イギリスは日本と医療制度が違う。
基本無料で全国民が医療を受けられる制度が主流。
(実際には、お金持ちが個人、自費で医療契約する制度があるけど全国民の1割です)
この制度では、とある地域に住んでいると、
その地域の「GP」との契約が必須になる。
GPはジェネラルフィジシャンだけど、日本だと「家庭医」になるのかな。
専門科はなく、どんな患者も診療する。
どういう病気だろうとまずこのGPの診察を受ける。
重病で手に負えないとか詳しい検査必要とかいう場合には、
GPからの紹介状をもって指定された病院に行く。
GPにかかるには予約が必要だが、けっこう待たされる。
予約した当日診療受けれるなんてあまりない。
かぜとか胃痛みたいな軽い症状だと、予約日には治っている、という
笑えない笑い話もあるくらいだ。
急病の場合は大きい病院の救急外来に行けるけど、
救急車は有料、救急外来は混んでいる。
救急外来で数時間待っている間に患者が亡くなる話も聞いた。
この記事における「かかりづけ医」はGPをさしていると思われる。
拒食症でサポート必要な人間で大金持ちならこういう記事にならない。
個人契約した医師なら検査キットと看護師を連れて往診してくれる。
(もちろん契約料金はとんでもない額)
GPは上記のように「国の制度によりその地域のGPに指定」されているだけなので、
担当している地区の患者全員を把握していることはありえない。
自分から予約をとらない患者なら地区のGPに会ったこともないだろう。
この記事では「担当者が変わるのを嫌って積極的に行動しなかった」とあるので、
誰か来てほしいときにGPに連絡はしなかったと思われるし、
GPも連絡のない患者は「自分のサポートは不要」なのだろうと考えるしかない。
この記事を日本における在宅医療の「かかりつけ医」みたいに思って読むと、
「医者が悪い!」っていう感想がいかにも出てきそうだけど、
そうじゃないですよ。
しかも「コロナでサポートが受けられず」と書いてあるけど、
担当の臨床心理士は妊娠していて「産休」でサポートできなくなったのであって
コロナは何の関係もない。
臨床心理士は地域のGPに「こういう患者がいるのでサポートしてほしい」と
きちんと伝えている。
で、GPを利用する仕組みは上記した通り「自分で予約する」のであって
担当が変わるのを嫌って自分から働きかけることをしなければ、
何のサポートも受けれなくて当たり前。
これもコロナとは何の関係もない。
確かに新型コロナで弱者へのサポート体制が維持できなくなったことはあるだろうが、
この記事に書いてある事件は、
少なくてもこの記事を読む限り、コロナとは全く関係がないと思う。
■拒食症を患った40代女性 コロナ禍でサポートを得られず自宅で餓死
(Sirabee - 01月09日 13:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=6806989
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