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2022年05月24日23:34

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高田馬場の立ち食いそば店

 高田馬場駅というと、早稲田大学と早稲田予備校、それにポルノ噴水がすぐに連想させられます。
 さて、JR山手線・西武新宿線の高田馬場駅早稲田口を出ますと早稲田通りの向こう側にちょっと不思議な店があります。「幸寿司」という看板と「ネギトロ巻3本600円」と張り紙があるように見た目は寿司屋なのですが、昼間は別の暖簾がかかっているのでした。それは立ち食い蕎麦屋なのです。いわゆる「二毛作」。
 この店には夜の寿司屋のほうに来店したことがありました。たしかにネギトロ巻はその通りの値段でしたが、他の握りや巻物は一丁前の値段であまり安くはなかったなあ…。味もそれなりでしかなかったし…。途中下車してまで、というほどの寿司屋ではありませんでした。当時、大学への通学ルートに西武新宿線→地下鉄東西線も利用していたので、高田馬場はレコード店やスタンドでプロレス紙「週刊ファイト」を一日早く売っていたので週に一回は降りていたのでした。レンタルレコード店「友&愛」も利用していたし…。
 で、こちらの昼の部のほうの「吉田屋そば店」がこのたび46年の歴史に幕を降ろすことになりました。「BIG BOX高田馬場」よりも二年早くにできていた店です。二毛作ということでマスコミにもよく登場していました。「天玉そば」、「天ぷらそば」、「たぬき玉」が人気メニューだったそうです。元プロボクサーで俳優の赤井英和も立ち食いそばが大好きという縁でこの店を訪れたことがあったそうです。
 この7月で閉店。ずいぶんと昭和からの飲食店の閉店を見てきましたが、また一つ懐かしい原体験が消えてゆくのはなんとも感慨深いものがあります。
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