mixiユーザー(id:8729247)

2022年02月22日15:08

229 view

国民優性法

1940年にできた法律でね。
「産めよ増やせよ」つまり戦争に備えて優秀な男(国民)を作るために、
不良な遺伝子を排除する、という
いわゆる優性思想に基づくもの。
ただし、あくまでも産めよ増やせよなので、
よほどでない限り人工妊娠中絶は行うことができなかった。
「堕胎」といういやな言葉が生き残っているのはこの法律のせい。
「悪いこと」なんだね。

国民優性法が改正される形で、戦後(1948年)に成立したのが
優生保護法です。
戦後に誕生した女性議員さんが提出した法案でね。
メインになる改正点は
「経済的な理由で中絶ができる」ようになったことでした。

つまり戦後の人口爆発への対策ですね。
頻発するゴーカンの後始末の意味も含まれていた。
国民優性法では一種の罪悪とされてた中絶をわりと自由にできる、
つまり「女性の人権」のために改良された法律だったわけ。

ただし、優生保護法には「優良でない遺伝子の強制排除」の項目が
残っていたもんだから、
残念ながら悪用、というか、そっち方面で使われてしまったのです。
親や親類が「こいつはおかしい、一族のためには子を作らせないほうがいい」と
判断して医者に連れていけば、簡単に卵管や精管を結紮できちゃう。
本人同意は事実上必要なし!

ワシは以前、ハンセン病の療養施設で当直バイトとかしたことあるけど、
そのとき、施設内で患者どうしの結婚は認めるけど、
不妊手術が条件だった、という話を聞いたよ。
手術が失敗して妊娠成立してしまったら、
無理に押さえつけてでも中絶し、子宮摘出したらしい。
かなり大きな赤ん坊がホルマリン漬けで標本室にあったけど、
そういう流れだったんだねぇ。
聞いたときも「…」となったけど、思い出しても虫唾が走るわい。
この、本人の同意なく強制不妊や強制中絶って
戦後に成立した優生保護法が根拠になったんだってさ。
…それより前に行われたものはつまりは違法。ああいやだいやだ。

まあそれはおいといて。(大事な問題だけどね)
そういうわけで、一般人女性に対しては
「お金ないのにこどもばかりどんどんできる(子殺しにつながる)」のが
人工中絶受けたり不妊手術受けたりできるようになった、という
すごく喜ばしい、福音的な法改正だったんだが、
そうじゃない場合もあった、ってこと。

1996年に今の「母体保護法」に改正されました。
いわゆる「優性」の考え方を抜いたものなんだけどね。
なぜか知らないけど、「経済的理由」での中絶が
すごくやりにくくなってしまった、と記憶している。
中絶の書類に「母体疾患あって妊娠継続が生命の危機」とかなんとか
嘘をえんえんと書かないと、中絶できない。
それもなんか、変だと思うけどね。
今は中絶やってない(免許を捨てた)ので
嘘書類書かなくてよくなったけどね。

もちろん中絶は女性の体にいいことじゃない。
だからきちんとした、低用量ピル指導による避妊がセットなら
中絶しにくい法律も意味あると思うんだけどさ。
いまだに「性教育で性交を扱わない」って教育指導要綱に書いてあるなら、
いったいどうやってピル使用含めた避妊を教えろっていうのだろう?
女子が生まれて初めてセックスを持つのは中学校2年から3年が最初のピーク。
卒業する前にカレシと、
もしくは卒業しちゃう上級生のカレシと、っていうやつ。
で、5月連休前に妊娠発覚して高校中退、となるんだけど
中学校で避妊教えないからこうなるんだよなぁ、といつも思います。

強制不妊 国の賠償責任を認定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6860517
20 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年02月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728     

最近の日記

もっと見る