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2021年09月28日19:06

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【美術】「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」

皆様、お今晩は。12月12日迄東京都美術館にて開催されている「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を観て参りました。その感想です。


フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の芸術に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)。ヘレーネは、画家がまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年で、鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに90点を超える油彩画と約180点の素描・版画を収集しました。ファン・ゴッホの芸術に深い精神性を見出したヘレーネは、その感動を多くの人々と分かち合うべく、生涯にわたり美術館の設立に情熱を注ぎました。
本展では、クレラー=ミュラー美術館からファン・ゴッホの絵画28点と素描・版画20点を展示します。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの絵画20点もあわせて展示し、ファン・ゴッホ作品を軸に近代絵画の展開をたどる、ヘレーネの類まれなコレクションをご紹介します。
さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目します。

また今年もゴッホか…と思われた方も自分一人では無い筈です。今回の東京都美術館でざっと思い出しただけでも「ゴッホとゴーギャン」、「ゴッホと日本」と手を変え品を変えて展覧会をしているので、今回は目先を変えて「作品を描いた人」と「早い時期から収集した人」に焦点を当てているのですが、思ったよりも印象は悪くありません。ゴッホ美術館から借り出した4作品が程よいアクセントになり、展覧会としてかなり纏まりが良いものになっていることに驚きました。
今回の構成は、B1のフロアをクレラー=ミューラー美術館所蔵の印象派、新印象派、象徴主義派、キュビズムの画家と纏まりが良く展示されてあって良くスーラを貸して下さったなぁと驚いていますし、1Fフロアはゴッホ駆け出しの時代から2Fフロアは円熟期、そして10年間に渡る画業の集大成へと繋げていてゴッホの『レストランの内部』と言う作品を観ると新印象派の技法を自家薬籠中の物にしていたことに驚きますし、10年間の間に2000点もの作品を描き、それが時代とともに変わっていく過程も丁寧に展示出来ていると感心致しました。


https://gogh-2021.jp/
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