《マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女/岡田温司》
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今日多くの人たちが
マグダラのマリアに対して抱くイメージが、
なぜ、どのようにして出来上がったのか?
ということについて書かれています。
新約聖書の中で
彼女について触れられている箇所はごくわずかです。
彼女が登場する場面からすると、
イエスの弟子たちの中でも、
かなり重要な位置にあったということは想像できます。
でも、どのような女性であったのかは記されていません。
なのに多くの人たちが思い描くイメージは、
確立されてしまっています。
なぜそのようなことが起こったのでしょう。
おそらく最も重要な弟子が女性だったということが、
当時は都合が良くなかったのでしょう。
教会は彼女が女性であることを逆手にとって、
うまく利用したようですね。
芸術家たちもその想像力と創造力でもって、
絵画や彫刻、文学などを通じて、
イメージ作りを後押ししていたようです。
そして彼女は
伝説の人になってしまいました。
いずれにせよ
彼女はイエスに認められた人でした。
なにがあったにせよ、
敬虔で清らかな女性であったことに、
間違いはないでしょう。
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