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2022年01月13日18:40

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「維新」とは極右勢力の合言葉−「日本維新の会」はファシズム政党ではないのか?!(後編)

フォト

※画像は街頭演説する「大阪維新の会」の橋下徹代表(左)、松井一郎幹事長(右)、吉村洋文氏(中央)肩書きは全て2015年当時

※この随筆は2021年11月半ばに筆を投げたものに加筆修正して完成させました。

※この随筆は「日本維新の会」の党?員、もしくはその政党を心底愛して止まないという方が読むと気分が悪くなりますのでなるべく読まない方がいいと思います。

読む際はどうぞ自己責任でお願いします。

m(_ _)m


※前編から続く

と、ここまで「維新」という言葉について長々と分析をした。

そして、本題はここからである。

現存する国政政党「日本維新の会」(以降「維新の会」とする)についてである。

この政党が「維新」という忌々しい過去を纏った名前をその政党名につけているのが単なる無知のなせる産物とは言い切れないと憲さんが思ったからである。

それを強く意識したのが去年10月末日に行われた総選挙の結果が出てからである。

「維新の会」が躍進し、全国の議席を4倍近く伸ばし、大阪では小選挙区を独占したのである。

そして、選挙後の「維新の会」の動きを受けて11月17日に東京新聞特報部が「ゆ党 第三極なの?」「改憲強調 本質は『自民の党外派閥』」と題して特集記事を出してくれた。

そこにはこうある。

「特に憲法論議では、(国民民主党と)改憲論議を加速することで早々に一致。九日には、衆参両院の憲法審査会を毎週開くことを求めることを確認した。」

これを受けて記事のなかで大阪在住で大阪の政治状況に詳しいフリージャーナリストの吉富有治氏はこう喝破した。

「維新は『自民の党外派閥』でしかない。野党でも『ゆ党』でもない」

さらに記事の中では明治大学の西川伸一教授(政治学)もこう危惧している。

「維新は自民のいわば補完勢力であり、政権の生命維持装置。『身を切る改革』といった一般受けする言葉を使うが、主張の中身をよく吟味しなければ」

見る人が見ればわかるのだ。

憲さんはこの「維新の会」はファシズム政党ではないかとみている。

【ハシズム】という造語がある。

橋下徹氏の政治手法がファシズムであるという批判を込めた用語だ。

以下【ハシズムを斬る】より

いま、大阪のまちを奇妙な妖怪がわがもの顔でのし歩いています。名付けて「橋下」主義(ハシズム)。閉塞した社会を生きる市民のやり場のない不平・不満をエネルギー源に、仮想敵を作り上げては徹底攻撃し、マスコミに登場してヒーローを気取る。社会は改革されず、市民の不平も解消されないから、同じ手法が繰り返し使えます。こんなハシズムが大阪を牛耳ることは、まさに「今ここにある大阪の危機」です。この集会の目的は単にハシズムを批判することではありません。ハシズム批判を通じて、自治・政治・民主主義そして本当の「正義」について語り合い、大阪の自治の担い手として自らを高めていくことです。自治の主役は「独裁者」ではなく、ひとりひとりの市民なのですから。

以上。

参考

【ハシズム】
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%8F%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0

まさに、ファシストのヒトラーやムッソリーニと同じではないのか?

橋下徹は「今の日本で一番重要なのは独裁。独裁と言われるぐらいの力だ」(2011年6月29日)という発言をしたこともあるぐらいだ。

参考

「日本維新の会」はやはり極右政党か?(上)――橋下発言における性的リバタリアニズム
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2013052800019.html?page=1

これは、もう確信犯であろう。

ただしこれに対する第三者からの反論もある。

こちら

佐藤優氏 橋下氏をハシズムとレッテル貼る人への疑問呈す
https://www.news-postseven.com/archives/20120429_105137.html?DETAIL

そこにはこうある。

「現時点までの橋下氏の政治手法を見る限り、社会的弱者に対する優しさ、排外主義の両要素が欠如している。橋下氏をファシスト視する言説が説得力を持たないのは、分析する対象の実態と噛み合っていないからだ。」

確かに佐藤氏が言うような厳密な意味での分析は必要かも知れないが、これまでの「維新」幹部の橋下徹、松井一郎、吉村洋文の言動と、2021年末の総選挙後の「維新の会」の動きを見ると「維新の会」=ファシズム党は確定だと憲さんは考えている。

