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2022年05月24日20:23

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『地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険』そえだ信

鈴木勢太33歳。
未婚だが子持ち。
北海道札幌方面西方警察署刑事課に勤める警察官。

そんな彼が、担当していた事案の確認のために出向いた小樽市で、高齢者の運転する暴走自動車から老婆をかばって倒れてしまい、意識が遠のいていった。

やがて意識を取り戻したところ、彼は自分自身がロボット掃除機になっている事に気が付く。
しかも、隣りの部屋には中年男性の死体があるという異常事態。

そのような状況でも彼が一番に考えるのは、娘の朱麗の安全。
実は彼女は勢太の姉の忘れ形見であり、姉の再婚相手だった男から姉ともども暴力を振るわれ続け、ようやく別れさせたのに、肝心の姉が不審死を遂げたのだ。

そのため勢太が今の状況に置かれていては、その男、賀治野に朱麗がさらわれて危害を加えられかねず、気が気でないのだ。

そこから、ロボット掃除機になった勢太の長く困難な旅が始まる。

うーむ。
こうやってあらすじを書いてみると、あまりにも阿保(褒めてます)な設定で、先の予測がつかないと言いますか、段差の数々を考えると不可能としか思えないのですよ。
その上、旅の途中で幾つかの難事件も解決したりして、人間の時ならどれほど優秀なんだ!勢太刑事!!!
本当に、と〜〜〜〜〜っても面白いので、ミステリファンはもちろんの事、SF、ファンタジーファンにも、強くお薦めします。
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