まじめな話、ここまで酷い文章は滅多にないと思います

元ブログを読めば、0:10で評論家の方に非があるとしか思えません。意味はありませんけど、0:100と言い換えてもいいぐらいです。これを出禁ですませたのなら、本当に寛大すぎるぐらいの対応だと思います。

　最初、店長がラーメン評論家を出入り禁止にしたというニュースについては、今にして思えば片方の言い分だけでコメントしてしまい、どうも軽率だと悔やんではいました。しかも、この店長さんはまだとても若くて元アイドルというノイズもあるし、外からはうかがい知れない事情があるかもしれません。どうにもはやまった感じは否めませんでした。私がなにを書こうと、それがさして意味はないにしても。

■セクハラ告発した元AKBラーメン店主・梅澤愛優香さんが激白　はんつ遠藤氏の弁明ブログに「最低」「許せない」
(AERA dot. - 09月29日 16:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6684627

　しかし、今回、相手の方も見解をネット上に表明されてらっしゃいまして、これがなかなかの代物でした。

梅澤愛優香さんに対する、はんつ遠藤の意見
http://hants.livedoor.biz/archives/52184019.html

　いきなり、

「女、子どもには、手を上げない」が、僕の主義。

　とか言い出してしまって、そもそも謝る気はまるでなし。というか、暗に威嚇している気配すらあります。これはよほどハードな反駁がくるかと思いきや、この後はひたすらグダグダと埒もない愚痴や繰り言が延々と書き連ねられているだけです。早稲田の教育学部を出た人間がどうしてこんな駄文をひり出せるのか、逆に不思議に思えるほどですが、我慢して読み進めることができれば（私は最初、序盤で挫折しました）、その謎は最後になって一応、判明します。
　なんと彼は、飲みながらこのテキストを書いていたのでした。発言や態度を責められたのに、それへの対応を酔っぱらいながらやっているのです。そもそも、問題となった店主との会合についても泥酔していたと供述していて、「だから、そういうものだろ」と言わんばかりで、令和の今にもこういう人が大手を振って賑やかな界隈を渡り歩いているんだと感慨深いです。

　まずまず弁護の余地はありませんが、ここまでひどい文章になったことについては、鼻の下をのばして若い元アイドルへ会いに行き、得意のラーメン論でも一席かましてちやほやされるかと思いきや、手ひどく拒絶されてネットでも詰められ、さらに仲間からも「このままじゃ、他のラーメン評論家が迷惑するだろ」と責めたてられて、どうやってもテキストを上げなくてはいけないけど、もちろん、気の進む作業ではないわけで、お酒の力を借りて書いたら、こうなっちゃいましたというラインが思い浮かびます。基本的にプライドは高いけれどメンタルが弱くて非難や困難に向き合えず、お酒やその他にすぐ逃げちゃう人でしょうか。
　みんなだいたいそんなもんじゃん、といえば、まあそうですけれども。

　しかし、そもそもラーメン評論家という存在は胡散くさい感じがしますが、リンク先のテキストのそこかしこにもそんな臭いがたちこめています。なぜそんなに内装業者と懇意で、そちらの言い分だけ聞いて肩を持つのかとか。個人的な知り合いだと言われれば、それ以上の詮索はできませんけれども、いろんな形でお金が動く表に出せないことも多い業界だと思いました。
「こっちも迷惑するじゃないか」
　と言った同業の方たちは、彼がこんな無防備な文章を書くとは思わなかった不明を恥じるしかないでしょう。無関係だった同業の人たちはご愁傷さま。

　こんな感じなので、この人が評価したお店というのも、なにかしら裏のからくりを勘ぐられても仕方がないでしょう。とりあえず、リンク先のバナーにある、コラボ企画のJALはなにかしらアクションを起こした方がいいような気もしますが、あそこは今、コロナのせいでそれどころではないかもしれません。