福井県越前市の武生(たけふ)地区には、30年以上前から地元の人に愛されてきた「ボルガライス」というソウルフードが存在します。ボリューム満点で子どもから大人まで大人気のボルガライスは、お店によって味も特徴もさまざま。
ボルガライスはオムライスにトンカツをのせ、お店こだわりのソース(カレーを除く)をかけた料理のこと。オムライスのなかのごはんや、最後にかけるソースもお店によって微妙に違うのだそうです。ボルガライスは30年以上前に誕生したと言われており、東京の洋食屋さんが出していた「ボストンライス」が原型になっている説や、お店のスタッフがたまたま作った料理が評判になった説など、名前の由来や発祥は諸説あります。なんか、長崎市発祥の「トルコライス」を思い起されますね。巷では「イタリアのボルガーナ地方で食べられていた」「ロシアの『ボルガ』という料理から名付けられた」など架空の説も飛び交っており、真実は今でも闇の中です。どちらにしてもかなりハイカロリーですね。
ボルガライスを愛する人たちが「ボルガラー協会」なるものを作っています。越前市職員が中心メンバーなのだそうで、会員は「ボルガラー」と呼ぶしきたり以外は、規約も会費もない謎の団体です。
これが食べられる店は越前市内に何軒かありますが、有名なのが『秘密のケンミンSHOW』でも紹介されたことがある「ヨコガワ分店」。、東京でも杉並区梅里にある「花の木」という店で食べられます。地下鉄新高円寺駅の近くです。ほかにも何軒かあるようですので検査してみてください。
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