2月23日、大和郡山で鑑賞。シネコンの一番小さいシアターで、客は8人。
公式
https://wwws.warnerbros.co.jp/dreamplan/
特別映像 リチャード編
https://youtu.be/djm9OP-Tbrk
特別映像 ウィリアムズ姉妹編
https://youtu.be/sKpwguvXiUg
世界一のテニスプレイヤー、ウィリアムズ姉妹の名くらいは知っていた。
その程度の私が、予備知識なしに観たせいだろうか。さらっと観て終わりだった。
彼女たちのパパは「有名人」らしい。確かに、こりゃ凄い人だわ!と観て驚いた。
名言も多かった。でも、なぜだろう。作品にはあまり心を揺さぶられなかった。
というわけで、
たぶんアカデミー作品賞はないだろう。
https://eiga.com/official/oscar/all.html
今日は『Nightmare Alley』予告編も劇場で見たが、これも作品賞はなさそう。
ちなみに競合は、10部門ノミネート『DUNE』、7部門ノミネート『WEST SIDE STORY』、7部門ノミネート『Belfast』、4部門ノミネート『Don't Look Up』、4部門ノミネート『Drive My Car』、3部門ノミネート『CODA』、など。
では、ウィル・スミスは、アカデミー主演男優賞を取るだろうか?
他の候補者と見比べてみた。
https://eiga.com/official/oscar/all-actor.html
個人的には『tick, tick...BOOM!』のアンドリュー・ガーフィールドが取ったら嬉しいが、錚々たる顔ぶれを見ると最年少でノミネートされただけでも光栄かなと思う。
『tick, tick...BOOM!』感想日記
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981087650&owner_id=1833905
主題歌賞は意外と有望かも。
https://eiga.com/official/oscar/all-others.html
Beyoncé – Be Alive (Original Song from the Motion Picture “King Richard”)
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5295921
例によって「驚きの実話」。
いかにもアメリカ人が好きそうなアメリカン・ドリーム・サクセス・ストーリー。スポ根物の割には気の利いたジョークも多くて、悪くない。けれど少々モヤッとした。
エンド・ロールに出てくる「KING RICHARD」は作品の原題。ビーナス&セリーナのパパのこと。まぁこれが、どえらいパパで、かなーり神がかり。一家はエホバを信仰していた。エホバって厳しい家父長制なのね。「テニスプレイヤーは儲かるぞ!あと2人子供を作ろう」ってんで、ビーナス&セリーナが誕生する前にパパはテニスの教育法を独学で研究。「世界チャンピオンにする78ページの計画書(ドリームプラン)」を作成し、それをキッチリ実現していくという物語。素質とか全く考えず「次にできる2人をテニスプレイヤーにしよう!」と決めるところに絶句した。
「プロ選手生命は短く、余生の方が長いから、勉強第一(ウィリアムズ5人娘は全員首席)」「(娘がhumbleじゃないと感じたら家族で『シンデレラ』を観て謙虚さの大切さを教えるなど)人間教育が優先」「家族を大切にする」「子供を褒める。励ます。大きな夢を持たせる。徹底して支え続ける」「(ジュニア選手権で親の期待に潰される子が多いことから)子供時代を大切に過ごさせる。ジュニア選手権には出さない」などなど、親としては勉強になる話がいっぱい。
しかも、パパは凄い勝負師でもあった。姉妹をプロコーチに売り込みタダで支援させる道を切り開いたり。14歳でプロデビューする(それまでの3年間は一切試合に出ていない)ビーナスに、ナイキが300万ドルでスポンサー契約を持ちかけてきても首を縦に降らなかったり。なかなかの策士だ。
あのウィリアムズ姉妹が、子供の頃は5人1室の子供部屋、シングルベットを2人で使うような生活をしていたとは単純に驚き。それでも姉妹たちはとても仲が良く、いつも笑っていた。「宿題しなさい」が口癖で看護婦をしているママも思いやりのある素敵な女性だった。いつも夫と娘を支え続けていた彼女が一度だけ夫にキレたのは「妻である私に何も言わず自分だけで大事なことを決めた時」だけ。「娘たちがいなかったらとっくの昔に別れていたわよ」に内心拍手した。
エンディングに流れるビヨンセの歌は良かった。ウィル・スミスはもちろん安定の名演技。クライマックスにはちゃんと感動も用意されている。
なんだけど…。何の余韻もなかった。
この作品がアカデミー賞で6部門もノミネートされた理由は、アカデミー会員がよっぽどテニス好きなのか、「世界最強のテニスプレイヤー」ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹に誇りを持っているのか、どっちかだとと思う。
ちなみに、第94回 アカデミー賞(2022年)ノミネート部門は、
作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、主題歌賞。
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