■「ホークスの恩人」「自身が登場」 王さんら球界から水島さん悼む声
(朝日新聞デジタル - 01月17日 15:31)
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水島新司作品の特徴に、巨人軍が出てこないことがある。パ・リーグが舞台の「あぶさん」は勿論、セ・リーグが舞台の「野球狂の詩」でも、巨人軍選手はオールスター戦などのちょい役としてしか描かれていない。
実は1970年代、巨人軍は梶原一騎の「巨人の星」をはじめとする一部作品とのみ独占契約を持ち、水島新司は巨人軍を描かなかったのではなく、描けなかったのだという。
顕著な例が「野球狂の詩」のエピソード「俺はナガシマだ!」。長嶋茂雄に憧れる草野球の選手、長島太郎が入団テストで東京メッツに入団、最終戦で一軍レギュラーに抜擢され、奇しくも長嶋茂雄引退の日にホームランを打ち、揃って引退する話し。当時の水島新司から精一杯のはなむけとして印象深い。
長嶋茂雄本人が登場するのは、巨人軍監督を解任され浪人になった年。「あぶさん」の舞台、居酒屋大虎にふらりと現れ、影浦安武を激励するストーリー。
スーパースターの来店に感激し、お代はいらないという店主(影浦の義父)に、無理やりお札を渡し、去って行く長嶋。しかし、お札は実はレシートだったというサゲがつく。
ちなみにアメリカ大リーグもある時期から、肖像権を厳しく管理するようになり、あぶさんも日米野球やWBCへの出場を辞めている。
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