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2022年04月12日23:31

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徒然読書日記22-14《湖の男/アーナルデュル・インドリダソン》




《湖の男/アーナルデュル・インドリダソン》
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://booklog.jp/users/besokaki-arlequin

エーレンデュル捜査官シリーズ4作目。
これまでの作品にも共通することですが、
ながい歳月が経過して、
忘れ去られていた事実を
少しずつ掘り起こしていく地道な捜査、
そして主人公である捜査官の
過去と現在の私生活、孤独感が
同時進行で語られます。

今回の事件の背景には
東西冷戦時代の出来事があります。
まぼろしの理想を追って
人々が失った時間、
重荷を背負って生きてきた時間が、
しみじみと描かれています。
失ったものを取り戻すことはできません。
これは主人公の人生にも、
私たちにもあてはまることですね。

東西の冷戦は、
いまや加熱状態にあります。
そしてまた悲劇が繰り返されています。



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