mixiユーザー(id:14378644)

2021年09月09日23:27

67 view

【第46期 囲碁 名人戦七番勝負第2局】

■一力天元が1勝1敗に=囲碁・名人戦
(時事通信社 - 09月09日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6661514

名人2連覇および通算8期を目指す井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する 第46期名人戦挑戦手合七番勝負 (主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院) 第2局が9月8日(水)、9日(木)に福島県郡山市「四季彩一力」で打たれ、 一力が306手までで白番半目勝ちをおさめ、シリーズ1勝1敗とした。
終局時刻は19時59分。
残り時間は両者ともに1分だった。
第3局は、9月15日(水)、16日(木)に愛知県田原市「角上楼」で行われる。

● 井山名人、惜敗 ○
https://www.asahi.com/articles/ASP9965WZP99UCVL01R.html

前半戦のヤマ場である本局、黒番の井山名人が小目と小目に対して白番の一力天元が星と小目でスタート。
黒がタスキ形に打ったので、変則形である。
黒は右下へケイマに掛かった。
白がコスミに受けて、黒は左下を大ゲイマに締った。
白は右上へケイマに掛かり、黒は反対側へケイマに受ける。
白が左上をケイマに締り、黒は右下を大ゲイマに受けた。
白が左辺の大場、黒が下辺の大場へ回り、白は右下が急場になったので、動き出す。
黒は右上を一間に厳しく挟み、白は一間に挟み返した。
黒は手抜きして、左下を二間に開き、白は右辺へ打ち込んで行った。
黒は、また手抜きして左上へケイマに掛かり、白はコスミツケから攻めて上辺が白模様になった。
左下が黒模様化しそうな状況になっていたので、白はツケから荒らしを決行する。
黒は地に辛い打ち方から白を攻めていく。
白は左辺の石を活用しながらの凌ぎを目指した。
黒は左上の石との連携も絡めながら攻めを継続。
次に黒は左下の白へ一気に襲撃して局面が緊迫化していく。
更に右下の石も絡んで戦場が拡大した。
白は下辺の黒を捕獲して凌ぎにメドが立った。
黒は今度、左辺の白へ襲い掛かり、左上でコウにした。
局面が大きく動き出す気配が出てきたが、白はコウを繋いで黒は代償として右下を荒らして下辺でコウに持ち込む。
黒は左上の実利を奪いにいく。
お互いに弱石を補強しながら、中央付近で戦いの様相が出てきた。
右上がジワジワと黒模様になっていく。
下辺で白がコウを解消させて白地となり、黒は左上での代償を目指す。
白は中央付近の大石が不安定な状態が続いていたが、下辺との連絡に目途が立ち一段落となった。
若干の白優勢でヨセに入り、右辺でコウが発生した。
黒も懸命に追い上げを見せて、細かい展開となり、勝敗決定は難解を極めた。
そして、作って盤面で黒の6目での終局となった。

これで、一力天元は初勝利。
連敗で差が二つに開くと苦しい展開になるので、大きな1勝になったと言える。
今期の前半はタイで終了となって中盤戦へ入っていくが、碁聖戦同様に接戦の様相を呈して来たオーラを感じる。
次で一歩先行するのは、何方か?

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年09月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930