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2022年01月05日05:12
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憲さん随筆アーカイブス 全ての反薩長勢力は12・1東大安田講堂に結集せよ！
※画像はくだんの東京新聞記事
※この随筆は2018年11月23日に執筆したものに加筆修正しました。
第一章、檄
全ての反薩長史観の同志諸君！
そして、今年が「明治維新」150年だということで、安倍反動政府を先頭に特に、鹿児島、山口、さらには高知、佐賀などを中心に「祝！明治維新150年」などと浮かれている事態を苦々しく思っている全ての労働者、学生、人民の諸君！
我々にとって、待ちに待った朗報である！
自称「彰義隊フリーク」の憲さんはこの報に触れて、
「Σ(￣□￣;)ハッ！
我が意を得たり！」
と膝をうち、感涙に咽(むせ)び、小躍りしたぐらいである。
先日11月14日の東京新聞したまち面にその記事は載っていた。(画像)
来る、12月1日、土曜日上野の山から程近い、本郷台地に建つ東大安田講堂にて、「彰義隊の実像に光、上野戦争考えるシンポジウム」が満を持して開催される運びとなった。
これを朗報といわずして、なにをもってそう呼ぶのであろうか？
思えば、今年は前(さき)の戊辰戦争開戦150年であり、上野戦争敗戦150年である。そして、わが會津城が落城し會津藩士が怒りにうち震えながら泣血氈（きゅうけつせん）を懐中深く忍ばせ、薩長に対する復讐と無念をいだきながら斗南の地へと流浪してから150年という節目の年となっている。
参考
↓
【泣血氈】
https:/
いまも長州出身の安倍は、「官軍」風を吹かせては「明治維新150年」の「偉業」を吹聴するのに余念がないが、考えてもみたまえ！
1868年、薩長が政権を暴力的に奪取し、幼帝明治天皇を御輿に担ぎ上げ、東京に遷都してからの日本の150年を！
「富国強兵」というスローガンの下、強引な近代化と工業化に邁進し帝国主義化していったわが日本の帰結が、明治における、日清日露戦争、さらには第一次世界対戦参戦、日中戦争、第二次世界対戦参戦、太平洋戦争と悲惨な敗戦へと突き進んだまさに、戦争と暗黒の時代ではなかったではないか！
このどこに「光」があるというのだろうか？
1945年の敗戦後、そして新憲法制定の後も結局は薩長のDNAは温存され、それは財界、政界に引き継がれ、その当然の帰結が、3・11以降放射能にまみれた福島の大地であり、多くの人々が「ワーキングプア」となって貧困に喘(あえ)ぐ日本の現実なのだ！
それもこれも全ては150年前の戊辰の役における幕府側の敗戦＝薩長政権の暴力的樹立の帰結だったのではないだろうか？
その歴史の大きな転換点であった、戊辰戦争における、当時日本の首都江戸における一大決戦(といってもその戦いの帰趨は半日で決したのだが…)が我らが彰義隊が戦った上野戦争に他ならない！
参考
↓
【上野戦争】
https:/
彼(か)の憎き薩長側と、我らが徳川幕府に忠誠を誓い、佐幕派の最先頭で戦ったまさに義を彰(あきら)かにすべき天野八郎をはじめとした彰義隊が戦った上野戦争を、その一敗地に塗(まみ)れた150年後に、それは遅きに失したとはいえ、「光を当て、真実を発掘」することは、どれだけ意義深いことであろうか！
このシンポジウムを日本の心ある人民はどれだけ、待ち望んでいたことか！
まさに筆舌に尽くしがたい思いである。
そこで、私は声を大にしていいたい！
現在の日本とその将来を憂いている、労働者、学生人民はいまこそ12・1安田講堂に結集せよ！
