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2022年04月25日18:08

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カモン カモン(C'mon C'mon)

 「20センチュリー・ウーマン」「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督が、ホアキン・フェニックスを主演に、突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄っていく主人公と甥っ子の日々を、美しいモノクロームの映像とともに描いたヒューマンドラマ。ニューヨークでひとり暮らしをしていたラジオジャーナリストのジョニーは、妹から頼まれて9歳の甥ジェシーの面倒を数日間みることになり、ロサンゼルスの妹の家で甥っ子との共同生活が始まる。好奇心旺盛なジェシーは、疑問に思うことを次々とストレートに投げかけてきてジョニーを困らせるが、その一方でジョニーの仕事や録音機材にも興味を示してくる。それをきっかけに次第に距離を縮めていく2人。仕事のためニューヨークに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが……。「ジョーカー」での怪演でアカデミー主演男優賞を受賞したフェニックスが、一転して子どもに振り回される役どころを軽やかに演じた。ジェシー役は新星ウッディ・ノーマン。(映画.comより)





<2022年4月24日 劇場鑑賞>

 ホアキン、「ジョーカー」でよっぽど疲れたのではないでしょうか(笑)。次に選んだ今作では、ちょっと個性的な子供に振り回される(そして妹の言いなりになっている)優しすぎる兄を演じて出色でした。ちょっと優しすぎるんじゃないかなぁ。

 ホアキンの妹(演じるはギャビー・ホフマン)は、才能はあるけれど手のかかる(要するにちょっと病んでる)音楽家の夫の元に行くため、ホアキンに息子を預かって欲しいと言います。結婚したこともない兄なのに、イヤと言えないんですね。どうも母親に溺愛されたことで、「母は一生私を理解しようとしなかった」と考えている妹に、負い目を感じているようです。かわいそうに。そんなこと、ホアキンのせいではないし、母と娘なんてどうせわかりあえないものなのに。さっさと諦めずに、最後まで母を求めた姿勢は尊敬するけど。ま、描かれないだけで、他に確執があったのかもしれませんけど。

 ということで、とても聡明だが一風変わった男の子を預かって彷徨うことになります。大変です。ホアキンは自由業だったから良かったけれど、私みたいな勤め人だったら、絶対に不可能だったでしょう。ホアキン、偉いと思いました。アメリカでは、これほどまでに子供が尊重されるのかと思うほど子供の考えが絶対で、ホアキンは謝ってばかりです。妹には時として責められるし。ある意味、どうかとも思う展開でした。

 でも、ホアキンにインタビューされる子供たちは、とてもしっかりしていて賢い意見を言う子ばかりでした。主張がいちいちもっともで。自分はこの年齢でこれだけのことを答えただろうか、と考えてしまいました。モノクロの画面も、いい雰囲気でした。作品によって、ほんとにがらりと変わるホアキン、うまいと思いました。
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