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2021年09月16日22:26

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【第46期 囲碁 名人戦七番勝負第3局】

■一力天元が2勝1敗に=囲碁・名人戦
(時事通信社 - 09月16日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6670377

名人2連覇および通算8期を目指す井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する 第46期名人戦挑戦手合七番勝負 (主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院) 第3局が9月15日(水)、16日(木)に愛知県田原市「角上楼」で打たれ、 一力が225手までで黒番中押し勝ちをおさめ、第2局に続いて連勝、シリーズ2勝1敗とした。
終局時刻は19時46分。
残り時間は黒番の一力が2分、白番の井山が1分だった。
一力がタイトル奪取にあと1勝とするか、井山がタイとするか注目の第4局は、9月28日(火)、29日(水)に 神奈川県箱根町「強羅環翠楼」で行われる。

● 井山名人、連敗で逆転を許す ○
https://www.asahi.com/articles/ASP9J5FT2P9JUCVL00L.html

シリーズ中盤戦へ突入となった本局、黒番の一力天元が星と小目に対して白番の井山名人が小目と小目でスタート。
白は俗に言う向い小目という形である。
黒が左下へケイマに掛かり、白は右下へケイマに掛かり、黒は左上へケイマに掛かった。
手抜きが続き、白が右下へケイマに掛けて黒が押して手抜き合戦は、ここで一段落となった。
次に白は左上をコスミに受け、黒は手抜きして左下をケイマに掛けて、右下に近い形で動き出す。
続いて白は左上を二間に挟み、黒はツケノビから動き出して、挟み返していく。
白は実利を捕獲する。
最後の右上は、白がツケから入った。
黒は実利を確保してから上辺へ割り打ちした。
白が左から詰めたが、黒は二間には開かずに一間トビ。
白が動き出して、戦い開始となり、左辺周辺の黒模様が拡大していく。
白は厳しく封鎖したので、局面が緊迫化する。
白が右辺でハネ出しを決行したので、この周辺も攻め合いの様相が出て来た。
見る見る内に隅が急場と化して、遂にコウが発生してしまった。
黒は隅が死ぬと全部壊滅状態になってしまうので、すぐにコウを解消する。
白は右辺周辺に代償獲得を目指す。
黒は隅の実利を獲得して周辺の大石が安定したので、切断されている弱石を即、動き出して凌ぎを目指していく。
白は目立った実利を確保出来ていない状態のため、黒がリードという局面になった。
黒は安定した強い石も動き出して白の切断を決行したので、戦いが更に難解な状況となった。
中央付近の大石同士に眼が無いため、攻め合いの様相がより濃くなっていく。
その後に切断された白は下辺方向への脱出に目途が立ち、攻め合っている黒へプレッシャーを掛けて、局面は紛れ模様となった。
黒は右下の石を利かしながらの凌ぎ筋を模索する。
そして、連絡を果して盛り返し、ヨセへ入っていく。
細かい状況の中で黒は左辺を大きく纏めて勝つ方法を目指す。
ここが大きく黒地では白は苦しくなるので、左下の実利を確保しながらの荒らしを目指した。
ところが、黒は上辺から左上へ白地を侵食!
左辺との見合いにすることに成功して、リードを奪った。
苦しくなった白は、懸命に打開策も模索するも既に小ヨセしか残っていない局面になってしまい、遂に戦意を喪失してしまった。

これで、一力天元は2勝目を挙げて一歩リードした。
今期シリーズは一力天元の優勢で折り返し地点を迎える展開になった。

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