しかし、幸いなことにこの「維新の会」に対して地元大阪で異を唱えている人もいるのだ。

今年1月7日の東京新聞こちら特報部に「おかしな政治 物申す 日本城タクシー社長 坂本篤紀(56)」という記事が出た。

この方、大阪府・市の新型コロナウイルス対応を取り上げた民放番組で、大阪市長だった橋下徹の主張を「アホみたいな議論」と切り捨て、「橋下を論破」と話題になった人だ。

その記事の中にこうある。

以下、長いが記事を引用する。

 医療現場で不足していた防護服の代わりに松井が呼び掛けて集まった雨がっぱが、大量に余った。坂本は番組で「『集めすぎました』と謝ればええやん。学ばないことが問題や」と促した。出演者の橋下が「雨がっぱは備蓄してるんでね」などとまくしたてて擁護した。坂本は「なんで間違いを認めへんのやろ。間違いから学ばないから、改まらへん」とため息をつく。
 大阪は新規感染者が一時二千人を超え、自宅療養中の死者も相次いだ。吉村はテレビに出演し、対策をアピールし続けた。「テレビに出まくるより、感染対策するのが大事なんやけどな。いつ仕事しとるんか、分からん」と坂本。その舌鋒(ぜっぽう)は毎回、画面に映る吉村のジャンパー姿に及ぶ。
 「二〇二五年の大阪万博のステッカーを付けとるんや。将来の万博をPRして、今、膝が痛いばあちゃんに『今は治療するのを待って』と言うとるようなもん。説得力ないやん」
 二〇年四月、吉村は全国民への十万円給付を巡り、ツイッターに「政治家や公務員、生活保護受給者、年金生活者は、コロナで収入は減らない。ここにお金を配るべきじゃない」とつづった。楽して税金を食い荒らすやつがいる−。そんな暗い思いを人々に抱かせかねない言葉を、坂本は見過ごせなかった。
 「生活保護がないと生活できない人に、なんで『金もらいすぎ』ってなるんや。誰かて病気で働けんようなって、生活保護を受けるかもしれん。そもそも、ばらまきって、だめなんか? 集めたお金を分配し、民を慈しむのが政治やろ」
 維新は衆院選で四倍近く議席を伸ばした。ただ、坂本は「維新はな、公務員や生活保護受給者をやり玉にあげるんや。それを受け入れる有権者が、三分の一はいる。そこをつかまえとけば、選挙で勝てるからや」とみている。
 そんなねたみをあおるやり方が気にくわない。「得意技がレッテル貼り。悪者をつくって亀裂を入れ、分断するんや。それはやがて差別につながる。アメリカの(前大統領の)トランプと同じや。そんなん、政治がやることか」

(中略)

坂本が維新に引っかかりを感じたのは一四年。当時の市長だった橋下と、「在日特権を許さない市民の会」会長だった桜井誠のヘイトスピーチを巡る会談だった。双方が罵倒し合い、日本中が失笑した。坂本は違和感を抱いた。マスコミの前で会う相手が桜井だったことに「意図」を感じた。
 「カメラの前でヘイトを繰り返したかもしれん人や。その言葉がそのまま流れたら・・・と思うてな。呼ぶなら、被害に遭った在日の子やん。マスコミの前で、子どもたちに『心配せんでええ。守ったるからな』って言えば、いいやんか」
 維新は党の基本方針で「小さな行政機構」をうたう。「要は何もしない政治。自己責任社会だ」と坂本。その「自己責任論」を積極的に唱えたのは、小泉政権で構造改革を進め、安倍・菅両政権で重用された竹中平蔵。現政権でもデジタル技術と地方活性化を考える政府有識者会議の一員だ。
 「公務員や議員を減らそうとするわりに、やたら会議をつくっちゃあ、『お友だち』を入れる。そんで『既得権益の打破』『規制緩和』とか言って制度を自分らの都合よく変え、利益につなげるんや」
 テレビに出ては一方的に持論を言い立てる維新の面々に、坂本は「みんなを洗脳して、考えるのをやめさせるようにしとるみたいや。報道も維新のおかしなとこを伝えなくなっている気がする」とつぶやく。物を言いにくくなり、迎合する人さえ出てくる。「それって戦前と同じ。考えることをやめたら、あかん」と坂本は危ぶんでいる。

以上、引用おわり。

このように地元大阪にも「維新の会」の本質を見極めてキッパリと対決している人がいると頼もしい。

また、去年の総選挙で関西地区から比例代表で当選した大石あきこ議員もすこぶる頼もしい。

ここでは紙幅の関係でLiteraの記事を紹介するにとどめる。

参考 

【大石晃子】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%9F%B3%E6%99%83%E5%AD%90

【2022年になったけど、彼らのやったことを忘れるな!】れいわ・大石あきこがNHK『日曜討論』で吉村知事のコロナ失政を真っ向批判! 絡んできた維新・足立議員にもカウンターで一蹴
https://lite-ra.com/i/2022/01/post-6139.html

いや〜、このような議員を当選させるのだからまだまだ関西も捨てたものではない。

しかしながら、「維新の会」が躍進しこれから「ゆ党」として国民民主党と共に政権の補完勢力となることは火を見るより明らかである。

特に改憲については「維新の会」は自民党よりも前のめりなのだ!

