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2022年01月13日03:19
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表現者としての品性−河�鹹照�監督と脚本家太田愛氏の感性の相違
※画像はくだんの「元日のドラマ『相棒』スペシャル第11話『二人』」の１シーン
先日の憲さん随筆で、東京五輪公式映画監督の河�鹹照�を「お前は、ナチスドイツ協力者の女性映画監督リーフェンシュタール気取りか？」と憲さんは猛烈に批判したが、その後のニュースでこいつはしれーっと第三者面して、「残念でなりません」「本番組においては、私は被取材者の1人ですので、事前に内容を把握することは不可能です」などとコメントしていたそうだ。
参考
↓
河瀬直美さん、NHKに「残念」 密着番組で五輪反対に不適切字幕
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憲さんこのニュースみて、「何言ってんだよ！」って猛烈な違和感を覚えたが、その違和感を完璧なまでに説明してくれたニュースを発見した。
これまたLiteraである。
それがこちら
↓
NHK捏造・虚偽放送問題で河瀬直美監督のコメントが無責任すぎる！ドラマの デモ描写に異議唱えた『相棒』脚本家と大違い
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このニュースの中でこう書かれている。
以下、長いが引用する。
脚本無視でデモ参加者をヒステリックに描いた元旦ドラマ『相棒』の脚本家・太田愛は異議を表明！
この(河�鹹照�監督の)姿勢はあまりに不誠実、いや下劣だと言わざるを得ない。ネット上では多くの人が指摘しているが、河�鶸篤弔硫捨瑤気蓮∈Ｇ�の元旦に市民によるデモや抗議の場面を扱う際の指摘をおこなった脚本家・小説家である太田愛氏がコメントと比較すると、より際立ってくるものだ。
太田氏は脚本を担当した『相棒20』（テレビ朝日）の元旦スペシャル「二人」が放送された直後に自身のブログを更新。そのなかで〈右京さんと亘さんが、鉄道会社の子会社であるデイリーハピネス本社で、プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした〉と公表した。
放送では、杉下右京（水谷豊）と冠城亘（反町隆史）がデイリーハピネス本社を出たところで、非正規差別を訴える女性たちがふたりを取り囲み、拡声器で「格差をなくせ！」とシュプレヒコールする場面があったのだが、太田氏によると脚本では〈あの場面は、デイリーハピネス本社の男性平社員二名が、駅売店の店員さんたちが裁判に訴えた経緯を、思いを込めて語るシーンでした〉といい、このシーンに込めた思いと、実際の放送での演出に抱いた苦々しい思いを以下のように綴った。
〈現実にもよくあることですが、デイリーハピネスは親会社の鉄道会社の天下り先で、幹部職員は役員として五十代で入社し、三、四年で再び退職金を得て辞めていく。その一方で、ワンオペで水分を取るのもひかえて働き、それでもいつも笑顔で「いってらっしゃい」と言ってくれる駅売店のおばさんたちは、非正規社員というだけで、正社員と同じ仕事をしても基本給は低いまま、退職金もゼロ。しかも店員の大半が非正規社員という状況の中、子会社の平社員達も、裁判に踏み切った店舗のおばさんたちに肩入れし、大いに応援しているという場面でした。〉
〈自分たちと次の世代の非正規雇用者のために、なんとか、か細いながらも声をあげようとしている人々がおり、それを支えようとしている人々がいます。そのような現実を数々のルポルタージュを読み、当事者の方々のお話を伺いながら執筆しましたので、訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。同時に、今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います。どのような場においても、社会の中で声を上げていく人々に冷笑や揶揄の目が向けられないようにと願います。〉
太田氏はこれまでも、『相棒』をはじめとする脚本や『天上の葦』（KADOKAWA）などの小説において、権力組織の暗部や暴走、メディアの情報統制、さらに翻弄される個人といった現在の社会状況を鋭くえぐりながらエンタテインメントに見事に昇華させ、評価を得てきた。そして今回、自身が作品に込めた思いとは裏腹に「か細いながらも声をあげようとしている人々」をヒステリックに演出されたことに対し、太田氏はわざわざ「今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないか」「とても申し訳なく思います」と謝罪し、「どのような場においても、社会の中で声を上げていく人々に冷笑や揶揄の目が向けられないようにと願います」と思いを寄せたのだ。