そして、上野戦争敗戦150年を期してまさに彼の憎き薩長の末裔が牛耳る極悪極右政権打倒の戦いに勇躍決起せよ！
私はその先頭に立って闘いに立ち上がることをここに決意するものである。
第二章、パネリスト検証
それでは、12月1日のシンポジウム当日の内容を憲さんのツッコミ入りでつぶさに検証していこう。
東京新聞の記事にはこうある。
以下、記事引用
「彰義隊の実像に光 来月１日、東大安田講堂で上野戦争考えるシンポ
百五十年前、上野の山（現在の台東区）で彰義隊と新政府軍が戦い、新政府軍が勝利して明治維新につながった上野戦争。敗者の彰義隊の実像に迫るシンポジウム「彰義隊の上野戦争〜明治百五十年に考える」（東京新聞など後援）が十二月一日、文京区の東京大学安田講堂（本郷七）で開かれる。
コンサルティング会社「市川総合研究所」（千葉県市川市）の主催。上野公園内にある彰義隊士の墓を守ってきた故小川ミツさんと縁のある大蔵八郎さん（６９）が同社代表理事を務めている。」
→ふむふむ、主催は上野公園内にある彰義隊士の墓を守ってきた方と縁故のある人ね。
納得、納得。
御苦労様です。
「大蔵さんはシンポの趣旨について「『明治百五十年』の節目に、幕末史の中でほとんど忘れ去られた彰義隊と上野戦争に光を当て、真実を発掘したい。」
→おいおい！「『明治百五十年』の節目」じゃないだろう？
「『戊辰敗戦百五十年』の節目」じゃないのかよ？
(´Д`)=*ハァ〜
確かに、彰義隊や上野戦争など、幕末史でも顧みられることはないわな。
「有識者が彰義隊を多面的、複合的、本格的に論じることで、歴史的役割と今日的意義を提示する」と説明する。
→Σ(￣□￣;)ハッ！
有識者が彰義隊を多面的、複合的、本格的に論じる！
これは今までにない試みだね！
「(彰義隊の)歴史的役割と今日的意義を提示する」とは、期待で胸がわくわく膨らみますな！
「パネリストは、寛永寺長臈（ちょうろう）の浦井正明（しょうみょう）さん」
→寛永寺は徳川家の菩提寺だからね。それに彰義隊は上野の寛永寺に立て籠ったのだから、この人が来るのは当然だわな。
ふむふむ。
「薩摩に詳しい歴史作家の桐野作人（さくじん）さん」
→Σ(￣□￣;)ハッ！
なんで薩摩の関係者がくるのよ？
敵だろ！敵！
それとも何？
また『せごどん』ブームに乗っかろうって策略？
参考
↓
【西郷どん】
https:/
けっ！底が浅いよ。
薩摩の連中は上野戦争で黒門口で彰義隊に集中砲火浴びせた敵だろ？
それがどの面さげてくるのよ？
もし敵だったら総大将の大村益次郎連れてこいよ！
ボコボコにしてやっから！
けっ！まったく！
参考
↓
【大村益次郎】
https:/
「彰義隊士を描いた作品『合葬』を撮った映画監督の小林達夫さん」
→この映画劇場でみた。
期待してたけどあんまり面白くなかったな。
原作の杉浦日向子さんの漫画を読んでみたいな。
参考
↓
【合葬】
https:/
「『彰義隊 われら義に生きる」などの著書のある歴史作家の星亮一さん」
→でた！
星亮一さん！
御年82？
彼は仙台出身で当然東軍贔屓(びいき)だけれど、最近は年のせいで気が弱くなったのか、「会津と薩長と和解を」などとなんとも心細いことを言っている。
キッパリ言おう。
会津と薩長の和解など、パレスチナとイスラエルの和解以上にあり得ないと。
そんな妄想は一切棄てて、「打倒薩長土肥」で一致団結していきましょう！
「地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人だった森まゆみさん」
→って、それだけかよ？
森まゆみさんと言えば地元上野を代表するパネリストだが、彼女の著作に『彰義隊遺聞』という名著がある。
参考
↓
【『彰義隊遺聞』】
http://
