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2022年02月25日17:25

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コロナ飲み薬は二種出てますが

メルクのモルヌピラビルは、新型コロナウイルスのメッセンジャーRNAに入り込み、
ウイルスが増殖しようとすると間違った情報を複製させます。
間違った情報を持ったウイルスはウイルスとして働くことができず、
つまりまっとうな増殖ができないのでそのうち死滅します。
確実にウイルスを殺すけどちょっと時間がかかる。
しかも、妊娠中女性(気づかない初期でも)の場合胎児の細胞分裂を阻害するので、
「これから妊娠希望の女性」「今妊娠中の女性」は絶対に使えません。

ファイザーのパクスロビドは二種類の薬を飲みますが、
片方は「新型コロナウイルスの殻になるタンパク質合成を阻害する」ものです。
新型コロナウイルスの本体はメッセンジャーRNAですが、
細胞内で増殖して、細胞を壊し、周囲に散らばるときに
メッセンジャーRNAを包むタンパク質の「殻」が欠かせません。
これの合成を阻害しますので、感染した細胞内のウイルスは細胞から出れない。
つまり周囲細胞が感染から守られます。
モルヌピラビルより効果が出るのが早いです。
でも、
タンパク合成阻害剤なので、ちょこっと人体のタンパク合成も阻害するかも。
でもまあ、人間はでかい生き物なので多少阻害されても
「口内炎」「腸炎で下痢」「皮ふ炎症で潰瘍」くらいじゃないかな。
(…大変ですけどコロナで死ぬよりいいか、ってことで)
問題なのはもう一種類の薬で、これは肝酵素を阻害するもので、
これがないとせっかくのタンパク合成阻害剤があっという間に分解されてしまうんですが、
この肝酵素阻害剤って、他の薬の代謝も阻害するので、
持病で他の薬を飲んでいる人はその薬の体内濃度が上昇しすぎて
場合によっては大変なことに。(薬飲みすぎと同じ状態)
コロナは合併症あると悪化しやすいのですが、
パクスロビドは、合併症あって他の薬飲んでいる人間は「使えない」かも?
というちょっと困った薬です。

今、他の仕組みの治療薬も次々開発中だし、
すでに出た薬の改良型も研究中なのですけどね。
今すぐに治療しなくちゃならない場合には、
患者さんの状態によって薬を使い分けなくちゃなりません。
若い女性にはパクスロビド、持病あるお年寄りはモルヌピラビル、って感じですかね。

…というのが2月12日に書いた日記(一部改変)ですけど、
今回、塩野義が出す薬はファイザーのものと似ています。
つまり新型コロナが増殖するために作る殻タンパク合成阻害ですね。
ファイザーの薬は二種類セットで、タンパク合成阻害剤と、
タンパク合成阻害剤が分解されるのを防ぐ薬との組み合わせですが、
塩野義はどうなんだろう?
二種類まとめて1錠にしているのかな?
(リンスインシャンプーみたいに)
まだ詳細はわかりませんけどね。


■塩野義、コロナ飲み薬を承認申請 「早期承認制度」適用求める
(朝日新聞デジタル - 02月25日 13:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6864130
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