mixiユーザー(id:7640532)

2022年04月08日22:49

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第5639話  醤油の玄関

どうも、ともんじょです。

妖怪を研究(?)している者として読んでおくべき本っていうのはかなり多い。
けど、本はお金がかかるし、難しい本だってある。
古典の名作だなんて学生時代に古典の成績があまりよくなかったボクには読むのは相当難しい。
できれば現代語訳されているものがあればなぁなんてよく思っていたら、
あった!
光文社古典新訳文庫から「今昔物語集」が発売されていました。
文庫なのに1700円はなかなかなお値段。
だけど、読んでみたらめちゃくちゃ面白いでやんの。
平安時代に編纂された仏教の説話集。
説話集って聞くと何か教訓めいていてお説教臭いものなのかと思いきや。
怖い話から笑える話、そしてド下ネタまでいろいろ収録されています。
特に、今昔物語集に影響を受けたのが芥川龍之介で、
羅生門や鼻なんかはこれをもとに物語を作っています。
ほかにも聞いたことあるような昔話の元ネタになっていたりします。
ちょいとマニアックだけど、「道成寺」の「安珍と清姫」も収録されていますし。
妖怪退治といえばの「源頼光」と四天王なんかも登場します。
特に気になったのがさ、今昔物語は「法華経」推しなんですね。
困った人にとにかく法華経を読ませたり、読んでみたら苦難を乗り越えることができたって話が多かったですね、
法華経って別に日蓮宗とか学会だけものじゃなくて、真言宗なんかの密教でも読まれているありがたいお経なんです。
先入観はよくない!あのお題目だからって、先入観はよくない!
改めましょうね。
そうなると、法華経ってどんなことが書かれているのかも気になり始めましたね。
700ページくらいの分厚い本でしたが、厚さは気にならないで読めましたよ。
今後も暇なときにパラパラめくって読もうって思います。
あり会議で偉い人がチンチンを出して座っているのを自分だけ気が付いて思わず吹き出しちゃったんだけど、弁明できなくてすごく怒られるって話や。
すごくエロい夢を見ていて目を覚ましたらチンチンに蛇がかぶりついちゃっていたって話。
卜部末武が産女を脅す話もありました。
大変ためになったし笑えたし、おもしろかった。
新訳文庫の方々にはもっと頑張ってほしいです、御伽草子とか、宇治拾遺物語とかも翻訳出来たらぜひ買わせてもらいたい。
この面白さは読んだ人しかわからないんですよ。
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