私もはじめて彰義隊についてふれた著作はこれだった。
彼女の彰義隊に対する生の声を聞けるのは大変意義深いものがある。
「このほかに社会思想史が専門の森田健司大阪学院大教授、大村益次郎に詳しい山口県地方史学会理事の山本栄一郎さん、日本近世史が専門の山本博文東京大教授も登壇する。」
→Σ(￣□￣;)ハッ！
大村益次郎も来るのね。
あの、眉毛お化けのむっつりスケベ医者！
いじめちゃう！
いじめちゃう？
(￣ー￣)ムフフ
楽しみだ。
第三章、質問！
記事には続いてこうある。
「それぞれが十五分ほどスピーチし、その後にパネル討論、客席との質疑応答を行う。」
Σ(￣□￣;)ハッ！
客席との質疑応答！？
しめたっ！
いよいよ満を持して憲さんの出番だ！
ここで、パネリストに対する質問をいくつか用意しておこう。
以下
�仝什漾¬�国神社の遊就館に人質ならぬ「物質」として捕らわれている、彰義隊の一番隊旗はだれがいつ、どうやって奪還するのですか？
参考
↓
【彰義隊一番隊旗】
http://
何が、「寂しくはためく、一番隊旗」か！
けっ！
喧嘩売ってんのか？
このやろう！
いつか遊就館は焼き討ちにして隊旗を奪還してやる！
��現在、上野の山にある神聖なる彰義隊の墓所にケツを向けて立っている失礼千万な睾丸巨大デブの銅像はいつ、だれが、いつ、どうやって引き倒すのですか？
参考
↓
【西郷隆盛銅像】
https:/
こんな銅像を上野の山に立てておくこと自体、江戸っ子、上野の人々の恥とは思わないのですか？
��「彰義隊と上野戦争に光を当て、真実を発掘」するためのパネルディスカッションなのに、それを彰義隊に大砲の雨あられを降らせた、佐賀藩所有のアームストロング砲を据えた旧加賀藩上屋敷の本郷台地で開催するのは場違いとは思わないのですか？
参考
↓
本郷台地に据えられた佐賀藩のアームストロング砲について
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�ぞ緻遒髻崗患疎盂萍�のふるさと」として、町おこしをはかり、年に一度5月15日に近い週末に「彰義隊まつり」を開催し、彰義隊装束でパレードをして、彰義隊や東軍グッズを販売して、祭りの最後に上野の山にあるデブの銅像に縄をかけ、チビッ子が引っ張る「チビッ子銅像倒し綱引き」などを開催する気はないのですか？
�イ修發修癲∧蠱で埓�150年にあたり、彰義隊も加わり、奥羽越列藩同盟、さらには反薩長土肥東日本連合を形成し、五芒星旗を旗頭に薩長土肥、さらには安倍長州政権に総反攻完遂する気はさらさらないのですか？
参考
↓
【奥羽越列藩同盟】
https:/
など、他にも質問したいことは山ほどあるが、このくらいにしておこう。
記事はこう締め括る。
「午後二時〜五時半。聴講希望者は、当日直接会場へ。開場、受け付けは午後一時から。入場料は二千円で、中学生以下は無料。全席自由。定員千百人（先着順）。問い合わせはシンポ専用メール＝shogitai18@gmail.com＝へ。
＜彰義隊＞ 徳川慶喜の生家、一橋家の家臣らで１８６８（慶応４）年２月に結成。慶喜の護衛や江戸の警備を掲げ、隊士は３０００人を超えたともいわれる。同年５月１５日の上野戦争では１０００人前後が戦った。」
→いずれにせよ、戊辰敗戦150年を期にいい負けっぷりをみせた敗者である彰義隊の歴史に光を当てる試みはなんとも意義深いものである。
すべての人々がこぞって12月1日に安田講堂に結集することを繰り返し訴えて、私の決意表明に代えたい。
最後に一句
光るかと見るまに消ゆる花火かな
若くして散った彰義隊士辞世の句
『彰義隊遺聞』より
まさに、敗北の美学ですな。
合掌。
どーよっ！
どーなのよっ？
