《犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯〈上〉〈下〉/Ⅿ・ヨート& H・ローセンフェルト》
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主人公は極めて我がまま、
人間関係を良好に保つことができないばかりか、
人の嫌がることをわざとするような、
組織に馴染めない浮いた存在です。
一言でいうと嫌われ者。
でも、プロファイラーとしては超一流。
シリーズ2作目の導入部は、
そんな主人公の我がまま勝手な立ち居振る舞い、
人の感情を逆なでするような言動が延々と続きます。
ぜったい知り合いになりたくない、
身近にいてほしくない存在だなぁ
と思わせられる描写が延々と続いて、
いい加減辟易したころに物語が急展開。
その後はスピード感もアップして、
最後まで息つく暇もないくらい惹きこまれてしまいました。
今回は主人公の性格が災いして、
事件がより複雑にややこしくなってしまいます。
また主人公の抱えるトラウマ、
孤独感もさらにクローズアップされ、
物語は深みを増しています。
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