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2022年04月06日10:11

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憲さん随筆アーカイブス 「浅草残照」 “浅草花やしき”の思い出

フォト


※画像は花やしき屋上庭園からの眺望

※この随筆は2017年10月3日に執筆したものに加筆修正しました。

今度映画化される『火花』の主題歌がビートたけしの「浅草キッド」になったという芸能ニュースを先日耳にした。

参考

【火花 (小説)】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E8%8A%B1_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)

予告編
https://youtu.be/BTThgh1PbqE

その浅草キッドの歌詞にはこうある。

♪お前と会った仲見世の、煮込みしかないくじら屋で夢を語ったチューハイの泡にはじけた約束は・・・♪

【浅草キッド (曲)】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%89_(%E6%9B%B2)

歌・ビートたけし
https://youtu.be/BF5t8ivVCHc

私は寡聞にして、浅草の仲見世通りに鯨屋はおろか酒を飲める居酒屋を知らない。

もしかしたら、たけしの修行時代にはあったのかも知れないが、仲見世に居酒屋は似つかわしくないこと甚だしい。

やはり仲見世に似つかわしいのは人形焼き屋や雷おこしを売る土産物屋である。

煮込み屋が似合うのはまぎれもなくホッピー通りである。
 
参考

ホッピー通りのお店一覧!煮込みの美味しいお店やおすすめをチェック!
https://asakusakanko.com/hoppy-street/

そのホッピー通りからほど近くの六区に「捕鯨舩」という鯨屋がある。

たけしはよくここで飲んでいたようだが、ここにも煮込みしかないということはない。
この鯨屋、一度はいってみたいのだが、値段が高くて敷居が高い。

参考

【捕鯨舩】
https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13035269/dtlrvwlst/B30546921/

ちなみに、憲さんは浅草の煮込みで一番好きなのは西参道の「ふくちゃん」の牛スジ煮込みである。

これは絶品だ!

参考

【牛めし ふくちゃん】
https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13101000/dtlphotolst/

ということで、たけしの歌詞はリアリティーに欠ける。

先日、紹介した森田芳光監督「の・ようなもの」の道中付けのほうが、リアリティーがある。

以下

吾妻橋を渡ると仁丹塔が見えてくる。
浅草雷門に入る。
観音様!志ん魚が朝一番でやってまいりました。
人形焼の匂いのない仲見世は寂しい、思い出の花屋敷に足は向く。
国際劇場の踊り子たちは今頃どうしているだろう、シントトシントト・・・。

参考

憲さん蘊蓄映画評論 森田芳光監督作品『の・ようなも』 しん魚の東武伊勢崎線堀切駅から浅草までの道中付けを辿る!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-14c418.html

浅草花やしきは浅草の奥山、旧公園五区に現存する日本最古の遊園地である。できたのが、1853年(嘉永6年)というから、ペリーが浦賀に来た年である。当初、植物園の「花屋敷」として開園したそうだ。

(以下、ほとんどウィキペディア情報)

その後明治になり園内は和洋折衷の自然庭園の雰囲気をかもし、さらには動物園の様相を呈してきたようだ。
そして、徐々に遊戯機器の設置を行うようになった。
戦後、1947年(昭和22年)春に遊園地「浅草花屋敷」として再開園。2年後には東洋娯楽機に経営自体が委ねられ「浅草花やしき」と改名し今に続いている。

実は憲さん、浅草はよく行くのだが、花やしきは入ったことがなかった。

なぜなら、その入園料が大人一人千円もするからである。

しかし、その理由もウィキペディアを読んでいたらわかった。

以下、引用

(花やしきは)長らく入園料を取らず、利用する施設ごとに回数券などで料金を支払う形を取っていた。しかし、近隣の場外馬券場 (現在のWINS浅草)から流れた労務者達が園内を占拠し、また彼らが泥酔状態であることも少なくなかったため、園内の風紀が乱れており、運営上悩みの種だった。併設していたゲームセンターが少年達のたまり場となっていた点を浅草警察署から勧告を受けていたことと、またもともと収益が上がりにくいことを理由に1985年(昭和60年)の風営法改正に伴い回数券とは別に入園料の徴収を開始した。有料化しても懸念していた客足は衰えはなく、むしろ風紀絡みの悩みが一掃できた。

以上、引用おわり

と、憲さんが高校生の時に入園料を徴収するようになったそうだが、現在の千円とはちと高い気がする。

参考

【浅草花やしき】
https://www.hanayashiki.net/

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E8%8A%B1%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%8D

そこで一昨日の日曜日に、はじめて花やしきに行ってみたのだが、なんとラッキーなことに、一昨日は一年に一回、花やしきが決めた「勝手に都民の日」ということで、都民に限り入園料が無料になっていた。

やったね!