追伸！
12月9日まで、王子渋沢資料館で開催している、旧幕府方の振武軍参謀、幕末のイケメン！渋沢平九郎展も併せて見学をお薦めします。
愛刀も展示！幕末のイケメン武士として話題になった「渋沢平九郎」の展覧会が開催
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閉会間近！早目の見学を！
※2022年現在、去年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』総集編での渋沢平九郎最期のシーンは涙なくてはみられないシーンでしたな！
参考
↓
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【渋沢平九郎】
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※記事全文
彰義隊の実像に光 上野戦争考えるシンポ 来月１日東大安田講堂 明治１５０年「歴史的役割示す」 ゆかりの長唄、抜刀術演武も
2018.11.14 下町版
【東京都】百五十年前、上野の山（現在の台東区）で彰義隊と新政府軍が戦い、新政府軍が勝利して明治維新につながった上野戦争。敗者の彰義隊の実像に迫るシンポジウム「彰義隊の上野戦争〜明治百五十年に考える」（東京新聞など後援）が十二月一日、文京区の東京大学安田講堂（本郷七）で開かれる。（井上幸一）
コンサルティング会社「市川総合研究所」（千葉県市川市）の主催。上野公園内にある彰義隊士の墓を守ってきた故小川ミツさんと縁のある大蔵八郎さん（６９）が同社代表理事を務めている。大蔵さんはシンポの趣旨について「『明治百五十年』の節目に、幕末史の中でほとんど忘れ去られた彰義隊と上野戦争に光を当て、真実を発掘したい。有識者が彰義隊を多面的、複合的、本格的に論じることで、歴史的役割と今日的意義を提示する」と説明する。
パネリストは、寛永寺長臈（ちょうろう）の浦井正明（しょうみょう）さん、薩摩に詳しい歴史作家の桐野作人（さくじん）さん、彰義隊士を描いた作品「合葬」を撮った映画監督の小林達夫さん、「彰義隊 われら義に生きる」などの著書のある歴史作家の星亮一さん、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集人だった森まゆみさん。このほかに社会思想史が専門の森田健司大阪学院大教授、大村益次郎に詳しい山口県地方史学会理事の山本栄一郎さん、日本近世史が専門の山本博文東京大教授も登壇する。それぞれが十五分ほどスピーチし、その後にパネル討論、客席との質疑応答を行う。
当日は、長唄の岡安社中が、彰義隊が自らを楠木正成軍になぞらえたことを踏まえ「楠公（なんこう）」を披露。彰義隊とゆかりの深い天心流兵法師家の鍬海政雲（くわみまさくも）さんが抜刀術の演武をする予定。
午後二時〜五時半。聴講希望者は、当日直接会場へ。開場、受け付けは午後一時から。入場料は二千円で、中学生以下は無料。全席自由。定員千百人（先着順）。問い合わせはシンポ専用メール＝ｓｈｏｇｉｔａｉ１８＠ｇｍａｉｌ．ｃｏｍ＝へ。
（メモ）
彰義隊 徳川慶喜の生家、一橋家の家臣らで１８６８（慶応４）年２月に結成。慶喜の護衛や江戸の警備を掲げ、隊士は３０００人を超えたともいわれる。同年５月１５日の上野戦争では１０００人前後が戦った。最新鋭の大砲を備えた新政府軍の圧倒的な軍勢を相手に、半日で敗戦。戦場の寛永寺はほぼ焼失し、隊士の遺体は野ざらしにされた。後に２６６体が埋葬され、その場所に墓が建てられた。
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