テレビドラマや映画の世界では演出家によって脚本が変えられることは日常茶飯事だが、それでも声をあげる市民が傷つけられ、冷笑や揶揄の目が向けられることがないようにと説明と注意をおこなうという作家としての社会的責任を果たした太田氏。一方、河�鶸篤弔蓮⊆尊櫃房�身の作品づくりがきっかけとなり、五輪反対の声をあげてきた市民に対し実害が及んでいる状況に陥っているにもかかわらず、問題を指摘する意見を「誹謗中傷」扱いした挙げ句、いまなお“NHKの責任であって自分は知らぬ存ぜぬ”を貫き、「真摯に創作に打ち込みたい」などと宣っている。両者の姿勢を比べれば、河�鶸篤弔呂△泙蠅北菊榁紊�つ不誠実であり、これで「真摯な創作」など、どだい期待できるはずもない。
以上、引用終わり
この記事だけ読んでも、この脚本家の太田愛氏と河�鹹照�監督の「表現者」としての品性の違いがありありと表れていると憲さんは思ったね。
念のため、憲さんは太田愛氏の生の声にもあたっておいた。
そのブログがこちら
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相棒20元日ＳＰについて（視聴を終えた方々へ）
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それにしても、先日のNHKといい今回のこのテレビ朝日といい、最近のテレビ番組製作者の感性は完全に歪んでいますな。
これも、世間のテレビ離れが加速していることの一因なんでしょうな。
そして、そのくだんのドラマがこちら。
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元日のドラマ『相棒』スペシャル第11話『二人』
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残念ながら憲さんはみていない。
で、実はこのドラマで脚本家の太田愛氏が「数々のルポルタージュを読み、当事者の方々のお話を伺いながら執筆し」た「裁判に踏み切った非正規の駅売店のおばさんたち」の闘いというのがおそらく「メトロマースの闘」いと思われます。
それがこれです
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「ホームレスにもなりかねない非正規の実態 メトロコマース事件から考える」
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この闘いは映画にもなっている。
それがこちら。
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「構造化された差別と毅然と闘う。映画『非正規に尊厳を！メトロレディーブルース総集編』（ビデオプレス制作）」
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実はこの「メトロコマースの闘い」は憲さんが以前所属していた地域合同労組の支部の闘いである。
残念ながら憲さんが辞めた後の闘いなので憲さんは直接関わってはいないが、辞めた後も懇意に付き合っていた組合員の方を通じて間接的には支援していた。
この、闘いは本当に切実かつ労働者にとって圧倒的な正義の闘いであった。
おそらく脚本家の太田愛氏もそれを感じ取ってドラマの素材としたのだろう。
しかし脚本家のそのような意図をテレビ局側は汲み取ることもできず、ただ「視聴率があがればいい」といった下劣な感性で脚本の改訂を強行したのだと推察される。
(´Д`)=*ハァ〜
太田愛氏はこう言っている。
「訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。同時に、今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います。どのような場においても、社会の中で声を上げていく人々に冷笑や揶揄の目が向けられないようにと願います。」
この、一文を読んだだけでもこの太田愛氏がどんな感性で仕事に臨まれているかうかがい知れよう。
今回のNHKの「不適切字幕」問題で「〈めちゃくちゃ面白かった！自分達に都合が悪いとすぐBPOだの放送倫理違反だの言ってくる人たちの誹謗中傷に負けずこれからも頑張ってください〉というあるTwitterユーザーの投稿をわざわざ引用リツイートし、〈はい（キラキラマークの絵文字）〉と返信し」た河�鹹照�とは全くもって雲泥の感性である。
憲さんこの太田愛氏を知らなかった！
参考
↓
【太田愛】
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だけど一発でファンになった！
今度、彼女が脚本を担当したドラマを是非みてみようと思う！
世の中まだまだ捨てたものではない！
どーよっ！
どーなのよっ？
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