁・本因坊戦
(時事通信社 - 06月02日 20:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6980900

囲碁の井山裕太本因坊(33)に一力遼棋聖(24)が挑戦している第77期本因坊戦7番勝負(毎日新聞社主催)の第3局が2日、前日に続いて長野県高山村で打たれ、井山本因坊が259手で黒番中押し勝ちし、3連勝で11連覇に王手をかけた。
持ち時間各8時間のうち消費時間は井山本因坊が7時間58分、一力棋聖が7時間59分。
第4局は11、12の両日、福岡県太宰府市で開催される。

● 一力棋聖、カド番へ ○
https://mainichi.jp/articles/20220602/k00/00m/040/242000c

今期シリーズの中盤戦への突入局である本局、黒番の井山本因坊が小目と小目に対して、白番の一力棋聖が2連星でスタートした。
黒が左上を二間に締り、白が右上へケイマに掛かった。
黒は三間高挟みして、白はケイマに掛けてから黒へモタレていく。
白は左下を大ゲイマに締り、黒は右下の三々へ侵入して実利を確保し、白は厚みを築く。
ただ、通常とは違う形での分かれとなった。
黒は下辺を中心に白模様の拡大傾向を消す様に左下へケイマに掛かった後に下辺の大場へ回る。
白はこの黒への攻めを見て、下辺から戦い開始のオーラとなっていく。
右下で互いに切りを入れ合っていて、これも絡んで局面が厳しくなっていった。
振り替わりが起こり易い神経質な状態へなっていく。
互いに弱石を補強し合って、中央へ石が伸びていった。
白は右上の黒を分断しながら、右辺へ入っていく。
黒は急場となった、ここの大石の凌ぎを急いだ。
外側から右上との連絡を果し、右下も生きの確保を目指す。
白は左下の実利の確保を目指しながら、中央付近で形成された勢力を活かしながら、黒を攻めていく。
更に左上へツケから入って、侵入した。
黒は実利を確保して、白は上辺の挟んだ黒を攻める態勢となった。
上辺の黒はモタレからの捌きを決行する。
そして、中央付近での白模様を消しにいく。
下辺付近でコウとなり、白は攻め合い絡めながらの弱石の救出を目指す。
白は左辺で切りを入れて仕掛けていくが、黒も反発して左下を荒らしていく。
上辺が白地となり、左下を絡ませながら、下辺の黒地化を睨む。
白は下辺を荒らすものの、黒は中央付近での攻め合いを制した。
互いにヨセを打ち合っていたが、コミ掛かりへ持ち込む事が難しくなった状況を認めて、白が投了した。

これで、井山本因坊は3勝目を挙げて、防衛へ大きく前進した。
コウ争い本格化する前では少し、白が厚いという場面も有ったが、コウ争いが本格化してからの折衝中に黒がジワジワとポイントを稼いでいた様だった。
今期シリーズは井山本因坊の勝勢で折り返し地点を迎える展開となったが、一力棋聖はストレート敗退だけは何としても阻止したいところだ。

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