ルビーは複雑な感情を胸に秘めながら健気に家族を支えるヤングケアラーだ。不幸ではないが、いろいろ辛いことがある。通訳として泌尿器科に同行し、両親の性生活に関する話に関わったり。漁業組合の会合で興奮した親父が手話で役人を罵った「Suck my dick ! 」を漁師たちの前で親父の代わりに叫んだり。女子高生がやるには非常にハードなことを、彼女は小さい頃から、当たり前の役割として担ってきた。
音楽のヴィー先生、親友のガーティー、気になる男子マイルズといった健聴の理解者たちに支えられて歌の才能が開花したルビーは、歌を聴くことができない家族の応援も得て、名門バークリー大の特待生入試にチャレンジする。
実技試験でルビーが歌う「青春の光と影」(原題: Both Sides, Now)が味わい深くて本当に泣ける。結末はみんなの期待通り、爽やかな作品だ。
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