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2021年09月17日15:14

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ビール・ストリートの恋人たち(If Beale Street Could Talk)

 「ムーンライト」でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が、1970年代ニューヨークのハーレムに生きる若い2人の愛と信念を描いたドラマ。ドキュメンタリー映画「私はあなたのニグロではない」の原作でも知られる米黒人文学を代表する作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を映画化し、妊娠中の黒人女性が、身に覚えのない罪で逮捕された婚約者の無実を晴らそうと奔走する姿を描いた。オーディションで抜てきされた新人女優キキ・レインと、「栄光のランナー 1936ベルリン」のステファン・ジェームスが主人公カップルを演じ、主人公を支える母親役で出演したレジーナ・キングが第91回アカデミー賞で助演女優賞に輝いた。(映画.comより)







<2020年4月26日 レンタル鑑賞>

 なんか独特な映画でした。静かで、若い二人もお互い「ソウルメイト」とは聞いていたけれど、ただ愛し合っているだけではなく、よく見つめあって「感じ合ってる」というか、お互いの存在が体の一部だったような感じです。ただ、こんなに描写が静かだと(クローズアップも多いし)、退屈だと感じる人もいるんじゃないかな、と思いました。

 事件は、黒人がそこに存在するだけで侮蔑を露わにするような白人警官が「とにかく黒人を逮捕」したことから始まります。相変わらずですね。別にここから始まったわけでもないのでしょうけど。男の子は本当に何もしてない→周りの住民が庇う→逮捕できなくて恥をかいたと思う→根に持つ→仕返しをする・・・こんな感じです。

 ところで、この若いカップルは、どんな感じの生活をしていたのかな。女の子(キキ)はいつもワンピースにカーデガンなど、とてもかわいらしい格好をしていて、貧しい家庭ではない印象です。でも、男の子(ファニー)の母親や姉たちはキキを嫌っていて、父親同士はよい友人であるにもかかわらず、いつもキキをないがしろにするんですね。で、ファニーの母親は高そうなスーツを着てたりします。だから、黒人の中でも微妙な階級意識みたいなのがあるのかな、と思ったり。私の勝手な思い込みかもしれないし、わからないけれど、その辺のことも知っていると理解が深まったかもしれません。

 ファニーは、キキの妊娠がわかったころ(キキ19歳)、無実の罪で投獄されます。でもキキは強いんです。えらいですね。自らの母親や姉がついているとは言え、一人で戦い、一人で産んで、なお面会を欠かさず彼を待っているのですから。私にはできないかも。ファニーは幸せです。キキを一生大事にするべきですね。いや、するでしょうけど。
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