健康診断に基づいて医者が介入すると、かえって早死にするというデータが出ました。常に医者からあれこれ言われていれば、それだけでもストレス健康を害するというものです。他の比較試験でも、健康診断によって健康寿命が延びたというデータは一例もなく、欧米では健康診断の積極的導入はしていません。
自治体が健康な人間に健康診断を呼びかけたり、企業の従業員が法に基づいて健康診断を強制されたりというのは日本独自のもので、それは個人に健康にではなく、ひたすら製薬会社と医者の賭けのために貢献しているのでしょう。
昔だったら治療の対象とならなかった「老化」という自然現象も、健康診断を受けてしまったら、高血圧、高コレステロール症、認知症、骨粗しょう症などの「病名」がつけられ、薬を出されます。
老化が薬で防げるわけはないのですが、これが「病気」と診断されれば、ヒトは薬を飲めば治るのかと錯覚します。それで製薬会社が儲かります。かつて「成人病」と呼ばれていたものが「生活習慣病」に変更されたのも同じことでしょう。
「成人病」は加齢という自然現象によって、慢性化する病という意味合いだったのですが、これが「生活習慣病」と改称されることで、生活習慣を見直せば治る病気に化けたのです。そして、その「治療」のためには、様々な薬が必要ということになって、製薬会社に莫大な利益をもたらしたのです。
なお、政府に対して「成人病」を「生活習慣病」に改称するよう提案し、製薬会社に多大な貢献をした代表的な医師が、聖路加国際病院の日野原重明ということになるのであろうか。ちなみに日野原重明先生のお兄様に結婚式の時の牧師をやって頂いたのです(笑)
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