２１世紀に於いて尚、暴力で我意を通そうとする奴が居る

此度の、プーチン・ロシアの凶行を見ていると、人間とは何と愚かな生き物である哉　とつくづく思わされる。
ロシアの国家指導者・プーチンも愚かだが、それを支持するロシア国民も愚かで野蛮である。自国の軍隊が他国を破壊し、殺戮し、侵略して居る事を熱烈に支持していると言うのだから、その盲目的思考停止に驚く他無い。
とは言え、我々日本人も今から約一世紀前には今のロシア人と同じ様な思考パターンで生きていたと言う事実が有る。当時、大日本帝国軍部の暴走を誰も止められなかったし、思慮浅き国民は政府の態度を「弱腰」と指弾し、他国侵略を大いに称賛したキライが有る。極右や右翼のプロパガンダを何の疑いも無く信じ込んで居たのである。今思っても誠に汗顔の至りである。
凡そ、思慮浅き無教養な人間は「勢いの良い勇ましい話」に飛びついて、そのストーリーを盲目的に信じ込んでしまう物である。如何に文明が進もうと人類は「お山の大将」＝（我こそは世界に冠たる存在である）と思いたいものである。ロシア人はプーチンの野望の芳香に幻惑され、集団陶酔の状態に引き摺り込まれて居るのである。
幻想とも言える此の野望の夢から覚めた時、プーチンとロシア人の上に何が起きるか？我々の目におおよその見当はついているが、プーチンとロシア人にはそれが見えないらしい。この度の「ウクライナ侵攻」プーチン・ロシアは敗けないかも知れないが、決して勝ちはしないと確信する。