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2021年10月27日05:14

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どの説が正しいと思いますか

突然、ひとりの女性が世界の注目を集めました。名前はシー・ジェンリー、57歳の中国人です。中国武漢市のウイルス研究所に勤める主任科学者で、フランスで博士号を取得したのち、研究所として頭角を現し、以前から国際舞台で名を馳せていた人です。

研究テーマは、中国・雲南省の洞窟に生息するコウモリからコロナウイルスを採取し、ヒトに感染するメカニズムを解明すること。実験では(新型ではない普通の)コロナウイルスの遺伝子組み換えなどを行っていました。ことの発端は2020年初めでした。

当時、発表されたばかりの新型コロナウイルスの遺伝子配列を眺めていた米国のウイルス研究所が、「突然変異と自然淘汰ではあり得ない組み合わせ」があることに気づきました。早速、仲間の研究者にメールしたものの同意が得られず放置されてしまったのですが、最近、その全文があきらかにされました。

そこに書かれていたのは、誰かが、コロナウイルスに新たな能力を持たせるための遺伝子改造を行ったのではないか、という疑惑でした。最近になって、犯人の疑いをかけられたのが彼女でした。このような実験はCOF(遺伝子能力改造)と呼ばれ、ウイルスが対象の場合、リスクがきわめて高いことから、厳しい規則がかけられています。

特別な許可を得た上で、レベル4と呼ばれる超厳密な観戦防御を施した研究室で実験がなされなければならないのですが、彼女はレベル2という簡素な設備の部屋で行っていた、らしいのです。

しかも、あろうことか彼女は米国政府が支出する6000万円相当の研究費を、NPOを通じて非合法的に取得し、この実験を行っていました。人口的な改造が疑われているのは、「トゲトゲたんぱく」がヒトの細胞表面にある「受け皿」に取りつく部分です。

ここもたんぱく質なのですが、接着面で大切なのは6つのアミノ酸です。そのうち5つが、以前からあった風邪コロナウイルスと違っていました。ただし人口改造説には疑問を抱く研究者も多く、5つのアミノ酸の並び方が完璧でなく、少し隙間ができてしまう。

もし人口的に改造したのであれば、そのような手抜かりはするはずがないというのが、その主張です。「あなたが造ったコロナの新型ウイルスが研究所から漏れ出たのでは?」とのメディアの問いに、彼女は上ずった声で否定の言葉を繰り返したとのことです。

2020年3月、武漢市の研究者グループが、新型コロナウイルス241種類の遺伝子配列の分析に成功し、アメリカ国立医学図書館のデータベースに登録していました。数が多いのは、ウイルスにもそれぞれ個人差があるからです。ところが2021年6月、米国のあるウイルス学者がそれを検索しようとしたところ「咳当なし」となってしまいました。

データがそっくり消えてしまっていたのです。幸い、グーグル・クラウドを徹底的に調べた結果、13の配列を復元することができました。消された配列の秘密は、まだ解明できていませんが、どうやら武漢市の海鮮市場を経由せずに感染が広がったことを示すものだったようなのです。

これは、「消された遺伝子配列」と題する論文であきらかにされた話ですが、そこには、さらに驚くべきことが書かれていました。新型コロナに感染した患者が最初に確認されたのは、公式には「2019年12月8日、武漢市の海鮮市場」とされています。

しかし実際には、すでにらその年の「9月29日に第1例目が確認されていた」と武漢大学の教授が語っていた記録が見つかったのです。しかし同教授は、その後、「中国CDC」なる機関から叱責を受け、「12月8日以前に感染者はいない」ことにさせられてしまいました。この事実が何を意味しているのかはわかりません。

いままでも、これからも、ウイルスと人間との戦いは永遠に続きますが、どれが原因なのかによって、今後の対策もまったく違ったものとなります。さて、どの説が正しいと思いますか?「大丈夫か、新型ワクチン」医学博士・岡田正彦著書参考

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