参考

浅草花やしきの入場料が無料になる勝手に都民の日と勝手に県民の日
https://okanenokanri.com/hanayashiki/

花やしきはそう広くない敷地に遊具がところ狭しと設置されている。
都民は入園無料ということで、いつもの平日よりは混んでいるようだ。

どの遊具も、私が幼い頃谷津遊園や向ヶ丘遊園にあったような、どこか郷愁を誘う遊具たちだ。

参考

【谷津遊園】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%B4%A5%E9%81%8A%E5%9C%92

【向ヶ丘遊園】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%90%91%E3%83%B6%E4%B8%98%E9%81%8A%E5%9C%92

なかでも、メリーゴーランドは素敵だ。
ただ、木馬が回転しながら上下するだけの遊具なのだが、幼い子供たちが親に同伴され、楽しそうにはしゃいでいる。

参考

【メリーゴーラウンド】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89

こちらもなんとなく、見ていて楽しい気分にさせられる。

メリーゴーランドが回転し続ける限り平和も続いてほしいと願わざるにいられない気持ちになった。

ここで、憲さん平和の俳句

平和乗せ
回転木馬の
秋思かな

醒酔庵愚憲
お粗末 m(_ _)m

結局、懸垂式モノレール型の船の乗り物と、霧のスワンの2つに乗っただけであった。

有名な民家スレスレに走るジェットコースターは下からその走りを眺めるだけとし、まことしやかに本物が出るといった噂のあるお化け屋敷も外から眺めるだけとした。

他に射的や輪投げなどもあって、園内は思いの外賑わっていて、何かお祭り気分に浸れたが、憲さんが花やしきで一番気に入ったのは、3階建ての事務所が入ったビルの屋上からみるその眺望であった。

箱庭のような小さな遊園地を眼下にして、秋空に浅草寺の本堂や五重塔ごしにスカイツリーが聳えている。

憲さん、東京で一番好きな風景かもしれない。

そこは屋上庭園というには少し憚れるかもしれないが、花が植えられていて、若い女性の職員が水やりをしていた。

おそらく、その名称「花屋敷」の名残なのだろう。

そこは眼下の遊園地の喧騒からははなれ、入園者もほとんどいない一番くつろげる空間だった。

花やしきを出て六区に向かう。映画館が一軒もない六区を昔だれが想像できたであろうか?

参考

【浅草公園六区】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E5%85%AC%E5%9C%92%E5%85%AD%E5%8C%BA

場外馬券場がわがままに幅をきかせている。
苦々しい限りである。

しかし、まだまだ東洋館や浅草演芸ホール、ロック座も健在だ。


参考

【浅草東洋館】
https://www.asakusatoyokan.com/sp/

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%BA%A7%E6%BC%94%E8%8A%B8%E5%A0%B4%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E9%A4%A8

【浅草演芸ホール】
https://www.asakusaengei.com/sp/

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E8%8D%89%E6%BC%94%E8%8A%B8%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB

【浅草ロック座】
http://asakusa-rockza.com/#confirm

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E5%BA%A7

もう「娯楽の殿堂」とはいえないかもしれないが、浅草にはまだその名残は残っている。

ROXビルの前にいた大道芸人“メランコリー鈴木”の芸は楽しかった。

参考

【メランコリー鈴木】
https://www.strangedish.com/blank-c65q

やっぱり浅草は楽しい。

帰り洋食屋で一杯やりたいなと思いつつも、貧乏人の悲しい性、浅草にきても日高屋に落ち着くのがなんとも情けない。

参考

【ヨシカミ】
http://www.yoshikami.co.jp/

東京屈指の歓楽街であり、観光名所浅草は、やはり食事が観光地値段なのが玉に瑕。すき焼きも天ぷらも洋食ももんじゃも高い。日常の延長線上では入りずらい。ホッピー横丁も結構高い。

だれか、浅草でゆっくり落ち着いて飲めてそれでいて安い飲食店しりませんか?

でも、憲さんそんな浅草が大好きハート

浅草最高\(~o~)/

花やしき最高\(~o~)/

どーよっ!

どーなのよっ?
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コメント

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