危険極まりない!

私たちはこのようなファシズムにも似た政党の跳梁跋扈を許してよいのだろうか?

絶対に否である!

でなければ本当に「いつかきた道」いや、それ以上に悲惨な末路かもしれない。

私たちは「維新」という言葉の持つ真の歴史的意味をしっかりと学び、「いつかきた道」を再び歩んではならないのだ。

それを肝に銘じなくてはなるまい。

憲さんはそう考える。

(´Д`)=*ハァ〜

結構長くなってしまった。

どーよっ!

どーなのよっ?

※参考
2021年11月17日東京新聞特報記事(全文)


維新+国民 野党ではなく 与党でもない ゆ党 第三極なの?
  
 先の衆院選で躍進した日本維新の会と、野党共闘の枠組みから外れ、維新との連携を強化する国民民主党。政権与党との明確な対決姿勢を見せず、是々非々の立場を取るという。野党でも与党でもないそのありようは「やゆよ」の真ん中、「ゆ党」だが、それは過去にも多数出現し、多くは自民党か野党第一党に収斂(しゅうれん)していった経緯がある。維新・国民の「ゆ党共闘」の行方はいかに。

 関東では低調 存在感増へ躍起

 改憲強調 本質は「自民の党外派閥」

 公示前の十一議席から四倍近くとなる四十一議席まで伸ばした維新。ただ、当選者の地域を見ると、支持が関西地方に偏っていることが分かる。大阪府内の小選挙区では立候補した十五人全員が当選。一方で、大阪以外で当選したのは兵庫の一人だけ。比例代表でも近畿ブロックでは政党別最多の十人が当選したが、東京ブロックでは自民六人、立民四人に対して二人にとどまった。
 躍進した維新だが、関東の有権者には、やはり関西限定の政党というイメージが強いのだろうか。
 「大阪は庶民の街だから、役所や政治家のコストカットをするという維新の政策は支持されやすいのだと思う。ただ、東京の人はその感覚がそこまで強くないだろう」。関西出身で今は東京都世田谷区に住む無職男性(68)は十六日、JR新橋駅で答えてくれた。
 同じく同駅前を歩いていた神奈川県鎌倉市の貸しビル業木下愛子さん(70)も「維新の言っていることはよいと思う。だけど、大阪から来た政党というのが強いので、皆さん投票するかは別でしょうね」と話した。
 一方の国民民主。議席は八から十一に伸ばしたが、選挙後に共同通信が実施した世論調査で政党支持率は共産より低い3・3%と高くはない。それでも、「自公、共産に寄らない路線は間違っていない。野党共闘の枠組みを外れた改革中道の道を進む」(榛葉賀津也幹事長)として、野党国対委員長会談の枠組みから離脱する方針。立民、共産との距離は広がる。
 ともに議席を伸ばした維新と国民は連携して「第三極」としての存在感を高めようと躍起だ。連携には、来夏の参院選を見据え、岸田政権にも野党共闘にも批判的な有権者を取り込もうとの思惑が透けて見える。
 特に憲法論議では、改憲論議を加速することで早々に一致。九日には、衆参両院の憲法審査会を毎週開くことを求めることを確認した。維新の吉村洋文副代表は「(自民党は)『改憲は党是』と言いながら一部の保守層のガス抜きでやっている。本気で改憲するなら、われわれも本気で付き合う」と挑発する。
 「有権者は『今の生活を何とかしてよ』という気持ちで、大阪で実績のある維新の候補者を国政に送り出した人が多いと思う。憲法論議をするなとは言わないが順番が違う。勇み足だ」
 維新の動きにこう注文をつけるのは、大阪市在住で、大阪の政治状況に詳しいフリージャーナリストの吉富有治氏だ。吉富氏は、維新が大阪で圧勝したのは、公務員の人員削減など役所のスリム化を進めたほか、大阪市の小中学校の給食費無償化など、有権者に響く政策を実現してきた実績が評価されたからだと分析する。
 しかし、国政の場では、維新が森友・加計学園問題や、安倍晋三元首相の後援会員が多数招かれた「桜を見る会」の私物化疑惑など、政権批判に直結する問題で追及が手ぬるいとして、吉富氏は維新の本質をこう喝破する。
 「維新は『自民の党外派閥』でしかない。野党でも『ゆ党』でもない」

