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2021年09月30日20:50

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「条件付き」とのことで、最後まで難癖を付けたがっていた末の承認と言うのは間違い無かろう。

■白鵬が引退、間垣親方に 相撲協会理事会が承認
(朝日新聞デジタル - 09月30日 18:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6686131
現役引退を表明し日本相撲協会に引退届を提出していた第69代横綱白鵬の現役引退が今日、協会の理事会で承認され、取得している年寄「間垣」襲名が決まった、ですか。新横綱の照ノ富士が優勝を決めた九月場所の千秋楽の翌日に引退の意向が報じられ、の十一月場所(今年は「九州場所」として開催の予定)の番付編成会議当日の昨日(29日)に協会に引退届を提出していた白鵬でしたが、理事会の承認に時間を要し、番付編成会議の翌日である今日になって漸く承認された恰好となりました。引退届提出当日には「年寄資格審査委員会」も開かれ、親方となってから10年間は部屋持ちの師匠とすることを認めない、親方になること自体を認めないと言った“厳しい意見”も出たようで、委員会としては年寄名跡襲名をすんなりとは認めず、何等かの誓約書を書かせることとしたのだとか。
これで番付編成会議に引退承認が間に合わないこととなり、十一月場所の番付に「西横綱」として名前が残るか、番付上の「空白」が設けられる(例として、この九月場所の西十両九枚目。貴源治に割り当てられたが番付編成会議後に大麻事件で解雇)ことになりますが、今日になっても議論は白熱だったようで、「協会の指揮命令や指導に従いながら親方として誠実に業務を行うこと」、「大相撲の伝統文化や規則やしきたりを守り、逸脱した言動を行わないこと」などを約束する内容の誓約書に署名することを条件とし、白鵬がこの条件を承諾したうえで署名をしたことでから白鵬の引退と年寄「間垣」襲名が承認された次第。これにより、「宮城野部屋付きの間垣親方」として後進の指導にあたることになりますが、特に横綱後半期にその取り口や土俵内外での言動や振る舞いが再三再四問題視され、それが散々議論された末での「条件付き承認」であり、白鵬改め間垣親方としては「監視付き」の親方生活を余儀なくされることになりますね。
これまで、第48代横綱大鵬、第55代横綱北の湖、第58代横綱千代の富士(辞退)、第65代横綱貴乃花と言った大記録を多く残した所謂「大横綱」に与えられ、現役時代に顕著な実績を残した力士(横綱)に対し、引退後に現役名の四股名で親方になることができるとされて来た「一代年寄」制度についてはこの4月に協会の第三者委員会「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が「根拠となる規定がなく、そもそも制度がなかった」との認識を示し、事実上白鵬にその権利を付与しないこととしたことからその道が無くなり、協会として白鵬の横綱としての名誉を讃えることに否定的な姿勢を示すようになったことがはっきりしましたが、平成19年の五月場所後の昇進(22歳2カ月の史上3位の年少記録)からで横綱に昇進し、横綱在位84場所、在位期間14年4カ月、幕内最高優勝45回 (うち横綱として42回)、全勝優勝16回、10連勝以上40回、20連勝以上9回、30連勝以上6回、40連勝以上2回(うち、平成22年には史上2位タイとなる63連勝を達成)など様々な歴代1位記録を樹立、全6場所制覇達成、全6場所全勝制覇達成、幕内1000勝(通算1093勝、うち横綱として899勝)達成(いずれも史上唯一)と、一代年寄の横綱達を大きく凌駕する記録を多く持つ白鵬としても、初期に、第68代横綱朝青龍との二横綱時代を築いて切磋琢磨を重ね、平成22年の一月場所限りで朝青龍が引退してからは一人横綱として大相撲を牽引、その年の三月場所から翌年の五月場所(技量審査場所)まで史上最多タイの7連覇を果たし、その一人横綱の時期に賭博や八百長などのスキャンダルが連発して大相撲への社会的な信用が失墜、そのあおりで平成23年の三月場所の開催キャンセル、更には、その初日予定の前々日に発生した東日本大震災などの苦難の時期に、唯一の横綱として孤軍奮闘し大相撲の信用回復の先頭に立ちながら土俵を務めた“功労者”となった白鵬としても、親方として、半ば屈辱的とも言える扱いを受けることを余儀なくされることになったと言えるかもしれません。
親方の階級(地位)には下から「年寄」、「主任」、「委員」、「役員待遇委員」があり年数を経て昇格(借り名跡(一時襲名名跡)の場合は「年寄」から昇格しない)、選挙により「副理事」、「理事」(それぞれに選挙あり)が選ばれ、「理事」の中から選ばれる「理事長」が協会のトップとなるわけで、通常、横綱や大関が引退する場合は「委員待遇年寄」なる特例的な階級からスタート、「主任」を飛び越え「委員」となりますが、白鵬改め間垣親方は一先ず「委員待遇年寄」からスタートしていますけど、通例の通りにしないこともあるかもしれず、何等かの問題が生ずることもあるかもしれません。
白鵬としては、東京・日本橋(当初は銀座とされていた)に自らの部屋を創設する計画を持っているとされていますが、そのプランの実現のためにも、半ば“煮え湯を飲まされ”ながら、渋々諸条件に応じたのかもしれません。ともあれ、漸く親方生活のスタートとなりました。どうなりますやら……。
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