維新+国民 新自由クラブ・みんなの党・・・ 過去にも存在 拡大はせず 有権者の選択肢 狭まる恐れ 政治の活性化へ「厳しくチェックを」
  
 与党と組むわけでも、野党として政権与党と対峙(たいじ)するわけでもない、ゆ党。「そういう政党は昔から存在していた」と、政治ジャーナリストの泉宏氏は語る。
 泉氏が挙げるのは、古くは一九七六年のロッキード事件を機に、河野洋平氏らが自民党を出て結成した新自由クラブ。近年では、自民党を離党した渡辺喜美氏が二〇〇九年に旗揚げした「みんなの党」。与党でも野党でもない立ち位置では「たちあがれ日本」「新党改革」もある。
 「ゆ党」という言葉の誕生は、あいまいな政治状況から。泉氏によると、一九九三年に非自民勢力による連立の細川護熙政権が成立し、自民党が下野した時という。「(元首相の)竹下登さんが『今の与野党は野でも与でもない。ゆ党だね』と例えた」。どちらも「野」と「与」から変われず、中途半端に「ゆ」の状態。そのありさまを、独特の言い回しで表現した。
 「ゆ党は浮かんでは消えた。与党や野党に吸収され、第三極として拡大することはなかった」と泉氏。維新と国民が議席を増やした背景を「自民は嫌。でも共産と組んだ立民にも入れたくない。そういう中道保守層を取り込んだ」と見る。
 ゆ党はなぜ、生まれるのか。「与党が強すぎて有権者に嫌われている、もしくは政治腐敗などで不満を抱いている。しかし、野党第一党には主張が偏りすぎている、頼りないなど、票を入れたがらない理由がある。そんな政治情勢の中で生まれる」と、麗沢大の川上和久教授(政治心理学)は説明する。主に保守中道層が投票するといい「票を投じるのは、あくまで消極的な動機。『この政策や信念があるから』と選んだわけではない」と見る。
 明治大の西川伸一教授(政治学)は「既成政党に飽き足らない有権者が、確固たる支持基盤のない若い政党に票を投じ、躍進するのがこれまでのゆ党。しかし、今回の維新は大阪で強固な地盤を築き、結成から年月もたっている異質のパターンだ」と指摘する。
 西川氏によると、英国や「緑の党」が第三党に躍進する前のドイツでもゆ党はあった。「日本と同じように、既成政党から分かれ、与党も野党も選びたくない有権者を取り込む。時に、与党や野党第一党に節操なく接近する」
 一方の日本。西川氏は維新の「自民すり寄り」を危ぶむ。「維新は自民のいわば補完勢力であり、政権の生命維持装置。『身を切る改革』といった一般受けする言葉を使うが、主張の中身をよく吟味しなければ」
 維新と国民は急接近している。維新の松井一郎代表は「理念や信条、政策が一致すれば一つの政党として活動するのは否定しない」と、両党の連携強化をほのめかした。政界には、いずれ合流し、立民に取って代わる勢力になるのではとの観測も広がっている。
 維新や国民は「消滅の歴史」にあらがえるのか。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「日本は小さな政党が、時間をかけて大きく育つ環境ではない。しかし、維新は地盤の大阪を拠点に大量生産した地方議員が、国政選挙を支える強い足腰になっている。一方、国民は自民との連携を考える議員が多いものの、一挙に一緒になるのは難しい。ならば、自民に近い維新と組むのも選択肢の一つと考えたのだろう」と分析する。
 今回のゆ党はしぶといらしい。伊藤氏は「自公の連立は崩れないだろうが、改憲を巡ってすきま風がある。そこで自民が改憲論議に積極的な維新と国民をうまく利用し、公明を抑え込むのでは」と自民の思惑も絡んでいると見る。その上で、こう説く。「ゆ党が力を持ってもどんどん政権寄りになる。政治は活性化せず、有権者の選択肢も狭まる。有権者はゆ党を厳しくチェックし、比較し、選択していかなくては」

 デスクメモ

 政権与党を目指さない政党など存在しない。与党にならないと支持者への公約が実現できないのだから当然だ。維新も国民も連立与党の一員になった方が、政策実現もできるだろう。今すぐ自公と交渉して連立に加わるべきだ。「ゆ党」に甘んじて有権者を惑わしている場合ではない。(歩)

以上
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